ディズニー『ズートピア2』が12月5日に公開を控え、ファンの期待が急速に高まっている

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの大人気作『ズートピア』の続編『ズートピア2』が、2025年12月5日に全国公開されることが決定されています。前作から期待されてきた続編が、いよいよ公開を迎えようとしている中、さまざまな話題が次々と浮上しています。本記事では、最近のズートピア2に関連するニュースをまとめ、ファンの皆様に最新情報をお届けします。

劇場公開日決定と新キャラクター登場

『ズートピア2』の公開日が12月5日に正式決定されたのは、2025年7月15日のことでした。この発表と同時に、新キャラクターとなるヘビの「ゲイリー」が初めてお披露目されました。前作で主人公として活躍したウサギのジュディと、キツネのニックが再びバディを組むことが明かされており、二人と新キャラクター・ゲイリーが揃ってカメラ目線を向ける場面写真が公開されました。

監督は前作で共同監督・脚本を務めたジャレッド・ブッシュと、前作から続投されたバイロン・ハワードが担当しています。ジャレッド・ブッシュは『モアナと伝説の海2』で監督を務めた実績を持ち、バイロン・ハワードは『塔の上のラプンツェル』の監督として知られています。

ズートピアの謎を巡るストーリー展開

今回明かされたストーリーの概要は、非常に興味深いものとなっています。ズートピアには哺乳類しかいないはずなのに、ある日突然ヘビのゲイリーが現れることで、物語が大きく動き始めます。このゲイリーの登場によって、ズートピア誕生の裏に隠された驚くべき秘密が明らかになっていくというストーリー構成になっています。

「なぜ、この街には哺乳類しかいないのか?」という根本的な疑問が、今作の中心テーマとなります。ジュディとニックのバディが、ゲイリーが引き起こす謎に巻き込まれていく展開が予想され、前作では解決されなかった世界観の謎に迫る内容となりそうです。また、二人の絆がこれまで以上に試されるという情報も公開されており、キャラクター間の関係性の変化にも注目が集まっています。

このストーリー展開に合わせて、12枚が繋がるキャラクターポスターも解禁されました。ファンはこのポスターをパズルのように組み合わせることで、より深い物語の世界観を理解できるようになっており、公開前から考察の対象となっています。

ABC-MARTにジュディ&ニックモデルのシューズが登場

映画公開に向けたメディア展開も活発化しています。特に注目されているのが、大手靴販売チェーンのABC-MARTが、『ズートピア2』のジュディとニックをモデルにしたシューズを発売することです。このコラボレーション商品は、ファンだけでなく、映画未視聴者の関心も引き起こす重要なマーケティング施策となっています。

ジュディはウサギのキャラクターとして、ニックはキツネのキャラクターとして、各々のデザインが施されたシューズは、映画のストーリーや世界観を表現する工夫が加えられているものと期待されます。このような映画連動商品の展開は、映画館への来場を促す重要な要素となり、公開日までの盛り上げに一役買っています。

東京ディズニーリゾートやその他施設での関連企画

東京ディズニーリゾートでは、『ズートピア2』に登場するキャラクターたちが、ズートピアの世界観あふれるパークで楽しんでいるグッズが登場することが予告されています。ぬいぐるみバッジなど、複数の商品がコミングスーン商品として登場予定です。

また、イクスピアリのシネマイクスピアリでは、映画公開に合わせて入口サインが「ZOOTOPIARI」に変わるなど、施設全体が映画一色に染まる企画が実施されます。さらに渋谷TSUTAYAでは「ズートピア2 POP-UP EVENT」が開催され、ニック、ジュディやズートピアの仲間たちのグッズやコンテンツが展示される予定です。

これらの施設での展開により、映画ファンだけでなく、広く一般のファミリー層までもが『ズートピア2』の世界観に浸ることができる環境が整備されています。

アニメ作品の声優起用をめぐる議論

興味深いことに、『ズートピア2』の公開に合わせて、アニメ作品における声優起用についての議論も注目を集めています。中国では、ドラマでは俳優の声を吹き替えるのにもかかわらず、アニメ作品では俳優を声優として起用することが矛盾していると物議を醸しているという報道がありました。

この議論は、日本国内でも長らく存在する問題です。アニメーション作品において、專門の声優ではなく、著名な俳優や芸能人を起用するかどうかについては、視聴者の間でも賛否両論があります。一方では、著名人の起用により作品の認知度が高まり、より多くの視聴者に届くという利点があります。しかし他方では、アニメーション表現に最適な声のトーンやテクニックを持つ専門の声優を起用すべきという意見も根強くあります。

『ズートピア2』の日本版では、上戸彩や森川智之といった声優経験を持つ俳優が声を当てることが明かされています。これも、今回の議論の背景となっているものと考えられます。

公開前の期待感と海賊版対策

『ズートピア2』の公開に向けて、ディズニーは海賊版対策にも力を入れています。公式サイトでは、ズートピア警察が映画館の盗撮・録音を取り締まる旨が掲載されており、ファンに向けて映画館での不正な撮影や録音をしないよう呼びかけられています。これは、映画のストーリーと相まった、ユーモアを交えた啓発活動となっており、ファンからの好評を集めています。

さらに、ディズニーの公式Instagramでは楽曲投稿キャンペーンが開催されるなど、SNSを活用したファンエンゲージメント施策も実施されています。これらの活動を通じて、公開前からすでに高い関心と期待が寄せられていることが明らかです。

TOHOシネマズでの期間限定上映

『ズートピア2』は、TOHOシネマズで期間限定上映が決定されています。全国公開と同時に、複数のTOHOシネマズ拠点での上映が予定されており、特にヘッド館となる日比谷の施設では、より充実した上映体験が提供されるものと期待されます。

まとめ:ズートピア2公開への期待がピークに

『ズートピア2』は、2025年12月5日の公開に向けて、さまざまな形でファンとの接触を深めています。前作の人気から続編への期待は非常に高く、新キャラクター・ゲイリーの登場、ズートピア世界の謎に迫るストーリー、そして多角的なメディア展開など、複数の要素が相互に作用して、公開前からすでに大きな盛り上がりを見せています。

ジュディとニックの再活躍、ジャレッド・ブッシュとバイロン・ハワードの监督コンビによるストーリーテリング、そして東京ディズニーリゾートやイクスピアリなどでの関連企画により、映画ファンだけでなく幅広い層の期待が集まっています。

また、アニメ作品における声優起用の議論など、『ズートピア2』は単なる娯楽作品としてだけでなく、業界における重要な話題提供者としての役割も担っています。これらすべての要素が、12月5日の公開日に向けて、ファンの期待感をさらに高めていくことになるでしょう。

ズートピア警察の呼びかけに従い、映画館でのマナーを守ったうえで、12月5日には劇場に足を運んでください。

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