世界的ダンサー・YUMEKIが参戦 西山智樹&前田大輔「TAGRIGHT」プレデビュー曲で見せる“最後の挑戦”

元タイプロ出身の西山智樹と前田大輔による新ボーイズグループ「TAGRIGHT(タグライト)」の結成プロジェクトに、世界的ダンサーとして注目を集めるYUMEKI(ユメキ)が参加しました。今回、TAGRIGHTのプレデビュー曲「FOREVER BLUE」の振り付けを担当し、さらに候補生へのダンス指導まで行うことが明らかになり、大きな話題となっています。

「TAGRIGHT」とは――“自分のTAGをRIGHTに変える”最後の挑戦

TAGRIGHTは、バラエティ番組『タイムリーププロジェクト(通称:タイプロ)』をきっかけに注目された西山智樹前田大輔が、「これが最後」と覚悟を決めて立ち上げた新ボーイズグループです。ふたりはジャニーズWEST改め「timelesz」のオーディション企画「timelesz project -AUDITION-」に参加し、最終審査手前まで進みながらも脱落。その悔しさを糧に、“自分たちの手でグループを作る”プロジェクト「TAG SEARCH」をスタートさせました。

グループ名TAGRIGHTには、「自分のTAG(個性)を信じ、自ら選んだ道をRIGHT(正しさ・権利)に変えていきたい」という強い願いが込められています。プロデューサーを置かず、メンバー探しから楽曲制作、パフォーマンスづくりまで、すべてを自分たちで作り上げていく“セルフプロデュース”を掲げているのが大きな特徴です。

この挑戦の様子は、日本テレビ系『シューイチ』内で放送されているドキュメンタリー企画『TAGRIGHT 挫折を重ねた男達の最後の挑戦』として紹介されており、視聴者からも「リアルな成長ドラマ」として支持を集めています。

5人の候補生、3日間の合宿 デビューメンバーは「5人」

TAGRIGHTでは、西山・前田の2人に加えてともに活動する新メンバーを探すため、約半年間にわたって候補者探しが行われました。ふたりは音楽現場やSNSを通じて光る才能を探し、自らDMを送り、時には地方や海外にまで足を運んで面談を重ねるなど、手探りながらも情熱のこもったリクルートを続けました。

その結果、2025年11月上旬に5名の候補生が決定します。選ばれたのは、

  • カイリ(今井魁里)
  • シオン(岸波志音)
  • ジェイ
  • セイマ(若松世真)
  • ダイゴ(小林大悟)

の5人です。彼らはそれぞれバックグラウンドもスキルも異なり、ダンス経験者もいれば、歌に強みを持つメンバーもいるなど、多様な個性が集まりました。

TAGRIGHTとして目指しているのは、「一度ライブを観たら、もう一度行きたくなるライブ力の高いグループ」であり、さらに「お互いを尊重し合い、長く愛される長続きするグループ」になること。この2つのテーマを体現するための最適な人数として、西山と前田は、自分たち2人を含めた5人組でのデビューを決断しました。

その「5人目」をめぐり、候補生たちは合宿形式でのトレーニングや課題に挑戦していきます。11月17日から始まった3日間の合宿では、歌・ダンス・チームワークなど、さまざまな側面から候補生のポテンシャルが試されました。合宿を通じて、苦手分野に向き合いながらも一歩ずつ成長していく姿が、リアルサウンドなどのメディアでも詳しくレポートされています。

『ボイプラ2』で話題のYUMEKIがTAGRIGHTに参加

こうした中で発表されたのが、世界的ダンサーYUMEKIの合流です。YUMEKIは、グローバルボーイズグループオーディション番組『ボイプラ2(BOYS PLANET 2)』を通じて大きな注目を浴びたダンサーで、K-POPシーンを中心に国内外のアーティストとも多数コラボレーションしてきた実力派として知られています(番組での活躍により“世界的ダンサー”と紹介される機会も増えています)。

今回YUMEKIは、TAGRIGHTのプレデビュー曲「FOREVER BLUE」の振り付けを担当。さらに、候補生たちの合宿に参加し、ダンス指導を行うことも明らかになりました。西山・前田にとっては、パフォーマンスの質を一段と引き上げてくれる、心強いパートナーの参加と言えます。

『TAGRIGHT 挫折を重ねた男達の最後の挑戦』では、YUMEKIが振り付けをつくる過程や、候補生たちと向き合うレッスンの様子、厳しくも愛情のこもったアドバイスなども放送される予定で、その“舞台裏”に早くも期待が集まっています。

プレデビュー曲「FOREVER BLUE」が持つ意味

プレデビュー曲「FOREVER BLUE」は、TAGRIGHTとして初めて世に送り出される重要な1曲です。詳細な楽曲情報は段階的に公開されていますが、西山・前田は、これまでの挫折や悔しさ、そしてそれでも前に進もうとする希望の感情を、この楽曲に強く込めていると語っています。

