ニンテンドーピクチャーズが初制作した『ピクミン』の新映像、「Close to you」が話題に

2025年10月7日、任天堂が突如公開した新作ショートムービー「Close to you」が、ファンやメディアの間で大きな話題となっています。
この映像は、任天堂グループ傘下である「ニンテンドーピクチャーズ」が初めて手がけた短編CGアニメーション作品であり、『ピクミン』シリーズを題材とした新たな映像展開の幕開けを告げるものと注目を集めています

「Close to you」とは?

「Close to you」は、赤ちゃんのいる部屋を舞台に、おもちゃやおしゃぶりがまるで意思を持ったかのように勝手に動き出すという、不思議な現象から物語が始まります。映像全体は温かく可愛らしいタッチで描かれており、まるでピクサー作品を思わせるような高品質なCGアニメーションが特徴です

  • 映像時間は約2分半程度
  • 赤ちゃん視点で「見えない誰か」が何かを運んでいるような演出
  • 終盤、ベッドの下に赤いピクミンらしき姿が登場

この「見えない誰か」の正体こそがピクミンであることは、シリーズに親しんだユーザーや映像をよく見た視聴者にとって明らかであり、SNS上でも「やはりピクミンだったのか!」といった興奮の声が多く上がりました

謎が深まる「ピクミン」新映像の正体

この映像は、ただちに新作ゲームや映画化の発表を意味しているわけではありません。現時点で判明しているのは、「Close to you」がニンテンドーピクチャーズによる初の公式ショートムービーであるという事実です

  • ゲーム本編や映画化との関連は現時点で「不明」
  • 「Nintendo Today!」アプリやYouTube、公式Xアカウントなどで同時公開
  • 映像内には赤・青・黄のピクミンたちが登場

映像の核となる「赤ちゃんの身の回りのものが動く謎」が終盤で明かされ、赤・青・黄のピクミンたちが活躍するコミカルなシーンが加わることで、多くのファミリー層やピクミンファンの心をつかみました

ニンテンドーピクチャーズの新たな挑戦

「Close to you」は、2022年に子会社化されたニンテンドーピクチャーズが、任天堂公式として初めて手掛けたショートムービー作品です。

ニンテンドーピクチャーズは、これまで『スーパーマリオ』シリーズや『ゼルダの伝説』など、多数の人気キャラクターIPを活かした映像制作を目指して設立されてきました。しかし、これまでに公式な短編映像作品を公開した事例は多くなく、今回の「Close to you」は同社の本格的な映像事業スタートの象徴的な作品と言えます

  • 今後も「さまざまなチャレンジ」を予定と公式コメント
  • 短編映像、アプリ、Web公開映像など、多様な形式の展開に意欲

今後、「ピクミン」以外の任天堂タイトルやキャラクターを用いた新作アニメや映像作品が発表される可能性にも期待が高まります

公開直後のSNSやファンの反応

  • 「ピクサー作品のような温かさが良い」
  • 「短編でもキャラの個性が伝わってきて感動」
  • 「今後シリーズの映画化やネットアニメ化につながるのか?」
  • 「子どもに見せたい、とても平和でほっこりした内容」

このように、各所で好意的に受け止められるリアクションが溢れています
また、「新作ゲームや映画化の布石」との声も上がっていますが、任天堂側は詳細を公表しておらず、今後の発表が待たれます。

「Close to you」に込められたメッセージ

物語は、日常のどこかに“小さな仲間”が存在して私たちの暮らしを彩ってくれているかもしれない、という温かなテーマで構成されています。ピクミンシリーズらしい「ちょっと不思議で、どこか懐かしい」空気感が巧みに表現されており、小さな子どもから大人まで楽しめる作品となっています。

「Close to you」は人とピクミンの距離感、身近な共存というコンセプトが込められた題名です。映像を通じて、視聴者に「見えないけれど、そばにいてくれる存在の大切さ」を伝えているようにも受け止められました

「ピクミン」シリーズとは?

『ピクミン』は、2001年にゲームキューブ用ソフトとして誕生して以来、任天堂の看板タイトルのひとつとして長く愛されてきたアクションゲームシリーズです。
不思議な惑星に不時着した主人公と、小さな生き物ピクミンたちが協力し合い、困難を乗り越えていく…という独自の世界観が、多くのファンを魅了しています。

  • シリーズ最新作『ピクミン4』も好評
  • グッズ展開や関連アプリも充実
  • amiiboなどのフィギュア商品も人気

このたびの「Close to you」は、単なるプロモーションやスピンオフ映像にとどまらず、ピクミンの世界観やキャラクター性を生き生きと表現する新しいアプローチになったと言えるでしょう。

任天堂と「映像展開」のこれから

近年、世界中のゲームメーカーが自社キャラクターを映像化しグローバルなエンターテインメント展開を狙う波が強まる中、任天堂の「ニンテンドーピクチャーズ」設立と本格始動は極めて注目度の高い動きです。マリオ映画の大ヒットのように、今後ますます映像分野でも存在感を増していくことは間違いありません。

今後、公式ウェブサイトやSNS、各種メディアで続報が発表される可能性が高く、「ピクミン」やその他の任天堂IPキャラクターがどのように映像表現されていくのか、引き続き目が離せません。

まとめと「これから」

今回の「Close to you」は、映像作品としての完成度はもちろん、ニンテンドーピクチャーズが目指す“新たなエンターテインメントのかたち”を象徴する記念碑的な作品になりました。
今後も、任天堂グループ・ニンテンドーピクチャーズによる意欲的な映像プロジェクトから新しい物語や体験が生まれることでしょう。
引き続き公式からの発表に注目し、「ピクミン」たちと共にワクワクする未来を見守っていきましょう。

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