伊藤節生さんが「魔入りました!入間くん」プルソン・ソイ役に決定 6年越しのキャスト発表が話題に

人気TVアニメ「魔入りました!入間くん」第4シリーズで、「音楽祭編」の鍵を握るキャラクター・プルソン・ソイの声優を伊藤節生さんが担当することが発表され、大きな注目を集めています。第1シリーズで姿と名前だけは登場していながら、長らくキャストが明かされていなかったキャラクターということもあり、ファン待望のニュースとなりました。

「魔入りました!入間くん」とはどんな作品?

「魔入りました!入間くん」は、西修さん原作の同名漫画をアニメ化したシリーズで、週刊少年チャンピオンで連載されている人気作です。人間の少年・鈴木入間が、魔界の大悪魔サリバンの「孫」として悪魔学校バビルスに通うことになり、個性豊かな悪魔たちに囲まれながら成長していく物語が描かれています。

コミックスは累計1900万部を突破しており、NHK Eテレでのアニメ放送を通じて、子どもから大人まで幅広い層に親しまれてきました。第4シリーズでは、クラスの結束が試される一大イベント「音楽祭」が大きなテーマとなります。

第4シリーズで描かれる「音楽祭編」とは

第4シリーズの中心となるのが、入間たち「問題児(アブノーマル)クラス」が挑む「音楽祭編」です。このエピソードでは、クラスメイト一人ひとりの個性や関係性がより深く描かれ、物語全体のターニングポイントとなる重要なイベントとして位置づけられています。

そんな音楽祭編で鍵を握る存在として大きくクローズアップされるのが、これまでほとんど目立つことのなかった悪魔・プルソン・ソイです。

プルソン・ソイとはどんなキャラクター?

プルソン・ソイは、主人公・鈴木入間のクラスメイトで、「問題児(アブノーマル)クラス」に所属する悪魔です。これまでも教室には「ちゃんといた」にもかかわらず、アニメの中でセリフを発することはほとんどなく、視聴者からも「気づいたらそこにいる謎の生徒」として知られていました。

彼の大きな特徴は、「絶対に目立ってはいけない」という信条を持つ家系に生まれたことと、その血筋が受け継いできた“認識阻害”の能力です。

  • 「絶対に目立たない」ことを家訓とする一族の出身
  • 自分の存在感を意図的に限りなく薄くできる認識阻害の能力を持つ
  • その力が強力すぎて、クラスメイト全員に存在を忘れられてしまうほど

この能力によって、プルソンはクラスに所属しながらも、ほとんど誰の記憶にも残らないという、非常に特殊で少し切ない立ち位置にいました。

“目立てない悪魔”が音楽祭の主役級に

そんな「決して目立ってはいけない」プルソンに訪れる転機が、第4シリーズの音楽祭です。

プルソンは、実はトランペットの才能に恵まれたキャラクターであり、音楽祭でその腕前を発揮して活躍しなければならないという状況に追い込まれます。これは、彼の価値観や家系の掟と真正面からぶつかる、大きな挑戦となります。

自分の存在を消してきた悪魔が、今度は人前で堂々と演奏しなければならない――そのギャップこそが、音楽祭編の見どころのひとつといえるでしょう。

6年越しのキャスト発表という異例の経緯

今回の発表が大きく話題になっている理由のひとつが、「6年越しのキャスト決定」という異例のタイミングです。

プルソン・ソイは、第1シリーズの段階で姿と名前だけは登場しており、「クラスに存在している生徒」として画面には映っていました。しかし当時はセリフがなく、担当声優も公表されていませんでした。

そのため、ファンの間では「一体誰が声を担当するのか」「いつ本格的に活躍するのか」と、長く期待と謎が入り混じったキャラクターとして語られてきました。

今回、第1シリーズ放送時から6年以上の時を経て、ついにプルソン役として伊藤節生さんが発表されたことで、「ようやく来た!」という喜びの声が多く上がっています。

プルソンのボイス初解禁となるキャラクターPVも公開

キャスト発表と同時に、プルソン・ソイのキャラクターPVも公開されました。このPVでは、これまでアニメ本編で一言も喋らなかったプルソンの声が初解禁となっています。

印象的なのは、教室でずっと黙って座っていた彼のイメージとは裏腹に、PV内でプルソンが怒涛のマシンガントークを披露し、入間を圧倒するシーンです。

寡黙で存在感の薄いキャラクターだと思われていたプルソンが、実は内面では非常におしゃべりで、感情豊かな人物なのではないか――そんなギャップが垣間見える構成になっており、視聴者の期待を一気に高めています。

伊藤節生さんとは?

