藤井貴彦アナウンサー「ytv漫才新人賞 ROUND2」で“言語化ゲスト”初登場!ニュース口調が会場に新たな笑いを生む
2025年11月16日、関西の漫才界を盛り上げる若手芸人の登竜門的イベント「第15回ytv漫才新人賞 ROUND2」が読売テレビにて放送されます。本年度から新設された「言語化ゲスト」として出演するのは、日本テレビ系『news zero』のメインキャスターを長年務め、言葉のスペシャリストとして名を馳せる藤井貴彦アナウンサー。今回の記事では大会の見どころ、藤井アナの新しい挑戦、そして熱戦を繰り広げる漫才師たちについて分かりやすく解説します。
第15回ytv漫才新人賞とは?
「ytv漫才新人賞」は読売テレビが主催する、芸歴10年目以内の関西若手漫才師を対象にしたマンザイのコンテストです。若き才能がしのぎを削り、“次世代のスター”を目指して熱戦を繰り広げます。
大会は毎年3回の事前ラウンド(ROUND1~ROUND3)で構成され、各回の上位2組と、負けた中で最高得点を獲得した組(敗者復活枠)1組の、計7組が年度末の決定戦ファイナルへ進出します。今年で第15回を迎え、蓄積された実績と伝統で、若手芸人たちの登竜門として注目度は年々高まっています。
「言語化ゲスト」藤井貴彦アナウンサーの斬新な挑戦
今年から新設された「言語化ゲスト」制度。その第一走者に白羽の矢が立ったのが、硬派なニュース番組で知られる藤井貴彦さんです。普段は時事問題や災害報道など、社会性の高いニュースを伝える彼ですが、「漫才はあまり観たことがない」と語るほど、お笑いの現場は初めて。しかし「どのようなパフォーマンスが届くのか楽しみです」と意気込み、会場に新しい風を吹き込みました。
実際のステージでは、審査員のコメントとは一味違う“視聴者目線”からネタの魅力を“言語化”し、藤井アナならではの名フレーズが連発。「笑いの堤防」「地球の心理」など、まるで報道番組のような分かりやすさと鋭さで、漫才の熱や緻密な構成を解説。芸人たちや司会の藤崎マーケット(田崎・トキ)も頻繁に突っ込む場面もあり、固いニュース口調と爆発力あるボケのコントラストが新鮮な笑いを巻き起こしました。「言葉のプロがどう漫才を受け止めるか?」という共演者の興味に応え、存在感を見せつけました。
出場芸人12組一覧と大会の流れ
- タイムキーパー
- ボニーボニー
- 愛凛冴
- 生姜猫(3年目でROUND初出場)
- 三遊間
- マーティー
- ぎょうぶ
- マーメイド
- 天ロクの丘
- 例えば炎
- タチマチ
- オニイチャン
今回も個性あふれる12組が予選Rの舞台に集結。それぞれに独自の世界観や笑いの方向性が光り、ジャンルやスタイルの多様さが際立ちました。特に初出場の生姜猫や、勢いを増すマーメイド、話題の天ロクの丘など、ネクストブレイク候補がズラリ。大会公式ホームページや各種SNSでも話題になりました。
爆発した“言葉”の妙と審査の苦悩
ステージを盛り上げたのは芸人たちの熱量ある漫才だけでなく、藤井アナの的確かつ詩的な“言語化”でした。例えば、ボケとツッコミの微妙な掛け合いに対し「笑いの堤防が決壊する瞬間」「そのネタ全体に地球の心理が横たわっていました」と独自のワードで解説。「言うだけで面白い!」と審査員や観客からも称賛の声が上がったほか、出場者本人も思わず苦笑する場面も。
一方で、審査は年々レベルが上がり、審査員も「通過した2組は間違いなくすごかったけれど、全組見どころがあった」「どこが決勝に行ってもおかしくない」と苦悩を明かしました。漫才を買い取るほど絶賛したり、熱い応援コメントを送った審査員もいるなど、大会自体の質の高さがうかがえます。
会場の感動と、藤井貴彦アナの総括コメント
大会後半、藤井アナは出場者に向けて「皆さんは笑いというものを、言葉と表情で一生懸命作り上げている。パワーワードにたどり着くまでのプロセスが本当に面白かった」と称賛。また「この距離で漫才を観るのは初めてですが、逸材ぞろいの若手たちの熱量と、目の前で起きる日常を笑いに変える力に感動しました」とプロならではの観察眼を言葉にしました。そのコメントに、芸人たちからも大きな拍手が寄せられ、会場は暖かい一体感に包まれました。
「ytv漫才新人賞ROUND2」見どころまとめ
- 新企画「言語化ゲスト」でニュースキャスター藤井貴彦が漫才へ挑戦。
- 多彩な若手12組が全力のネタを披露。
- “ニュース×漫才”の斬新な融合で新しいお笑いの空気が誕生。
- 全組に見どころあり、次世代のスター誕生への期待が膨らむ大会。
- 藤井アナの“ニュース口調×爆笑分析”が新しい笑いを創出。
視聴方法・今後の流れ
本大会の模様は11月16日(日)16:00~17:30、関西ローカルの読売テレビで放送されました。また、TVerなどでの見逃し配信も予定されており、関西圏外のファンも楽しめます。決勝大会には事前ROUNDから勝ち上がった精鋭7組による激戦が待ち構えています。今後も若手の躍進、“言葉の力”でお笑いを深く読み取る新たな試みに注目です。
おわりに
硬派なニュースキャスターとして知られてきた藤井貴彦アナウンサーが、“言語化ゲスト”として若手芸人の世界に飛び込んだ「ytv漫才新人賞 ROUND2」。多様な漫才ネタと、異分野の視点が融合する瞬間は、お笑いの奥深さと日本のエンタメの可能性を改めて感じさせてくれました。これから先、審査だけでなく「言語化」という新しい手法が文化としてどのように広がるかにも、ご注目ください。



