鈴木杏樹、「カルロス・トシキだ!」 子どもの頃に憧れた歌番組スターとの共演に感激
女優でタレントの鈴木杏樹さん(56)が、自身のインスタグラムでカルロス・トシキさん(61)との共演ショットを公開し、「子供のころによく歌番組で観ていた」とつづるなど、世代を超えた“憧れの対面”が大きな話題になっています。
2人が顔を合わせるきっかけとなったのは、韓国人プロデューサーでDJのNight Tempo(ナイト・テンポ)さんがキュレーションする新しい音楽イベント「Night Tempo presents ブルー・ナイト倶楽部 Ver.0」。2025年12月10日に東京・恵比寿のBLUE NOTE PLACEで開催されるこのライブ企画で、カルロス・トシキさん、早見優さん、鈴木杏樹さんがゲストとして出演します。
インスタで「感動してます」 80年代歌番組への“タイムスリップ”
鈴木杏樹さんは12月7日、インスタグラムを更新。「リハーサルにて」と題した投稿で、カルロス・トシキさん、Night Tempoさんとの3ショット写真を公開しました。
投稿の中で杏樹さんは、
- 「子供のころに よく歌番組で観ていた カルロストシキさんにお会いできて 感動してます」
- 「甘く優しい唄声を聴いていると その頃にフラッシュバックしますネ」
- 「当時のお話しを聞くの楽しいです」
と、あふれる思いを優しい言葉でつづり、リハーサルの場からすでに80年代の記憶がよみがえっている様子を伝えました。
インスタグラムに添えられた写真には、柔らかな笑顔のカルロス・トシキさんと、その横でうれしそうに寄り添う鈴木杏樹さん、そしてイベントを仕掛けるNight Tempoさんの姿が収められており、世代も国も違う3人が音楽でつながっている空気感が伝わってきます。
「ブルー・ナイト倶楽部」とは? 80年代歌番組を令和にアップデート
今回3人が集った「Night Tempo presents ブルー・ナイト倶楽部 Ver.0」は、Night Tempoさんが新たにスタートさせる歌謡ショー企画です。
このイベントは、
- 「80年代に流行った歌番組を令和にアップデートしてみたら?」という発想から生まれたライブ企画
- Night Tempoさんが司会・キュレーションを務める
- コンセプトは“レトロ・フューチャー”
というユニークな内容で、80年代の歌番組テイストを現代的なサウンドやVJ演出と組み合わせて楽しめる場になっています。
イベントでは、
- ゲストのライブ・パフォーマンス
- 小気味よいお洒落トーク
が繰り広げられる予定で、歌だけでなくトークでも80年代の思い出を共有できる構成です。
Night Tempoさんは発表時のコメントで、
「憧れの方々を紹介できる音楽イベントを開催できることになって、とても緊張していますが、人生の思い出に残る一日にしたいと思っています。ファンの一人としても、とても楽しみにしています!」
と語っており、自身も“ファン目線”での参加であることを明かしています。大好きなアーティストと一緒に舞台を作り上げる喜びが伝わる言葉です。
開催概要 恵比寿BLUE NOTE PLACEで2ステージ制
「Night Tempo presents ブルー・ナイト倶楽部 Ver.0」の基本情報は次の通りです。
- 公演名:Night Tempo presents ブルー・ナイト倶楽部 Ver.0
- 開催日:2025年12月10日(水)
- 会場:恵比寿 BLUE NOTE PLACE(東京・恵比寿ガーデンプレイス内)
- 出演:Night Tempo、カルロス・トシキ、早見優、鈴木杏樹
- ステージ構成:2ステージ制
- 1st stage:OPEN 18:00 / LIVE START 18:45
- 2nd stage:OPEN 20:15 / LIVE START 21:00
- 料金:1F席 10,000円(税込)、2F席 9,000円(税込)
- 予約開始:10月5日(日)12:00 正午からウェブサイトにて受付
Night Tempoさんが得意とする80’s Japanese Popsに、カルロス・トシキさんら“本家”の存在が加わることで、当日は当時の空気感を色濃く感じられる一夜になりそうです。
カルロス・トシキとは? 「君は1000%」で知られるオメガトライブのボーカリスト
鈴木杏樹さんが「子供のころによく歌番組で観ていた」と語るカルロス・トシキさんは、80年代を代表するシティポップ系グループオメガトライブのボーカリストとして知られています。
カルロスさんは、
- 「杉山清貴&オメガトライブ」解散後にグループに加入
- 1986年、「1986オメガトライブ」名義でデビュー
- 「君は1000%」、「アクアマリンのままでいて」など数々のヒット曲を発表
- 1988年にはグループ名を「カルロス・トシキ&オメガトライブ」に改名
- 1991年に解散
というキャリアを歩んできました。
Night Tempoさんにとっても、カルロスさんは特別な存在です。Night Tempoさんの代表的なリエディット曲のひとつに、1986オメガトライブの名曲「君は1000% (Night Tempo Showa Groove Mix)」があり、今回の「ブルー・ナイト倶楽部 Ver.0」は、そのオリジナルボーカリストであるカルロスさんとの初共演の場となります。
