日本テレビ新日曜ドラマ「パンチドランク・ウーマン」収容者キャスト9人が一挙解禁 KARA・知英ら個性派俳優が集結

日本テレビ系の2026年1月期新日曜ドラマ『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』で、物語の舞台となる「氷川拘置所」の収容者キャスト9名が新たに発表されました。主演・篠原涼子さんら主要キャストに続き、KARAの知英さん、高橋努さん、河内大和さん、沢村玲さん(ONE N’ ONLY)、団長安田さん(安田大サーカス)ら多彩な顔ぶれが名を連ね、ドラマへの期待がさらに高まっています。

ドラマ「パンチドランク・ウーマン」とは

『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』は、日本テレビ系で2026年1月期にスタートする完全オリジナルストーリーの新日曜ドラマです。真面目一筋で生きてきたベテラン女性刑務官・冬木こずえ(篠原涼子)が、拘置所に収容された殺人犯・日下怜治(ジェシー/SixTONES)との出会いをきっかけに、これまでの価値観を揺さぶられ、“悪女”へと変貌していくさまを描くサスペンス要素の濃い脱獄劇となっています。

舞台は、未決拘禁者を収容する「氷川拘置所」。そこには、殺人、傷害、詐欺などさまざまな罪を背負った収容者たちが集まり、それぞれの過去と秘密、思惑が複雑に絡み合います。刑務官と収容者、そしてこずえの過去を知る刑事・佐伯雄介(藤木直人)が交錯する中で、「なぜ彼女は道を踏み外したのか」が物語の大きな鍵となります。

KARA・知英が女区リーダー役で約6年ぶり連ドラ出演

今回の追加キャストの中でも注目を集めているのが、KARAの知英(ジヨン)さんの出演です。知英さんが演じるのは、女区のリーダー的存在で、殺人未遂容疑で収容されているパク・ハユン役。強いカリスマ性と繊細さを併せ持つキャラクターで、女囚たちの関係性を動かす重要なポジションとされています。

知英さんにとっては、日本の連続ドラマ出演は約6年ぶり。アイドルとしての華やかなイメージに加え、これまで培ってきた演技力を生かし、「女区の頂点」に立つ収容者をどのように表現するのかに注目が集まります。彼女が、篠原涼子さん演じる冬木こずえとどのように対峙し、時にぶつかり、時に手を組むのかも大きな見どころとなるでしょう。

河内大和が死刑囚役 “怪演”ぶりに期待

“怪演俳優”として知られる河内大和さんは、カルト教団「廻の光」の元教祖であり、殺人罪で収容されている死刑囚・鎧塚弘泰(よろいづか・ひろやす)を演じます。かつて信者たちを率いていたカリスマ教祖が、拘置所の密閉された空間でどのような存在感を放つのか、早くも不穏な空気が漂います。

鎧塚は、静かに周囲を観察しながらも、時に意味深な言葉で人の心を揺さぶる人物として描かれるとみられます。彼の思想や信念が、他の収容者や刑務官たちにどのように影響していくのか、そして“脱獄計画”に関わってくるのかどうかも、視聴者の想像をかき立てるポイントです。

団長安田は模範囚 ギャップのある役どころ

お笑いトリオ「安田大サーカス」の団長安田さんは、氷川拘置所で衛生係として働く模範囚・小豆務(こあずき・つとむ)役で出演します。バラエティ番組などで見せるコミカルな印象とは一味違い、真面目で温厚な雰囲気を漂わせるキャラクターに挑戦します。

模範囚という立場から、刑務官にも一目置かれ、収容者たちの間でも“潤滑油”的存在として描かれると考えられます。一見すると穏やかで無害な人物ですが、「なぜ彼がここにいるのか」という過去の背景や、物語が進むにつれて見えてくる“本音”が、ドラマに奥行きを与えそうです。

沢村玲がトランスジェンダーの傷害容疑者役に挑戦

ダンス&ボーカルグループ「ONE N’ ONLY」の沢村玲さんは、傷害容疑で収容されているトランスジェンダーの収容者・内村優役を演じます。自身にとって初のトランスジェンダー役となり、またゴールデン・プライム帯ドラマでのレギュラー出演も初という、大きなチャレンジの場となります。

