『ウマ娘』に「シンデレラグレイ版オグリキャップ」登場 有マ記念の勝負服がついにアプリへ
スマートフォン/PC向けゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』に、新たな育成ウマ娘として「★3[シンデレラグレイ]オグリキャップ」が実装されることが発表されました。漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』に登場した有マ記念(有馬記念)仕様の勝負服が、そのままゲーム内に“出走”する形で再現されるという内容で、多くのファンの注目を集めています。
「シンデレラグレイ」の有マ記念勝負服がゲームに実装
今回の目玉は、週刊ヤングジャンプで連載中の漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』において、オグリキャップが引退レースとして挑む「有マ記念」で着用している新しい勝負服です。この“シングレ新勝負服”が、ついにゲーム版『ウマ娘 プリティーダービー』の育成ウマ娘として実装されます。
ガチャ名称は「新衣装オグリキャップ登場!プレミアム プリティーダービーガチャ」で、12月11日12時~1月8日11時59分まで開催される予定です。期間中は、新衣装のオグリキャップを狙ってガチャを回すことができます。
この新衣装オグリキャップは、いわゆる「衣装違い」の育成ウマ娘にあたり、従来のオグリキャップとは見た目だけでなく、スキル構成や適性などゲーム内での性能面でも差別化されることが予想されています。
シングレ作者デザインの勝負服という特別感
今回の勝負服は『ウマ娘 シンデレラグレイ』の作者がデザインしたものとして紹介されており、原作ファンにとってもゲームファンにとっても特別な位置づけの衣装となっています。漫画のクライマックスである有マ記念のシーンで披露されたこの勝負服が、そのままゲームに登場することで、物語とゲーム体験が強く結びつく形になります。
『シンデレラグレイ』は、地方から中央競馬へと駆け上がるオグリキャップのストーリーを描いた人気スピンオフ作品で、「芦毛の怪物」と呼ばれた彼女の不屈の物語とレース描写が大きな支持を得ています。そのクライマックスにあたる有マ記念の勝負服がゲームで使用できるようになることで、プレイヤーはアプリ内育成を通じて、漫画の名シーンを追体験しやすくなります。
漫画『シンデレラグレイ』は連載完結へ
『ウマ娘 シンデレラグレイ』本編は、12月25日掲載話をもって完結することが発表されています。現在、作中では史実におけるオグリキャップの引退レースである「有馬記念」(作中表記は「有マ記念」)が進行中であり、まさに物語も最終局面に突入しています。
このタイミングで、クライマックスの象徴とも言える勝負服をまとったオグリキャップが、ゲーム側に登場することは、作品全体の“クロス展開”としても大きな意味を持ちます。漫画を読んでいるファンにとっては、最終盤の盛り上がりと連動してゲームでもオグリを育成できる、嬉しい企画となりそうです。
競馬記者も注目する「有マ記念」回
アニメ版『ウマ娘 シンデレラグレイ』や原作エピソードを、競馬記者が専門的な目線で語る連載企画では、特に「有マ記念」回が高い関心を集めています。史実の有馬記念におけるオグリキャップは、ラストランでの劇的な勝利が語り草となっており、そのドラマ性は競馬ファンの間でも伝説として語り継がれています。
その“伝説のレース”を、ウマ娘世界の解釈を通じて描いたのが『シンデレラグレイ』の有マ記念編であり、競馬記者はレース展開や心理描写、史実との対応関係などを丁寧に検証しています。こうした競馬側からの評価は、作品のリアリティと熱量を裏付けるものと言えるでしょう。
今回のゲーム実装によって、プレイヤーはシングレ版オグリキャップを育成しながら、史実とフィクションの交差する「有マ記念」の世界観をより深く味わうことができます。競馬記者が指摘するような「ラストランに込められた覚悟」や「ファンの期待を一身に背負う重圧」といった要素を、育成ストーリーを通じて追体験できる点も魅力です。
新衣装オグリキャップのゲーム内性能にも注目
ゲーム攻略サイトなどでは、「オグリキャップ(新衣装/シングレ)」の性能評価やイベント情報も紹介されています。新衣装オグリキャップは、12月11日12時のガチャ更新で実装予定とされており、同時に新サポートカードのSSRイナリワン(スタミナ)も登場することが案内されています。