タイトルの「FOREVER BLUE」という言葉には、“青さ=未完成さや未熟さ”をあえて抱きしめながら、いつまでも挑戦し続ける姿を象徴的に重ねているようにも感じられます。YUMEKIのダンスは、そうした感情の揺れや内面の葛藤を、身体表現として立体的に見せる役割を担うことになりそうです。

またTAGRIGHTは「ライブ力の高いグループ」を目指しているため、「FOREVER BLUE」の振り付けも、ステージで映えるダイナミックさと、細やかな感情表現の両方を求められる難易度の高い作品になることが予想されます。候補生たちにとっては、YUMEKIの振り付けを通じて、プロの現場レベルのダンスを体験し、自らの限界を超えるきっかけとなるでしょう。

厳しさと温かさが交差する、YUMEKIのダンス指導

YUMEKIは世界的に活躍するダンサーでありながら、オーディション番組などでは参加者に寄り添った視点や、的確でわかりやすい指導も評価されています。TAGRIGHTの候補生たちに対しても、単に振り付けを教えるだけでなく、「どうすればステージで輝けるか」「自分の個性をどう出すか」といった、一歩踏み込んだアドバイスが行われることが期待されています。

とくにTAGRIGHTのコンセプトは「自分のTAG(個性)を信じる」ことです。YUMEKIのダンスは、形をそろえるだけではなく、メンバーそれぞれのキャラクターやバックグラウンドを生かした表現を重視するスタイルでも知られており、その点でもTAGRIGHTとの相性は非常に良いと言えます。

候補生たちは、限られた時間の中でYUMEKIの振り付けを自分のものにし、さらに自分らしさを乗せていく必要があります。合宿中のレッスンでは、厳しい指摘に悔し涙を流す場面もあるかもしれませんが、そこを乗り越えたとき、大きな成長が待っているはずです。

ドキュメンタリーが映す、「挫折を重ねた男達」の現在進行形の物語

『TAGRIGHT 挫折を重ねた男達の最後の挑戦』は、すでに芸能界で挫折を経験した西山智樹・前田大輔、そしてそれぞれ悩みや葛藤を抱える候補生たちが、それでも夢を諦めずに挑戦を続ける姿を追ったドキュメンタリーです。

番組では、オーディション番組や練習生時代に味わった苦い経験、アイドルグループの解散、海外での生活、SNSから見出された才能など、候補生それぞれのストーリーにも光が当てられています。視聴者は、単なる“成功物語”ではなく、迷いや不安を抱えた等身大の若者たちが、一歩ずつ壁を乗り越えていく過程をリアルタイムで見守ることになります。

今回のYUMEKI参加は、その物語の中でも大きなターニングポイントのひとつです。世界レベルのダンサーと直接向き合うことで、候補生たちは自分たちの立ち位置を痛感すると同時に、「ここからどこまで行けるのか」という新たな目標を見つけることになるでしょう。

今後のスケジュールと注目ポイント

TAGRIGHTの物語は、今後も段階的に展開していきます。日本テレビ系『シューイチ』内で放送されるドキュメンタリーは全6回が予定されており、その中で候補生5人の中から、最終的に誰がTAGRIGHTの一員としてデビューするのかが明かされていきます。

最終メンバーと新グループの本格始動については、2025年12月末の『シューイチ』生放送内で発表されることが決定しており、ファンの間では「誰が選ばれるのか」「YUMEKI振り付けの『FOREVER BLUE』がどんなステージになるのか」に大きな期待が寄せられています。

さらに、TAGRIGHTとして初のお披露目となるショーケース「TAGRIGHT showcase -REVEAL as 1-」が、日本青年館ホールで開催予定と発表されています。ここで「FOREVER BLUE」をはじめとしたパフォーマンスがどのような形で披露されるのか、YUMEKIの振り付けがどこまでグループの“色”を決定づけるのかも、大きな見どころです。

“ユメキ×TAGRIGHT”が描き出す、新しいボーイズグループ像

日本のボーイズグループシーンでは、近年K-POPスタイルの影響を受けた高いダンススキルや、ストーリー性のあるオーディション企画が注目を集めています。その中でTAGRIGHTは、「挫折からの再挑戦」という切実なテーマと、自ら道を切り開いていくセルフプロデューススタイルで、既に独自の存在感を放ち始めています。

そこに、グローバルな視点と圧倒的なパフォーマンス力を持つYUMEKIが加わったことで、TAGRIGHTのプレデビュー曲「FOREVER BLUE」は、単なる“お披露目曲”を超えた、ひとつの決意表明として位置づけられつつあります。

“自分のTAGをRIGHTに変える”という信念のもと、夢を諦めなかった西山智樹と前田大輔、そして彼らに賭ける候補生たち。その物語に、世界的ダンサー・YUMEKIがどのような色を添えていくのか――。TAGRIGHTの今後の歩みから、ますます目が離せません。

参考元