眞栄田郷敦が挑む恐怖と絆――映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』公開記念
2025年9月5日、待望の最新作『カラダ探し THE LAST NIGHT』が全国劇場公開されます。橋本環奈さんと並び、眞栄田郷敦さんの渾身の演技が話題を集めています。本作は、2022年に中高生を中心に大ヒットしたループ型ホラー映画『カラダ探し』の続編であり、恐怖と友情、失われた絆が描かれる青春ホラー作品です。
『カラダ探し』シリーズとは
『カラダ探し』は、小説投稿サイト「エブリスタ」発の人気ホラー小説を原作に持ち、独自の世界観と連鎖する“呪い”をテーマとしたホラー映画として、熱狂的な支持を集めています。2022年公開の前作は、10代20代を中心に爆発的な口コミが広がり、国内ホラー映画No.1ヒットを記録しました。その続編となる本作『THE LAST NIGHT』は、さらなるスケールと深みのある恐怖で観客を魅了します。
本作のストーリーと眞栄田郷敦さんの役どころ
物語は、「カラダ探し」と呼ばれる恐ろしい儀式を終えたはずの主人公・高広(眞栄田郷敦)が、目の前で大切な存在・明日香(橋本環奈)が突如姿を消すという衝撃の出来事から幕を開けます。それから3年、高広は諦めずに明日香を探し続け、やがて新たに「カラダ探し」に巻き込まれた5人の高校生たちと出会います。彼らが次々と“赤い人”に襲われ、同じ日をループする恐怖に閉じ込められていく中、高広の苦悩と決意、そして失われた人間関係の再構築が描かれます。
眞栄田郷敦の魅力――本作で見せる新たな表現
前作から続投する眞栄田郷敦さんは、「大切な人を守ることができなかった」という贖罪と執念を抱えた青年役を深みのある演技で熱演。本作で彼が表現するのは、たった一人になっても「何かを取り戻したい」という強い意志や、絶望の淵で揺れる心情、その中でも失われていない優しさです。観る者の心を揺さぶる演技力に、多くの観客から賞賛の声が寄せられています。
劇中、過去の仲間を想い続ける高広の姿は、まさに眞栄田郷敦さんの繊細な役作りの成果です。同時に、激しいアクションや命をかけた恐怖のシーンでは、「守りたい人のためにどこまで自分が犠牲になれるか」というテーマが、彼の表情と動きからも滲み出ます。
ホラー映画としての革新――“ループ型”の恐怖
本作最大の特徴は、「死んでも同じ日が始まる」という“ループ型ホラー”という設定です。遊園地を舞台に、繰り返し現れる“赤い人”から逃げながら、バラバラになった体を探し続けるサバイバルホラー。恐怖から逃れるためには仲間と協力しなければならないが、恐怖や疑心暗鬼によって徐々に崩れてゆく友情や信頼――。この構造が観客に絶え間ない緊張感と没入感をもたらします。
近年のホラー映画『IT』や、「近畿地方のある場所について」など、現代日本社会の閉塞感や孤独を描いた作品が注目される中で、『カラダ探し THE LAST NIGHT』は、青春群像劇としての側面にも強い魅力があります。
豪華キャストが織りなす「共演」の熱
- 橋本環奈(森崎明日香)
- 眞栄田郷敦(高広)
- 櫻井海音
- 安斉星来
- 鈴木福
- 本田真凜
- 吉田剛明
主要キャストには、前作から続投の橋本環奈さんを筆頭に、眞栄田郷敦さん、さらに今年初出演となる本田真凜さん、今勢いのある若手俳優たちが集結しています。キャスト同士の化学反応やインタビューから伝わる熱量も、話題に拍車をかけています。特に、木村佳乃さんが演じる“謎のおんな”の怪演は共演者すら圧倒されるほどで、現場の緊張感や高まりを感じさせます。
10代・20代を魅了する理由
『カラダ探し』シリーズがこれほどまで若い世代から人気を集める理由は、単なるホラーの枠を超え、「恐怖」の中で変化していく人間関係や、人生の岐路に立つ若者たちの心の揺れ動きが、観客自身の悩みや葛藤と重なる点にあります。“自分だったらどうするのか”を考えさせる余韻をも本作は残してくれるのです。
「赤い人」の新たな恐怖、そして“謎のおんな”の存在
シリーズで象徴的な存在となっている“赤い人”――全身血だらけで現れ、襲いかかる謎の少女――は、最新作でも不気味さを増しています。また、行方不明となった明日香が目を覚ます闇の世界には、木村佳乃さんが演じる“謎のおんな”が待ち受けており、その迫真の演技が物語にさらなる深みと恐怖を与えます。彼女の存在が、“カラダ探し”の根源的な謎とどう関わっていくのか、後半の展開から目が離せません。
監督・羽住英一郎のこだわりと映像表現
メガホンを取ったのは前作に引き続き羽住英一郎監督。リアルで臨場感あふれるカメラワーク、全身を震わせる恐怖の演出、そして現代的な遊園地のセットとライティング技術……ホラー映画だけでなく青春映画としても深みを持つ仕上がりとなっています。
さらに、エンディングを彩る主題歌『Parade』(StrayKids)の躍動感にも注目です。アップテンポの旋律が絶望と希望の狭間を揺れる物語に寄り添い、観終わった後も印象が残ります。
反響と今後の期待
サタ☆シネ枠での特集番組放送や、公開前からSNSを中心に盛り上がりを見せる『カラダ探し THE LAST NIGHT』。キャスト陣によるイベントやメディア出演も活発化し、映画ファンのみならず原作ファン、ホラー好きからも高い関心が寄せられています。「この呪いは、まだ終わっていなかった―」というキャッチコピー通り、観る人々の心にも“終わらない夜”として焼き付くことでしょう。
今後も眞栄田郷敦さんのますますの活躍と、シリーズの新展開から目が離せません。公開後の興行成績・SNSの感想や反響・キャストのコメントなど、一層の盛り上がりが期待されますので、ぜひ劇場でその“恐怖”と“青春”の交錯にふれてみてください。