NHK連続テレビ小説「ばけばけ」いよいよスタート!明治の松江を舞台に描かれる“うらめしい。けど、すばらしい。”夫婦の物語

朝ドラ新作「ばけばけ」2025年9月29日放送開始

NHKの2025年秋の連続テレビ小説「ばけばけ」が、いよいよ9月29日(月)よりスタートします。朝8時からの放送(NHK総合・月〜土)、週のダイジェストも含めて再放送やBS4Kでも展開され、多くの視聴者を魅了すること間違いなしです。
今回のヒロインを演じるのは髙石あかりさん。また、トミー・バストウさんや吉沢亮さんら多彩なキャストが名を連ねています。

物語の舞台とモデル

本作の舞台は明治時代初期の松江。物語は没落した武士・松野家の娘トキと家族が貧しい中でも前向きに生き、自らの未来を切り開こうとする姿を描きます。
また、実在の人物で怪談文学で知られるラフカディオ・ハーン(八雲)夫婦がモデルとなっており、「この世はうらめしい。けど、すばらしい。」という印象的なキャッチコピーもそこから生まれました。

第1週(9月29日~10月3日)のあらすじ

  • 月曜(第1話): 明治初めの松江。没落士族・松野家の娘で小学生のトキ(福地美晴)は、父・司之介(岡部たかし)、母・フミ(池脇千鶴)、祖父・勘右衛門(小日向文世)と共に世を恨みながらも貧しい日々を送っています。
  • 火曜: 学校で将来の夢を問われ、教師を志すと答えるトキ。しかし、親戚のタエ(北川景子)について習い事も辞めたいと相談するも、「武士の娘は働く必要はない」と返され葛藤します。
  • 水曜: 武士の誇りを重んじて働かなかった父・司之介が一念発起して商売を始めることに。祖父・勘右衛門の反発もありつつ松野家に明るさが戻り、トキも喜びます。
  • 木曜: ある日突然、姿を消した父・司之介をトキが登校途中に発見。家族のもとに戻るよう説得する中、遠くアメリカではラフカディオ・ハーンが絶望の淵にありました。
  • 金曜: 明治19年、成長したトキ(髙石あかり)は家計を助けるため工場で働き、イトコのタエの夫・傳(堤真一)が営む機織り工場で汗を流します。恋にも揺れ動き、友人たちと人生を模索していきます。

物語は時代背景に翻弄されつつも、家族や仲間の温かさ、日常の何気ない心のやりとり、そして人生の再生を温かく描き出すものとなっています。

主要キャストと新たな出演者

  • ヒロイン:髙石あかり…明るく前向きなトキを演じ、希望をもたらします。
  • ラフカディオ・ハーン(レフカダ・ヘブン):トミー・バストウ…明治日本へ渡った異邦人の視点を魅力的に表現。
  • 父・司之介:岡部たかし…誇り高き武士でありながら、家族のために決断する苦悩を見せます。
  • 母・フミ:池脇千鶴、祖父・勘右衛門:小日向文世、タエ:北川景子ら、個性派キャストがしっかりと脇を固めます。
  • 濱正悟さんが追加キャストとして出演…2023年「舞い上がれ!」以来2度目となる朝ドラ参加となり、話題になっています。なお、清水尋也被告の代役としての抜擢ということでも注目されています。
  • 吉沢亮…新たな魅力でドラマの厚みを増します。
  • シャーロット・ケイト・フォックス…ヘブンの同僚記者イライザ・ベルズランド役で登場。「パーフェクトウーマン」と称される存在感を発揮します。

「ばけばけ」の魅力:時代と人、現代に響くメッセージ

「ばけばけ」は、時代の転換期である明治期を背景に、日々を懸命に生きた人々の物語が描かれます。武士階級から商人、そして近代社会への移行期の痛みや希望、家族や友情、恋や仕事。そして“怪談”を愛する心が紡がれます。
主人公であるトキやその家族が体験する苦悩や小さな幸せ、またラフカディオ・ハーンという外国人視点の持ち込みは、現代の多様性や異文化理解にも通じる刺激的なテーマとなっています。

ドラマには、笑いあり涙あり、時にコミカルで、時にシリアスな人間ドラマが散りばめられています。登場人物たちが、「うらめしい」と思いながらも今を懸命に生きる姿は、きっと視聴者一人一人の心に温かいヒントを残すはずです。

見どころと放送情報

  • 時代背景を大切にした映像美…明治時代の町並みや衣装、生活様式など、細部までこだわった美術も魅力です。
  • 豪華なキャスト陣のアンサンブル…若手からベテランまでが一堂に会し、時にぶつかりあいながら物語を盛り上げます。
  • 毎日放送される15分ドラマ…出勤・登校前の朝のひとときを、家族でも一人でも、気軽に楽しめます。
  • 見逃し配信・再放送も充実…NHKオンデマンドや公式SNSの積極的な情報発信で、タイムシフト視聴やキャスト情報も随時チェックできます。

主な登場人物を紹介

  • 松野トキ(髙石あかり):本作の主人公。明るく、まっすぐな性格で、どんな困難も家族とともに乗り越えていく。
  • レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ):異国から日本へやってきた文学好きな記者。トキや家族と関わることで人生観を変えていく。
  • イライザ・ベルズランド(シャーロット・ケイト・フォックス):ヘブンの同僚記者。「パーフェクトウーマン」と呼ばれる優秀な女性で、トキとも深く関わっていく。
  • 松野司之介(岡部たかし):トキの父。時代の波に悩みながらも家族を守るため奮闘。
  • 松野フミ(池脇千鶴):トキの母。穏やかで強い母性を発揮しながら家族を支える。
  • 松野勘右衛門(小日向文世):トキの祖父。武士としての誇りと時代への戸惑いを抱えています。
  • タエ(北川景子)・(堤真一)他、多数。

制作陣と見どころの一言

  • 脚本:ふじきみつ彦が担当。繊細かつユーモアあふれる空気感と流れるような会話劇が、作品全体を包みます。
  • 世代を越えたメッセージ:夢や誇り、そして失敗も受け入れながら前を向いて生きる登場人物たちの姿が、幅広い世代に共感を与えることでしょう。

新たな門出をみんなで応援しよう

2025年度下半期のNHK朝ドラ「ばけばけ」。明治の激動の時代を丁寧に描いた新しい“家族”の形や、異文化が出会い重なっていくさま、そして小さな勇気が未来につながる物語です。初回から見逃せない展開となりそうですので、ぜひお見逃しなく!
番組公式HPやSNS(X、Instagram)でも情報が随時発信されていますので、ドラマファン・出演者ファン共にしっかりチェックして毎朝の楽しみにしていきましょう。

参考元