【衝撃展開】ワンピース第1165話「残響」解説 ─ ロジャー&ガープ、ロックス海賊団終焉の瞬間
はじめに
2025年11月10日発売の週刊少年ジャンプ50号に掲載された『ONE PIECE』第1165話「残響」。本話では、シリーズ最大級の謎とされてきたゴッドバレー事件の核心がついに描かれ、ロックス海賊団の崩壊と共に、伝説の二人・ロジャーとガープの共闘による壮絶な戦い、そして世界に多大な影響を残す展開が語られます。
第1150話「船を出せ!“鉄の巨人”始動」から1165話までの流れ
- イム様による“悪魔契約(アークトラクト)”発動や五老星の不死身のカラクリが判明し、ドリーとブロギーが悪魔化。
- “鉄の巨人”の起動を機に、エルバフやゴッドバレー周辺の勢力が激しく衝突。
- ロックスの異変をきっかけに、歴史を左右する戦いが幕を開ける。
ゴッドバレー事件──伝説の共闘:ロジャー&ガープvsロックス
ロックス海賊団の長・ロックスは、イム様の「黒転支配(ドミ・リバーシ)」により悪魔と化し、暴走状態に陥ります。ロジャーとガープは、もはや敵味方を超越した心情でロックスに挑みますが、覇王色の覇気が激突する壮絶な展開に。それぞれが仲間に「必ず戻る!」と叫び、命を懸けた戦闘へ突入します。
戦いは、三者の覇王色の覇気が空を裂き、かつてない激烈な衝突に発展。「すべての覇王色の覇気を一つの攻撃へ注ぎ込む」という特別な連携技──火乃迦具土慧士(カグツチソルジャー)」と無限拳骨(げんこつインフィニット)が炸裂し、ついにロックスを打ち倒します。この攻撃の後、ロジャーとガープは力尽き、伝説の海賊団・ロックス海賊団が終焉を迎えます。
ロックス海賊団崩壊と新たな海賊時代の幕開け
- ビッグ・マムとカイドウの邂逅。ウオウオの実を巡る因縁と「借り」のやりとり。
- 白ひげは新キャラクター「ポロ・グラム」と出会い、ゴッドバレーを後にする。
- レイリーとギャバンがシャッキーと財宝を安全な場所へ避難させる。
- 「ドラゴン」が海軍に反旗を翻し、民間人救出を実行。
- イムがサターンの体を乗っ取り、ゴッドバレー消滅を命令する場面が描かれる。
伝説の海賊ロックスの最期、そして“胸熱”な共闘
ロックスは力を失い、「殺してくれ…!」と二人に懇願しますが、ロジャーは「発言と態度と表情がなにも合ってねェだろ!!!」と冷静に対応します。ガープも覇気を込めた拳で反撃し、容赦なくロックスを追い詰める姿が心に残る展開です。最終的に、ロジャーの流桜をまとった斬撃とガープの絶技によってロックスは敗北。崩壊するゴッドバレーの中、二人はそれぞれの目的と責任を果たしました。
それぞれの運命の分岐
- ロジャー:本来は財宝とシャッキーを手に入れて島を出る計画を持っていたが、ガープとの共闘を選択。これが後の「海賊王」への布石となる。
- ガープ:「ロックス…ロジャー…この島でお前ら二人に手錠をかけるつもりだったが、今は…!!」と語り、正義と友情、使命との葛藤が表現される。
- 白ひげ:海賊ポロ・グラムとの絆が描かれ、今後の海賊世界に新たな影響をもたらす。
- ドラゴン:海軍への反旗。その思想はルフィと麦わらの一味に受け継がれていく。
- ビッグ・マム&カイドウ:「借り」の約束が新たな伏線となり、物語構造の複雑さが増す。
第1165話「残響」感想・考察──“伝説”の重み
本話最大のポイントは、あらゆる立場や信念が交錯する中、「世代を超える因縁と友情」が描かれたことです。ロジャーとガープの合体技は一時的な協力でありながら、その熱量は物語の根幹に深く響きます。ロックスの最期は、敵対した者同士が使命と倫理の狭間で選択を迫られる、まさに“胸熱”な展開と言えるでしょう。
また、ゴッドバレー事件の終焉によって、悪魔の実の本質やイム様の“契約”、そして五老星の不死身の謎など物語の深層に関連する要素が一歩前進しました。今後はこの残響が、ルフィたち新世代の海賊へと受け継がれ、新たな「ONE PIECE」の道筋を示すことは間違いありません。
今後の注目ポイント
- ゴッドバレー事件による世界の変化と政府の思惑。
- 悪魔の実の正体と“契約”システムの解明。
- ドラゴン、白ひげ、シャッキーらの新時代への布石。
- 「一生の借り」とされたカイドウとリンリンの関係性。
- ロジャーの「海賊王」としてのその後の歩み。
- ロックス海賊団残存メンバーの今後の動向。
- イム様の正体とサターンの体をめぐる謎。
まとめ
ワンピース第1165話「残響」は、ロックス海賊団の消滅、ロジャー&ガープの伝説的共闘、そして海賊時代の転換点となる歴史的大事件が凝縮された一話でした。悪魔化ロックスの壮絶な最期と、主人公ルフィたちに受け継がれる熱い意志。ONE PIECE史上稀に見る名場面の連続で、シリーズファンにとって語り継がれるエピソードとなることは間違いありません。今後もますます目が離せない展開が続きます!



