ディズニー実写版『モアナと伝説の海』、クリスマスに「ザ・ロック」出演の特別映像を初公開へ

ディズニーの人気アニメを実写化した映画『モアナと伝説の海』(実写版)の最新情報として、ドウェイン・ジョンソン(通称「ザ・ロック」)が出演するリメイク版の特別映像(スニークピーク)がクリスマス当日に放送されることが話題になっています。
アニメ版で世界中のファンに愛された物語が、いよいよ本格的に“動き出した”と感じられる大きなタイミングとなり、ファンの期待が一気に高まっています。

実写版『モアナと伝説の海』とは? 基本情報をおさらい

まず、今回のニュースの中心となる実写版『モアナと伝説の海』について、これまでに公式に明らかになっている情報を整理してみましょう。

  • 原作は、2016年公開のディズニー・アニメ映画『モアナと伝説の海』(原題:Moana)
  • 実写版は、ディズニーによる同作のリメイク作品で、シリーズとしては第3作目にあたる長編映画
  • アメリカでの公開予定日は2026年7月10日に設定されている
  • 製作・配給はウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ

この実写版は、アニメーション版と同じく、“海に選ばれた少女”モアナが、半神半人の英雄マウイとともに広大な海へ冒険に出る物語を描きます。
愛する家族や島の人々、そして世界を救うため、モアナが自分自身と向き合い、勇気を持って運命を切り開いていく姿が、より現実感のある映像で再構築される形です。

主演は新星キャサリン・ラガイア、マウイ役は再びドウェイン・ジョンソン

今回の実写版で大きな注目を集めているのが、キャストの顔ぶれです。

  • モアナ役:キャサリン・ラガイア
    ニュージーランド/オーストラリア出身の10代の新星で、「奇跡の歌声」を持つ若手として紹介されています。
    アニメ版で重要な要素だった歌と音楽を、実写版でもしっかりと受け継いでくれそうだと期待されています。
  • マウイ役:ドウェイン・ジョンソン
    通称「ザ・ロック」としてもおなじみの人気俳優で、アニメ版でもマウイの声優を担当していました。
    実写版でも続投することで、ファンには非常にうれしい“架け橋”となっています。

また、監督はミュージカル映画『ハミルトン』を手がけたトーマス・ケイルが務めます。
音楽性の高い作品を得意とする監督だけに、「How Far I’ll Go(どこまでも〜How Far I’ll Go〜)」など、アニメ版で人気を博した楽曲がどのように実写版で表現されるのかにも注目が集まっています。

2026年公開に向けて:1年の公開延期を経てスタートラインへ

実写版『モアナと伝説の海』は、当初は2025年夏公開が予定されていましたが、その後ディズニーのスケジュール調整により2026年7月10日公開へと1年延期されています。
この延期には、同じくディズニーが手がけるアニメ版続編『モアナ2』(2024年公開)の存在が影響していると伝えられています。

アニメ第2作のプロモーションや制作スケジュールとの兼ね合いにより、実写版の撮影開始も2024年中へと調整され、その結果として公開が2026年へシフトした形です。
ファンにとっては待ち時間が少し延びることになりましたが、そのぶんクオリティの高い作品づくりが期待される、と前向きに受け止める声も見られます。

クリスマスに特別映像「スニークピーク」放送決定の意味

今回話題になっているのは、実写版『モアナ』の中でもドウェイン・ジョンソンが登場する映像の一部、いわゆるスニークピーク(先行映像)が、クリスマス当日にテレビや配信を通じて放送される、というニュースです。

スニークピークとは、本編公開よりもかなり早い段階でごく一部のシーンやメイキングを見せることで、作品への関心や期待を高めるための特別映像のことです。
特に今回、世界的なスターである「ザ・ロック」ことドウェイン・ジョンソンが前面に出る構成になると見られており、「マウイは実写でどう表現されるのか」というファンの最も大きな関心に応える内容になると期待されています。

すでにディズニー公式からは、実写版の予告編ティザーポスターが公開されており、美しい海やポリネシア文化を感じさせるビジュアルが大きな反響を呼んでいます。
そこに加えて、クリスマスという多くの人が家族と過ごす特別な日に、「モアナ」の新しい姿をお披露目することで、作品のテーマである家族・絆・故郷への想いとも自然に重なり、記憶に残るプロモーションとなりそうです。