伊藤節生さんは、アニメファンにおなじみの実力派声優です。今回のプルソン役決定にあたり、アニメ情報サイトなどでは伊藤さんのコメントも紹介されています。

伊藤さんは、ティザーPVが発表された段階で寄せられたファンの反応に触れ、喜びとプレッシャーの両方を感じたと語っています。さらに、「これからアブノーマルクラスの一員としてソイくんと頑張っていきますので、よろしくお願いいたします!」と意気込みを伝えており、作品への熱意とキャラクターへの愛着が伺えます。

プルソンの持つ「目立てない苦しさ」と「音楽で輝こうとする一歩」を、伊藤さんがどのような演技で表現するのか、多くのファンが注目しています。

音楽祭編での人間関係とクラスの絆

第4シリーズ「音楽祭編」は、単に音楽イベントを楽しむだけでなく、クラスの結束や、クラスメイト一人ひとりの成長が丁寧に描かれるパートです。

問題児(アブノーマル)クラスのメンバーたちは、個性豊かで少々クセのある悪魔ばかりですが、そのぶつかり合いや支え合いを通じて、これまでも幾度となく絆を深めてきました。

そこへ、これまでほとんど「空気」のように扱われてきたプルソンが、本格的にチームの一員として加わることになります。音楽祭で優勝を目指す中で、彼がどのようにクラスメイトと心を通わせ、役割を果たしていくのかは、視聴者にとっても大きな見どころとなるでしょう。

アニメ第4シリーズの制作体制と放送情報

アニメ「魔入りました!入間くん」第4シリーズは、NHK Eテレにて4月から放送予定とされています。制作はこれまでと同じくBNピクチャーズが担当し、シリーズを通して培われてきた世界観とクオリティが受け継がれます。

スタッフには、

  • 監督:辻橋綾佳さん
  • シリーズ構成:筆安一幸さん
  • キャラクターデザイン:原由美子さん
  • 美術監督:吉田ひとみさん
  • 色彩設計:高谷知恵さん
  • 撮影監督:千葉洋之さん
  • 音楽:本間昭光さん、関向弥生さん
  • 音響監督:郷田ほづみさん
  • アニメーションプロデューサー:澤田紗彩さん

といった、シリーズを支えてきたおなじみの顔ぶれが並びます。

キャスト陣も、

  • 鈴木入間役:村瀬歩さん
  • アスモデウス・アリス役:木村良平さん
  • ウァラク・クララ役:朝井彩加さん
  • ナベリウス・カルエゴ役:小野大輔さん
  • オペラ役:斎賀みつきさん
  • ほか、問題児クラスのおなじみの面々

と、ファンには嬉しい布陣が継続されています。その中に新たにプルソン・ソイ(CV:伊藤節生)が本格的に加わることで、物語の厚みはさらに増していきそうです。

放送直前イベント「ウェルカムパーティー」にも伊藤節生さんが登場

第4シリーズの放送開始を記念して開催されるイベント、「アニメ『魔入りました!入間くん』 第4シリーズ WELCOME PARTY!!!!!!」に、伊藤節生さんが出演することも発表されています。

このイベントは、東京・シアター1010で行われるもので、

  • 村瀬歩さん(鈴木入間役)
  • 木村良平さん(アスモデウス・アリス役)
  • 朝井彩加さん(ウァラク・クララ役)
  • 小野大輔さん(ナベリウス・カルエゴ役)
  • 斎賀みつきさん(オペラ役)
  • 原作者・西修さん

らが登壇し、制作秘話を語るトークコーナーや、イベント書き下ろしの朗読劇などが予定されています。ここに伊藤節生さんも加わることで、プルソンについての裏話や、第4シリーズへの意気込みなどを直接聞ける貴重な機会になりそうです。

ファンにとっての「6年越し」の意味

今回のキャスト発表は、作品そのものの盛り上がりだけでなく、ファンにとっての“時間”を強く意識させるニュースでもあります。

第1シリーズの放送から6年という年月の中で、「魔入りました!入間くん」は、視聴者とともに歩んできました。当時学生だったファンが社会人になっていたり、家族で一緒に見ていた子どもが成長していたりと、作品に抱く思い出も人それぞれです。

そんな中で、これまでずっと背景にいたプルソン・ソイが、第4シリーズでようやくスポットライトを浴びる姿は、作品とともに時間を重ねてきたファンの心にも響くものがあります。

「あのときからずっといたキャラが、ついに活躍のときが来た」という喜びと、長年作品を追い続けてきたからこそ感じられる感慨深さが、今回のニュースをより特別なものにしているといえるでしょう。

これからの見どころ

今後の「魔入りました!入間くん」第4シリーズでは、

  • プルソン・ソイが「認識阻害」の能力とどう向き合うのか
  • 「絶対に目立ってはいけない」という家系の掟と、音楽祭での活躍との間で揺れる心情
  • トランペットを通じて、クラスメイトとの距離がどう変化していくのか
  • 入間やアブノーマルクラスの仲間たちが、プルソンをどう支え、どう受け入れていくのか

といった点に注目が集まります。

「目立てない」悪魔が、音楽を通して自分の居場所を見つけていく。その過程は、視聴者自身の悩みやコンプレックスにも重なる、優しく心に響く物語になるはずです。

伊藤節生さんの繊細かつ温かみのある演技が、プルソン・ソイというキャラクターにどのような命を吹き込むのか。第4シリーズの放送とともに、その答えが少しずつ明らかになっていくことでしょう。

参考元