長年リスペクトしてきたアーティストと、ついに同じステージに立つNight Tempoさん。そこに、同じく“80年代歌番組世代”である鈴木杏樹さんが加わることで、ステージ上に三者三様の「憧れ」と「感謝」が交錯することになりそうです。
鈴木杏樹と80年代カルチャー “オメガトライブ世代”としての思い
今回のインスタグラム投稿では、杏樹さんが「オメガトライブ世代」であることがあらためてクローズアップされました。80年代の歌番組全盛期に青春時代を過ごした人にとって、カルロス・トシキさんやオメガトライブの楽曲は、当時の空気や景色そのものといっても過言ではありません。
杏樹さんは、甘く優しいカルロスさんの歌声を聴きながら、
- 「その頃にフラッシュバックしますネ」
と表現していますが、この言葉には、テレビの前で夢中になっていた子どもの頃の自分、時代の雰囲気、当時そばにいた家族や友人など、さまざまな記憶が重なっているように感じられます。
女優として長年第一線で活躍してきた鈴木杏樹さんも、ひとりの音楽ファンとして、
- 子どもの目線で見上げていたスターと、同じステージに立てること
- 80年代の歌番組文化を、令和の観客と共有できること
に、心からの喜びと感慨を抱いている様子が文章から伝わってきます。
Night Tempoがつなぐ“昭和”と“令和”
「ブルー・ナイト倶楽部」を立ち上げたNight Tempoさんは、80’s Japanese Popsや「昭和グルーヴ」を世界に広める存在として注目されている韓国出身のアーティストです。
これまでにも、
- 昭和歌謡やシティポップを題材にしたリエディット作品の制作
- 「昭和100周年」を祝うツアー「昭和グルーヴ・ツアー100」の開催
- フジロックフェスティバルへの出演など、国内外でのライブ活動
を通じて、海外の若い世代にも日本のレトロカルチャーの魅力を伝えてきました。
今回の「ブルー・ナイト倶楽部」は、そうした活動の延長線上にありつつも、
- 「80年代の歌番組」という具体的なフォーマットを現代風に再構築する試み
- Night Tempoさん本人が司会を務める歌謡ショーとして展開されるスタイル
- カルロス・トシキさん、早見優さん、鈴木杏樹さんという“本物の80年代アイコン”を招いた構成
によって、より“テレビ番組的”な世界観を持った企画になっています。
杏樹さんにとって、Night Tempoさんは「80年代歌番組の視聴者世代」と「令和の音楽シーン」をつなぐ“架け橋”のような存在でもあります。カルロスさんとの共演だけでなく、Night Tempoさんから見た80年代の魅力や、現代のリスナーにどう届いているかといった話も、イベントのトークコーナーなどで語られるかもしれません。
80年代を知らない世代にも届く“やさしいレトロ”
「ブルー・ナイト倶楽部」は、当時をリアルタイムで体験した世代だけでなく、80年代を知らない若い世代にも開かれたイベントとして企画されています。
Night Tempoさんの音楽は、
- 現代的なビートやローファイな質感
- ポップで聴きやすいアレンジ
によって、「どこか懐かしいけれど新しい」というスタイルを確立しており、シティポップや昭和歌謡を“今の耳”でも心地よく楽しめるようにしています。
そのステージの上に、
- 80年代オリジナル世代のカルロス・トシキさん
- アイドルシーンで活躍した早見優さん
- 同じく80年代カルチャーに親しんできた鈴木杏樹さん
が並ぶことで、観客は、
- 「当時の雰囲気を懐かしむ楽しさ」
- 「初めて触れる80年代の新鮮さ」
の両方を味わうことができます。
とくに鈴木杏樹さんのやわらかい語り口や、テレビでおなじみの落ち着いた雰囲気は、昭和~平成~令和を通じてテレビとともに育ってきた視聴者にとって、どこか“安心感”のある存在です。そんな杏樹さんが感激を隠しきれない様子で、「昔テレビで観ていたスター」に目を輝かせている姿は、多くの人にとって共感と微笑ましさを呼ぶ光景と言えるでしょう。
鈴木杏樹の「予告編」投稿が示す、当日の期待感
今回のインスタグラム投稿は、報道でも「『予告編』として画像を掲載したとみられる」と紹介されています。リハーサル中の一コマを切り取ったこの写真とメッセージは、イベント当日の雰囲気を想像させる“やさしい予告”のような役割を果たしています。
杏樹さんが楽しんでいる様子を見れば、
- カルロス・トシキさんの甘い歌声が、どのように令和のステージで響くのか
- Night Tempoさんがどんなトークや演出で80年代をアップデートしてくれるのか
- 早見優さんと共に、どんな80年代トークに花が咲くのか
といった当日の見どころを、自然と想像したくなります。
「あの頃の歌番組が好きだった」「オメガトライブをよく聴いていた」という方はもちろん、「シティポップでオメガトライブを知った」「Night Tempoきっかけで昭和歌謡を聴き始めた」という若い世代にとっても、世代の垣根を越えて音楽を楽しめる一夜になりそうです。
鈴木杏樹さんの「感動してます」という言葉は、そのまま、当日会場に足を運ぶ人たちの気持ちを先取りしているようにも感じられます。



