エバース賞金「19対1」の舞台裏――ネタは佐々木、町田は合コン三昧!?
お笑い界を賑わせる「エバース」に何が起きたのか
お笑いコンビ「エバース」が、近年の賞レースでの華々しい活躍とともに、異例とも言える賞金配分「19対1」の真相について語り、芸能界やファンの間で大きな話題となっています。
その背景には、ネタ作りを一手に担う佐々木隆史さんと、相方・町田和樹さんによるユニークな役割分担と、芸人としての人間関係が浮き彫りになっています。
賞レース優勝後に明かされた“19対1”の衝撃
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13日放送の「大悟の芸人領収書」(日本テレビ系)に出演したエバースの町田和樹さんが、
「うちはネタは全部佐々木が考えてる。それに賞金の取り分も19対1」という驚きのエピソードを明かしました。 -
司会の千鳥・大悟さんから「割合はどれくらい?」と問われると、町田さんは
「佐々木がほぼ全部もらっていて、自分はわずか」と正直に語りました。
佐々木さんも「だいぶ昔、町田が合コン三昧でネタ合わせに来ない時期があった」と告白。 -
この経緯から「ネタ合わせも合コンも行かず、その代わり賞金は19:1で分けよう」と決めたそうで、
まるでビジネスパートナーシップのような徹底した分業が舞台裏にあったのです。 -
町田さん本人も「はい、合コン取りました(笑)」と軽快に振り返りました。
ただし、当時は「決勝に行けるとも思っていなかったので、正直あり得ない話と思っていた」とも明かしています。
具体例:ABCお笑いグランプリでの実際の配分
2024年の「ABCお笑いグランプリ」で見事優勝したエバース。
その賞金は100万円でしたが、なんと佐々木さんが「95万円」、町田さんが「5万円」を受け取ったとのこと。
町田さんは「記者から『賞金は何に使いますか?』と聞かれたが、5万円しかないから逆に困る」と語り、スタジオを笑いで包みました。
異例すぎる取り決め、その背景には…
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普通のお笑いコンビなら「賞金は折半」「ネタ作りや事務作業でやや差をつける」ケースが多いもの。
ところが、エバースでは「佐々木さんが完全にネタ作り担当」「町田さんはネタ合わせもサボりがち」だったことから、
この極端な配分が自らの合意で成立しました。 - 佐々木さんが「M-1とか優勝した賞金、19俺にくれ。で、お前、1。それでいいなら合コン行け」と言い、町田さんも「じゃあそれで」と快諾した、という珍エピソードが誕生しました。
「ネタ合わせもせず合コン三昧」が切り開いた現在
「合コンを優先させ、ネタ合わせも休みがちだった町田さん」ですが、その後エバースは「予想に反して決勝進出、そして優勝」へと駆け上がりました。
町田さんは「正直、その頃は決勝とかに進むこと自体が難しいと思っていたので、こんなに現実になるとは思ってなかった」と語っています。
ユニークな相方関係——「ネタに口出そうとは思わない」
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司会の大悟さんが「ネタに口出そうとは思わへんの?」と訊ねると、町田さんは「全く思わない」と即答。
「昔はネタ中に勝手にアドリブ入れてみたけど、全部スベってた」と振り返り、佐々木さんの存在感の大きさを改めて実感している様子でした。
佐々木さんの“全部背負う覚悟”――エバース独自の強み
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賞金や収入だけでなく「コンビとしての方向性やクリエイティブな責任も、ほぼ佐々木さんが担う」形は、
徹底した役割分担の結果でもあります。 -
町田さんは「自分の個性や自由さ」を重視し、佐々木さんは「ネタや構成、芸人らしさ」へのこだわりを極める。
このバランスが破綻せず、むしろ互いの強みを活かす形でコンビとして機能しているのは、双方への信頼の表れでもあります。
世間やファンの反響と今後
この“19対1配分”のエピソードが話題になる中、「賞金配分や役割分担でここまで差をつけ合うコンビも珍しい」とファンや業界関係者からも注目されています。
また、町田さんの“合コン歴”も含めたリアルで飾らない生き様が、むしろ若い層や新たなお笑いファン層からも親しまれる大きな要因となっています。
芸人という仕事の多様性、エバースが証明
エバースのケースは「芸人=なんでも均等に分け合う」という既成概念をくつがえすものです。
ネタ作り・公演準備・営業やプロモーションなど芸人の仕事の多様性、その中で「何を重視し、何なら納得して分担するか」は、今後の芸人コンビの在り方にも一石を投じそうです。
今後注目されるエバースの活躍
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今回の件で、エバースの“コンビらしさ”や“自由さ”といった新たな魅力が広く伝わりました。
佐々木さんと町田さんが築いた独特の関係性がこれからもどんな化学反応を生むのか、ファンや関係者の期待は高まるばかりです。 - 町田さんも「自分なりの貢献や存在感を発揮していきたい」とコメントしており、今後も多様な活動が予想されます。
まとめ:「19対1」の裏にある信頼関係とプロ意識
エバースの賞金配分をめぐるユニークなエピソードは、お笑い業界の固定観念を打ち破る実例といえるでしょう。
何より、互いの強みと個性をしっかり理解し、納得したうえで歩むコンビの在り方は、今後の芸人像にも新たなヒントをもたらすはずです。
業界内外から注目を集めるエバース。今後も「笑い」だけでなく、「働き方」そして「人間関係」のあり方について多くを語ってくれる存在となるでしょう。