『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』第38話「ジャッジメント・リングハンター」~カルマ(クオン)の真実と新ヒーロー登場で高まる戦隊熱~

話題沸騰の第38話、その全貌とは?

2025年11月16日に放送された『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』第38話「ジャッジメント・リングハンター」は、シリーズの歴史の中でも特に重厚なエピソードとして大きな話題を呼んでいます。今話は、クオン(カルマ)の「リングハンター」としての運命と、その過去、そして新たな顔ぶれ「プレミアデカレッド」の登場が注目ポイントです。
スーパー戦隊シリーズ49作目となる本作は、「けもの」や「恐竜」など子どもたちに人気のモチーフを融合させ、「ナンバーワン」を目指すヒーローたちの熱い戦いを描いています。冬野心央が主演を務め、多彩なキャストと共に新たな伝説を作り続けています

クオン(カルマ)の運命:リングハンターになるまで

今回の主役は、クオン。彼が「リングハンター」になった背景には、彼の過去と深く結びついた因縁が隠されています。物語は、クオンの前に突如現れる男・巌紅葉(いわお・もみじ)。巌紅葉は幼少期、ノーワンワールドでクオンとゴジュウウルフ・吠(遠野吠役:冬野心央)の面倒を見てくれた恩人であり、同時に指輪の力を巡る運命を背負った存在です。

クオンはこれまで、なぜ自分がリングハンターとして戦うのか、その理由を封じ込めてきました。しかし、巌紅葉との再会とバトル、そして「自分自身と向き合う」過程で、リングハンターになった理由と「カルマ」としての宿命が明らかにされます。「カルマ」という名は、彼が過去に背負った“報い”や“運命”の連鎖を示しており、正義と向き合い続ける戦士たちが背負うものの象徴でもあるのです。

ベテラン俳優・小西遼生が巌紅葉役で出演

今回とくに大きな驚きをもって迎えられたのは、『牙狼〈GARO〉』冴島鋼牙役などで知られる俳優・小西遼生さんが、巌紅葉役として出演したこと。さらに同氏は過去に「デカレッド」を演じた戦隊シリーズ経験者ということもあり、ファンの間で「ザルバじゃない指輪で変身!」などSNSで話題が沸騰しました。

小西さんの登場で、歴代スーパー戦隊ファンはもちろん、『牙狼』シリーズのファンにも注目されるクロスオーバー感が生まれています。戦隊ファンからは「プレミアデカレッド」としての存在感にも賞賛の声が広がり、物語の厚みを加える重要な起用となりました。

戦いの核心:クオンと巌紅葉、二人の恩讐と成長

第38話では、「指輪の戦士」としての誇りと正義感をかけて、クオンと巌紅葉が壮絶なバトルを繰り広げます。ここで描かれるのは、ただの強さ比べではなく、過去の恩讐そして「どこまで自分自身を許せるのか」という内面の葛藤です。巌紅葉は、かつての純粋な思いと現実の非情さに翻弄されながら、本当の「救い」とは何かを問い続けます。

この戦いを経てクオンもまた、「リングハンター」であることの使命感と重圧、仲間への信頼をより強く感じるのです。彼の成長に視聴者からは「涙なしでは見られない」「戦隊シリーズに新たな深みが加わった」という感想も多く寄せられました。

急展開:リボンの出現と牢獄からの脱出作戦

バトルの渦中、突如現れた謎の存在「リボン(声:伊瀬茉莉也)」が事態を一変させます。リボンは、なんとゴジュウジャーと紅葉、そしてクオンまでも謎の牢獄に閉じ込めてしまいます。この異例の展開が、物語に大きなスリルと緊張感を与えました。
ヒーロー同士の信頼や柔軟な判断力が問われるこの展開で、「誰もがナンバーワンではいられない」苦しみ、そして仲間と力を合わせて道を切り拓く勇気が、丁寧に描かれていきます。

メインキャストとゴジュウジャーたちの個性

  • ゴジュウウルフ(遠野吠役:冬野心央)
  • ゴジュウレオン(百夜陸王役:鈴木秀脩)
  • ゴジュウティラノ(暴神竜儀役:神田聖司)
  • ゴジュウイーグル(猛原禽次郎役:松本仁)
  • ゴジュウユニコーン(一河角乃役:今森茉耶)
  • ゴジュウポーラー(熊手真白役:木村魁希)

「けもの」と「恐竜」の力を宿したヒーローたちが、それぞれの個性と能力を活かしながら「ナンバーワン」を目指す姿が、子どもから大人まで幅広い世代に親しまれています。

視聴者・ファンのリアルな反響

  • 「カルマ=クオンのバックストーリーが深すぎる」
  • 「デカレッド役・小西遼生さんの登場シーンが鳥肌」
  • 「仲間を守るために苦しむ姿に涙」
  • 「指輪で変身する展開が新鮮!」
  • 「リボンの存在は今後の伏線?続きが気になる」

とくにクオンの過去や「カルマ」に真正面から向き合う展開に、多くのファンが「従来の戦隊シリーズ以上に心に刺さった」と語っています。大人向けのテーマを柔らかく感じさせる演出も高く評価されているポイントです。

スーパー戦隊49作目「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」の意義

『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』は、スーパー戦隊シリーズ50年の歴史を下地に「この先の50年」を見据えた意欲作です。
今作では、「本当のナンバーワンとは何か」「仲間とどう向き合っていくのか」といった現代的なテーマも盛り込まれ、「カッコよさ」や「優しさ」といったバリエーション豊かな感動が詰まっています。

今後の展開と「次のナンバーワン」

第38話で明かされたクオン=カルマの真実は、これからの物語にどう影響していくのでしょうか。リボンをめぐる謎や、巌紅葉との再戦、そして新たな指輪の秘密……。次回以降も、ゴジュウジャーの成長物語から目が離せません。

長く愛されるスーパー戦隊シリーズの中でも、「ゴジュウジャー」は“最高最強”の物語として、これからの時代のヒーロー像を描いていくことでしょう。次週も日曜朝の放送に、大いなる期待が寄せられています!

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