具体的な固有スキル名や数値的な評価は、ガチャ開始と同時に本格的な検証が進む見通しですが、既に事前情報として、レース終盤の追い込みやラストスパートを意識したスキル構成が示唆されています。これは、史実や『シンデレラグレイ』本編におけるオグリキャップのレーススタイル──最後まであきらめずに伸び続ける強さ──ともしっかりリンクしているポイントです。
プレイヤーにとっては、既存のオグリキャップとは違った距離適性や脚質、スキル構成を持つ可能性があり、チャンピオンズミーティングやリーグ戦など、さまざまなコンテンツでの活躍が期待されています。シングレ版オグリを軸にした新たな育成や編成の研究が進むことでしょう。
同時開催のイベント・サポートカードガチャ
新衣装オグリキャップの実装に合わせて、ゲーム内ではいくつかの関連イベントやガチャも同時展開されます。
- イナリワン登場!ピックアップサポートカードガチャ:新たなサポートカードとして、SSR[故郷に錦を飾るんでい!]イナリワン、SR[ぬくもりフォー・ユー]メジロドーベルが登場。
- イベント「白の時代」:12月11日12時~12月14日11時59分まで開催予定のゲーム内イベントで、ウマ娘を育成してライブ用アイテム「想いのランタン」を集める内容となっています。
「白の時代」というイベント名は、芦毛の怪物オグリキャップを象徴する“白い馬体”とも重なるフレーズであり、今回のシングレ版オグリキャップ実装と呼応したテーマ設定と見ることもできます。イベントを進めることで、専用のイベントストーリーも解放され、ライブ演出を彩る報酬が手に入ります。
立体物やグッズ展開でも広がるシングレ版オグリキャップ
『ウマ娘 シンデレラグレイ』版オグリキャップは、ゲームだけでなく、フィギュアや各種グッズとしても展開が進んでいます。
フィギュア分野では、グッドスマイルカンパニーから、「ウマ娘 シンデレラグレイ」オグリキャップの1/7スケールフィギュアが登場しています。「芦毛の怪物」オグリキャップをシングレVer.として立体化したもので、地方から中央へと駆け上がる姿をイメージした凛々しい勝負服姿が特徴です。
風を受けてなびく髪とジャケット、力強い表情やポージングなど、レースに挑む覚悟を感じさせる造形・彩色が施されており、髪のグラデーションや衣装の陰影表現、細かな髪飾りまで丁寧に作り込まれています。台座には“領域(ゾーン)”をイメージしたデザインも盛り込まれており、作品世界への没入感を高めています。
Cygames公式通販サイト「CyStore」でも、アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』関連商品として、オグリキャップのアクリルスタンドや、特集号などさまざまなグッズがラインナップされています。ゲーム、コミック、アニメ、グッズが相互に連動し、シンデレラグレイ版オグリキャップの魅力が多面的に展開されている状況です。
シンデレラグレイ版オグリキャップが持つ“物語性”
史実のオグリキャップは、地方競馬から中央競馬へとステップアップし、一躍スターホースとなった存在です。数々の激戦を経験し、満身創痍とも言える状態で迎えたラストラン・有馬記念を勝利で飾ったその姿は、競馬史に残るドラマとして今も語り継がれています。
『ウマ娘 シンデレラグレイ』は、そのドラマをウマ娘世界の文脈で再解釈し、「灰色(グレイ)のシンデレラストーリー」として描き出した作品です。ファンの声援に支えられ、何度倒れても立ち上がるオグリキャップの姿は、多くの読者・視聴者の心を打ちました。
今回ゲームに登場するシングレ版有マ記念勝負服は、そうした物語の集大成を象徴する衣装です。プレイヤーは、この勝負服をまとったオグリキャップを自らの手で育成し、ゲーム内のさまざまなレースを駆け抜けさせることができます。史実、漫画、アニメ、ゲーム、それぞれのメディアで紡がれてきたオグリキャップの物語が、一つの形として結びつくタイミングと言えるでしょう。
競馬ファンにとっては懐かしく、ウマ娘ファンにとっては新鮮でもある、この“有マ記念オグリ”の登場。ゲーム内でどのようなストーリーやイベントが用意されているのか、そして育成面・対人戦環境にどのような影響を与えるのか、今後の展開にも大きな期待が寄せられています。




