スティンガース 警視庁おとり捜査検証室 第10話が描くドラマの極限――裏切りと使命、そして仲間の絆

話題沸騰の火曜9時――新たな刑事ドラマの旋風「スティンガース」

2025年7月よりフジテレビ系火曜21時枠で放送中の「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」。主演・森川葵、玉山鉄二ら豪華キャストが織り成す本作は、現代社会に蔓延る多種多様な犯罪に敢然と挑む“おとり捜査官”たちのスリリングな活躍を描き、放送開始から大きな反響を呼んでいます。第10話(9月23日放送)は、シリーズ屈指の緊張感と人間ドラマが交錯し、ネットでも「皆、十分頑張ってる!ブラボー」と称賛の声が溢れました。

「スティンガース」とは――特殊部署の設立経緯とメンバーたち

警視庁の中に新設された囮型捜査部門――“おとり捜査検証室”。ここは闇バイト強盗、なりすまし詐欺、違法薬物売買、フィッシング詐欺、反社会的勢力の巧妙化など、現代特有の犯罪に対抗するための最前線です。

  • 二階堂(森川葵):アメリカ帰りのリーダー。キレキレの判断力と行動力、そして隠された過去を持つ。
  • 西条(玉山鉄二):スティンガース創設のキーマンであり、第10話ではその背景をついに明かす。
  • 乾信吾(藤井流星):激情家でありながら誠実な捜査官。ラグビー経験者のフィジカルと正義感が武器。
  • 水上涼介(本郷奏多):公安出身のゲームマニア、天才的な策略を仕掛ける陰の実力者。
  • 森園はな(志田彩良):交通課出身、裏方での活躍が光る若手。
  • 小山内誠(井内悠陽):コスプレ&SNSマスター、変装・潜入のプロフェッショナル。
  • 関口欣二郎(杉本哲太):ベテランの“鉄の関口”、不屈の精神で仲間を支える。

「スティンガース」は、これら個性あふれるメンバーが「だまされたふり」「鳴りすまし」「仲間のふり」など、多様なおとり捜査を駆使して犯罪の黒幕に迫る、今までにないポップさとスリルに溢れる刑事ドラマとして支持を集めています。

第10話「ラマバティ暗殺阻止ミッション」──極限の囮作戦が始まる

2025年9月23日放送の第10話では、国際的な舞台を巻き込む大事件が展開されました。舞台はフィクション国家「バンジャタン共和国」の後継者候補・ラマバティの来日。日本の首相主催の公式行事『名月を愛でる会』で彼の暗殺計画が発覚し、スティンガースチームが極秘裏に警護ミッションを引き受けます。

  • 乾は変装してラマバティの身代わりとなり公式行事に出席。しかし、その場で刃物を持った男たちから襲撃を受け、現場は一時騒然。
  • 同時に、警護の穴をついてホテルに待機していた本物のラマバティも謎の襲撃者に狙われます。リーダー・二階堂の瞬時の対応で危機一髪難を逃れるものの、チーム内外に激震が走ります。
  • 現場の工作員を何者かが狙撃、ラマバティの居場所がなぜ知られたのか……疑念が渦巻き、黒幕の存在が浮上します。

第10話は、リアルな斬撃シーンや銃撃といったアクション描写だけでなく、チームの間に広がる深い不信と絆、そして緊迫が絶妙に絡み合っています。

スティンガース創設理由――西条が明かす重大な「裏切り」

今話の大きな山場の一つが、“裏切り者”の存在です。事件が激化するなか、西条は二階堂に自身の真意と組織発足の理由を打ち明けます。

  • 「日本の警察内部に裏切り者がいる」
  • 囮捜査を通じて、その正体を暴くためにスティンガースを結成した
  • 警察の信念とプライドが試される、前代未聞の極秘任務

西条は二階堂を首相官邸に連れて行き、首相から「ラマバティのアメリカ亡命」と「検証室へのミッション一任」が通達されます。この一連の流れは、単なる捜査ドラマの枠にとどまらない、国家規模の陰謀と真実への“挑戦”となってゆきます。

事件を通じて輝く「仲間」の存在――見どころと視聴者の反響

極限状態の中でも「皆、十分頑張ってる!ブラボー」とSNSでは多くの声援が集まりました。おとり捜査は常に命のリスクが伴うスリリングな現場ですが、仲間同士の信頼、機転、そして諦めない姿が視聴者の共感を呼びます。

  • 身体を張って役割を果たす乾と、冷静な判断を下す二階堂。
  • 経験豊富な関口や、変装スキルで窮地を救う小山内。
  • 事件解決の方程式が一人ひとりの個性で変わるリアルさ。

華やかさと緊張感を併せ持つ映像美、音楽、カット割りも本作の魅力。主題歌のパイロット「マジック」とオープニングテーマharha「マスカレード」も、物語の世界観に彩りを加えています。

「スティンガース」未来への布石――連続ドラマの深化と新展開

第10話までを経て、「スティンガース」はチームの結束力と成長をドラマティックに描き出しています。おとり捜査という危険な現場を舞台に、巻き起こる人間模様――

  • 正義のために危険を顧みず戦う捜査官たち
  • 互いを信じ、時にぶつかりながらも真実への道を切り拓く絆
  • 警察と国家、そして民間社会を取り巻く大きな「闇」との闘い

近年のSNS犯罪や詐欺、越境的な犯罪組織など、現代日本の社会情勢がリアルに反映されている点も高評価の理由の一つ。2025年秋ドラマの中でも珠玉のエンターテイメント刑事ドラマとして、多くの注目を集めています。

キャスト・制作スタッフ情報――作品を支える豪華布陣

  • 主演:森川葵
  • 共演:玉山鉄二、藤井流星、本郷奏多、志田彩良、井内悠陽、杉本哲太ほか
  • 主題歌:パイロット「マジック」
  • オープニングテーマ:harha「マスカレード」
  • 脚本・演出・プロデューサー等の制作陣も実力派が揃う

これまでの刑事ドラマにはなかった「ポップ」で「テンポ感溢れる」世界観は、熟練スタッフと新しい感性のぶつかり合いから生まれています。

今後の展開に期待――スティンガースたちの選択と日本の未来

裏切り者は一体誰なのか、公的機関と闇社会が交錯する事件の着地点は――。ドラマはクライマックスへと突入しています。スティンガースたちの活躍を通じて、今を生きる私たちにも「正義とは何か」「仲間とは何か」を問いかけてくれるはずです。

来週以降も、彼らの“だまされたふりの捜査”と“心震わせる人間ドラマ”に注目です。

参考元