ファンの反応:期待と不安が入り混じるなかでの「ロック続投」

実写版『モアナと伝説の海』の制作発表とティザー公開後、SNSなどではさまざまな意見が寄せられています。

  • 新人キャスト・キャサリン・ラガイアの歌声や存在感に期待する声
  • アニメ版の世界観が強く愛されているがゆえに、「イメージが変わってしまわないか」という不安
  • マウイ役としてドウェイン・ジョンソンが続投することへの安心感と歓迎ムード

特に、日本のファンの間では、ディズニー公式が公開したティザー映像やポスターに対して、「海の描写がとてもきれい」「音楽が流れた瞬間に鳥肌が立った」といったポジティブな感想が多く見られる一方で、「アニメの雰囲気が大好きだからこそ、どこまで見た目を変えてほしくない」という声も上がっています。

こうした賛否両論のなかで、アニメ版から同じマウイを演じるドウェイン・ジョンソンの存在は、シリーズ全体をつなぐ“要”となっています。
今回のクリスマス放送のスニークピークでも、彼のパフォーマンスやキャラクターの魅力がしっかり伝われば、「実写版も見てみたい」という人がさらに増えていきそうです。

実写版ならではの見どころ:海、音楽、文化表現

実写版『モアナと伝説の海』について、現時点で報じられている範囲から、どんな点が見どころになりそうかを整理してみます。

  • 壮大なロケーションと海の表現
    アニメ版でも美しく描かれていた南太平洋の海や島々が、実写映像ならではのスケール感と臨場感で表現されることが期待されています。
  • 音楽シーンの再構築
    『ハミルトン』のトーマス・ケイル監督のもと、「How Far I’ll Go」などの楽曲が新たな解釈とともに披露される可能性が高く、音楽映画としての側面にも注目が集まります。
  • ポリネシア文化へのリスペクト
    モアナの物語は、ポリネシアの神話や航海文化をベースにしています。アニメ版同様、実写版でも現地の文化や伝統への敬意をどのように映像化するかが重要なポイントとなります。

すでに公開されている予告編からは、モトゥヌイの島、カカモラたちとの遭遇、そしてモアナが祖母タラから受け継ぐ“遺産”やアイデンティティの物語が、実写的な質感で再現されていることが確認できます。

今後の情報解禁スケジュールにも注目

2026年夏の劇場公開まで、今後も段階的に情報が公開されていくと見られます。
今回のクリスマス・スニークピークは、その第一歩として非常に大きな意味を持つタイミングです。

  • スニークピーク(先行映像):マウイを中心とした短い本編映像やメイキングが公開される見込み
  • 本予告編(トレーラー):物語の全体像や主要キャラクターがより詳しく紹介されるタイミング
  • 追加キャスト・主題歌アーティストなどの発表:音楽面・脇役キャラクターの情報解禁

ディズニーはこれまでも、大型作品については祝日やイベントシーズンに合わせて映像を公開し、世界的な盛り上がりを作ってきました。
今回の『モアナ』実写版も、クリスマスを皮切りに、公開まで少しずつ熱量を高めていくプロモーション展開が予想されます。

「モアナ」が届けるメッセージは変わらない

アニメ版『モアナと伝説の海』が多くの人に愛された理由のひとつは、「自分の声を信じて、一歩を踏み出す勇気」という普遍的なメッセージでした。
モアナが海へ漕ぎ出す姿、マウイとぶつかり合いながらも絆を深めていく過程は、世代や国境を超えて共感を呼びました。

実写版では、キャサリン・ラガイアという新しいモアナが、ドウェイン・ジョンソン演じるマウイとともに、その物語を再び紡いでいきます。
映像やキャストが変わっても、「自分は何者なのか」「どこへ向かうのか」を探す旅という物語の核は変わりません。

今回のクリスマス・スニークピークは、そんな新しいモアナの第一声や表情に触れられる、貴重な機会になるかもしれません。
長く愛されてきた「モアナ」の世界が、どのように生まれ変わるのか──その答えの一端を、世界中のファンが同じ日に共有することになりそうです。

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