日テレ取締役が嘆く「果てしなきスカーレット」大不振 SNSネガキャンが原因か
みなさん、こんにちは。今日は、アニメ映画界で大きな話題になっているニュースをお届けします。日本テレビの澤桂一取締役が、16日の定例会見で、細田守監督の最新作映画「果てしなきスカーレット」について「大不振で終了しました」と明かしました。この作品は、2025年11月21日に公開されましたが、日本国内での興行収入が苦戦を極め、上映が終了したのです。澤取締役は、SNSでの「ネガティブキャンペーン」が大きな要因だと嘆いています。一体、何が起こったのでしょうか? わかりやすく、優しいお気持ちでお伝えしますね。
会見での衝撃発言 「大不振で終了」の真相
日本テレビは、2月16日、都内の同局で定例会見を開きました。そこで、澤桂一取締役が映画「果てしなきスカーレット」の現状を報告したのです。澤取締役の言葉をそのまま紹介します。「大不振で終了しました」。このストレートな表現に、会場の記者さんたちも驚いたことでしょう。
この映画は、日テレが製作に参加し、細田守監督が手がけた作品です。細田監督といえば、「時をかける少女」や「サマーウォーズ」、「おおかみこどもの雨と雪」、「バケモノの子」、「未来のミライ」といった、心温まるファミリー向けアニメで知られる人気監督さんですよね。過去の作品はどれも大ヒットし、興行収入が数十億円を超えることも珍しくありませんでした。しかし、今回の「果てしなきスカーレット」は、期待に反して厳しい結果になってしまいました。
澤取締役は、昨年12月の会見でもこの作品の苦戦を触れていました。その時も、「今までの作風にこだわらないものを作ろうとした。結果、受け入れにくかった方が多かったのかなと。従来のファンから戸惑いや驚きがあったのかな」と分析していました。SNSでは辛口の批判が相次ぎ、良い声もあったものの、ネガティブな意見にかき消されてしまったそうです。
SNSの“ネガキャン”がライトユーザーを遠ざけた?
今回の会見で澤取締役が特に強調したのが、SNSでの「ネガティブキャンペーン」の影響です。「ネガティブキャンペーンの波にのみ込まれてしまった。それによりライトユーザーを取り残してしまったなと思っております」と語りました。ライトユーザーとは、普段アニメをそんなに熱心に見ないけど、話題の作品なら観てみたいという方々を指しますね。
確かに、SNSは今や情報が瞬時に広がる時代。映画の予告編が出た頃から、Twitter(現X)や他のプラットフォームで批判の声が目立っていました。例えば、「脚本に関わらないほうが…」「女性観に問題がある」といったコメントが飛び交い、「いちゃもん」に感じられるバッシングも起きたそうです。これが、潜在的な観客さんを遠ざけてしまったのかもしれません。
具体的な興行成績を見てみましょう。公開初週末の興行収入は約2.1億円、動員数約13.6万人にとどまりました。前作「未来のミライ」の初週末が約8.9億円、60万人を記録したのと比べて、かなり厳しい数字です。また、ある劇場では432席中2席しか埋まらないという衝撃的な状況も報じられました。公開から約7週経った2026年1月には、上映回数が1日1回に縮小され、多くのシネコンで1月中旬から下旬にかけて順次終了したとの予測も出ていました。
- 公開日:2025年11月21日
- 初週末成績:興収約2.1億円、動員約13.6万人
- 前作比較:「未来のミライ」初週末約8.9億円、60万人
- 上映終了時期:2026年1月中旬~下旬(多くの劇場で)
- 劇場状況:公開2週目でランキングトップ10圏外、レイトショー中心に縮小
こうした数字が示すように、国内での勢いが続かず、日テレ側も「終了」と判断せざるを得なかったのです。澤取締役の嘆きは、こうした現実を前にした切実な思いが込められているように感じますね。
一方で、世界では期待の声 アニー賞ノミネートも
でも、落ち込む話ばかりではありません。澤取締役は、明るい話題も紹介してくれました。今後、台湾や米国など海外での上映が始まります。「世界においてはネガティブキャンペーンは起きていない。(アニメ界のアカデミー賞と呼ばれる)第53回アニー賞にもノミネートされました。世界公開に関しては期待を持って現在、様子をみている段階でございます」とのことです。
アニー賞は、アニメーション映画の最高峰の賞として知られています。2026年1月8日に複数部門ノミネートが発表されたことで、国際的な評価は高いようです。国内のSNS騒動が海外に波及していないのは、心強いニュースですね。細田監督の作品は、いつも家族の絆や未来への希望を描いてきましたが、今回は「今までの作風にこだわらない」挑戦が、海外の観客さんに響くのかもしれません。
関連ニュースとして、『閃光のハサウェイ』が「客に媚びない演出の勝利」と評価された例もあります。あの作品はガンダムファンに厳しい目線を向けつつも成功しました。「果てしなきスカーレット」も、似たような「媚びない」姿勢が、長期的に評価される可能性がありますね。[ニュース内容2]
細田守監督の挑戦とファンの反応
細田守監督のキャリアを振り返ってみましょう。2006年の「デジモン冒険 ぼくらのウォーゲーム!」で一躍注目され、「サマーウォーズ」(2009年)で興収18.5億円の大ヒット。以降、「狼子供の雨と雪」(2012年、42.1億円)、「バケモノの子」(2015年、54.8億円)、「未来のミライ」(2018年、41.8億円)と、安定した人気を誇ってきました。スタジオ地図の15周年記念作品としても期待が高まっていました。
しかし、「果てしなきスカーレット」では、従来のファミリー向けの温かさから一歩踏み込んだ作風になったようです。澤取締役の12月会見での言葉「SNSでもかなり辛口批判が起こりました。一方で、非常にいい内容だという声もありますが、ネガティブな意見にかき消されているのが現状」を思い起こします。良い評価の声も確かにあり、15周年記念本では「このまま失敗作として終わるのか?」と考察されるほど、議論を呼んでいます。
SNSの影響力は大きいですが、映画は一過性のブームではなく、時間が経って再評価されることもあります。たとえば、公開直後のバッシングが収まり、じっくり観た人から「深いテーマが良かった」との声が上がるケースも少なくありません。日テレ側も、こうした長期的な視点を持っているようです。
エンタメ業界への示唆 SNS時代の課題
このニュースは、映画業界全体に教えてくれることがあります。SNSは素晴らしいツールですが、ネガティブな意見が急速に広がりやすいのも事実。製作側は、ファンとのコミュニケーションをどう工夫するかが鍵ですね。特に、細田監督のようなクリエイターは、常に新しい挑戦をします。それが受け入れられるかは、観客さんの心次第です。
澤取締役の「ライトユーザーを取り残してしまった」という言葉は、幅広い層にアピールする大切さを思い出させます。一方で、海外での成功を祈る声が多く、グローバルな視点が広がりつつあります。みなさんも、機会があれば海外版をチェックしてみてはいかがでしょうか?
映画「果てしなきスカーレット」の物語自体は、タイトル通り「果てしなき」スカーレットの世界を描いたもの。細田ワールドの魅力が詰まっているはずです。興行の厳しさは残念ですが、アニメの多様性を示す一作として、記憶に残ることでしょう。
このニュースを通じて、エンタメの喜びと厳しさを優しくお伝えしました。引き続き、業界の動向に注目していきましょうね。