内村優は、繊細さと強さを併せ持つ人物として描かれることが予想されます。ジェンダーの問題や生きづらさと向き合いながらも、拘置所という閉ざされた空間で自分の居場所を模索し、他の収容者たちとの関係性を通して心の変化を見せていく存在になりそうです。多様性をめぐるテーマに、ドラマとしてどのように踏み込むのかにも注目が集まります。

その他の個性派キャスト “クセ者”だらけの収容者たち

このほか、暴力団組織「関東竜王会」の元若頭で殺人容疑の渡海憲二役を高橋努さんが担当します。荒っぽくも義理人情に厚い一面を持つキャラクターになりそうで、他の収容者との対立や共闘など、人間ドラマが期待されます。

また、特殊詐欺グループの元リーダー・河北竜馬役にはカルマさん、さらに尾碕真花さん、久保田悠来さん、小久保寿人さんらも、それぞれ異なる犯罪背景を抱えた収容者として出演します。9人の“クセ者”たちが一堂に会することで、氷川拘置所内には常に緊張と駆け引きが渦巻き、物語をよりスリリングなものへと押し上げます。

収容者キャスト9人の役どころ一覧

  • パク・ハユン(知英):女区のリーダー的存在。殺人未遂容疑で収容されており、強いカリスマ性で周囲を牽引する。
  • 鎧塚弘泰(河内大和):カルト教団「廻の光」の元教祖で死刑囚。静かながらも不気味な存在感を放つ。
  • 小豆務(団長安田):衛生係として働く模範囚。穏やかな人柄の裏に、何らかの過去を抱えている。
  • 内村優(沢村玲):傷害容疑で収容されたトランスジェンダーの収容者。繊細な心の揺れがドラマの重要な要素となる。
  • 渡海憲二(高橋努):暴力団「関東竜王会」の元若頭で殺人容疑の男。凶暴さと人間味を併せ持つ。
  • 河北竜馬(カルマ):特殊詐欺グループの元リーダー。鋭い頭脳と話術を武器に、拘置所内でもしたたかに立ち回る。
  • そのほかの収容者たち:尾碕真花さん、久保田悠来さん、小久保寿人さんも、それぞれ異なる罪と背景を持つキャラクターで登場し、群像劇としての厚みを加える。

氷川拘置所で交錯する「罪」と「秘密」

氷川拘置所には、犯罪者としての“顔”だけでなく、一人ひとりの「過去」や「秘密」が持ち込まれます。刑務官や刑事の視点から見れば、彼らは“被疑者”“被告人”にすぎませんが、ドラマは収容者たちの内面にも焦点を当て、善悪では割り切れない人間ドラマを描いていく構成です。

真面目な刑務官だった冬木こずえが、なぜ道を踏み外し、脱獄という禁断の行為へと足を踏み入れてしまうのか。その過程で、収容者たちとの関わりがどのような意味を持つのかが、物語の核となります。収容者キャスト9人の存在は、単なる“脇役”ではなく、主人公の心の揺らぎと選択を映し出す鏡として機能していきそうです。

日曜夜に“予測不能”の脱獄劇

日本テレビの日曜22時30分枠といえば、これまでも骨太な人間ドラマやサスペンス作品が放送されてきた時間帯です。そこに新たに登場する『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』は、「女刑務官と殺人犯の脱獄劇」という挑戦的なテーマで視聴者の心をつかみにいきます。

殺人犯・日下怜治と冬木こずえ、そして刑事・佐伯雄介の三者の関係性に加え、今回発表された9人の収容者たちが絡むことで、物語は一層複雑で予測不能な展開を見せていくことになりそうです。日曜の夜、“正義とは何か”“罪とは何か”を問いかけるドラマとして、多くの視聴者の話題をさらうことが期待されます。

今後の続報と放送開始に注目

追加キャスト発表により、ドラマ全体の輪郭が少しずつ見えてきた『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』。今後は、主題歌や主題歌アーティスト、さらに各キャラクターの詳細な設定や相関図などの続報も発表されていくとみられます。

視聴者にとっては、実力派俳優と多彩なジャンルのキャストが集結した“氷川拘置所”の世界がどのように描かれるのかが大きな関心事です。知英さんの約6年ぶりとなる連ドラ出演や、沢村玲さんのトランスジェンダー役挑戦など、話題性も十分。放送開始までの期間も、各種メディアや公式サイト、番組PRなどを通じて、ドラマの世界観に触れながら期待を高めていきたいところです。

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