Netflixヤンキー恋リア「ラヴ上等」が社会現象級の大ヒット 元暴走族総長の“真の男”ぶりにも注目集まる

Netflixで配信中の恋愛リアリティ番組「ラヴ上等」が、日本のNetflix週間TOP10(シリーズ)で初登場1位を獲得し、韓国でも5位にランクインするなど、国内外で大きな話題となっています。
「ヤンキー男女の恋リア」というこれまでになかった切り口に加え、50人の隊員を束ねた元暴走族総長といった強烈な経歴を持つ出演者たちの“素顔”が、多くの視聴者の心をつかんでいます。

「ラヴ上等」とは? 日本初の“ヤンキー恋リア”が誕生

「ラヴ上等」は、タレントのMEGUMIさんがプロデュースするNetflixオリジナルの恋愛リアリティシリーズです。
これまで「あいの里」や「ボーイフレンド」シリーズなど、人間の本音や感情の揺れを丁寧に描いてきたNetflixが、新たな挑戦として立ち上げた企画で、日本発の“ヤンキーの男女”に特化した純愛リアリティショーとなっています。

舞台は山奥にある架空の学校「羅武上等学園」
ここに、元暴走族総長元ヤクザ少年院出身など、社会の“はみ出しもの”として生きてきたヤンキー男女11人が集まり、14日間の共同生活を送ります。
彼らは、喧嘩あり涙ありの青春を過ごしながら、最終日の卒業式で、愛する人に想いを伝えることを目指します。

番組の魅力は、見た目は強面で荒々しい彼らが、共同生活を通して恋に本気でぶつかっていく姿と、その中で滲み出るピュアさや人間味にあります。
視聴者からは、「バカ面白い」「人間味もピュアさもあってギャップがいい!」といった声がSNS上で相次ぎ、放送開始直後から大きな話題となりました。

Netflix週間TOP10で日本1位・韓国5位 世界でもバズり中

「ラヴ上等」は、12月9日の配信開始直後から視聴数を伸ばし、日本のNetflix週間TOP10(シリーズ)で初登場1位を記録しました。
さらに、日本発のアンスクリプテッド作品としては初めて、韓国の週間TOP10(シリーズ)で5位にランクインし、グローバル週間TOP10(非英語シリーズ)でも8位に入る快挙を達成しています。

Netflix国内ランキング(2025年12月8日〜12月14日)でも、「ラヴ上等」はTV番組部門で堂々の1位となり、話題作がひしめく中で強い存在感を放っています。
同時期には、「告白の代価」や「終末のワルキューレ シーズン3」など人気作が並ぶ中、「ヤンキー恋リア」という一見ニッチにも思えるテーマで首位に立ったことは、番組の注目度の高さを示しています。

海外でも、「これまで見たことのない“ヤンキー同士の恋愛リアリティ”」として驚きの声が上がり、出演者の発言が引用されたり、「彼らの積極性から恋愛の姿勢を学んだ」といったコメントがSNSで拡散されています。
日本特有の“ヤンキー文化”が、世界中の視聴者に新鮮な衝撃と共感を与えている状況です。

“すごい人からも反響” MC陣も驚く盛り上がり

12月16日には、都内で番組のイベント「Special Night」が開催され、MCを務めるMEGUMIさん、ラッパーのAK-69さん、お笑い芸人の永野さんが登場しました。
会場では、番組への反響についてのトークが繰り広げられ、「すごい人からも反響があった」といったエピソードも語られました。

イベントでは、今後の展開についても熱い予告トークが飛び出し、
「この人こっち行くんだ、があります」
「展開めまぐるしい人いましたね」
など、予想外の恋の展開を示唆するコメントで会場を沸かせました。
MEGUMIさんは「カップルは成立するんです」と力強く語り、「やっぱこういう男いいな」と印象的な男性メンバーにも触れています。

また、番組内ではglobeの名曲「Love again」が使用されており、イベントには音楽プロデューサーの小室哲哉さんも登場して会場を盛り上げました。
恋愛リアリティという枠を超え、音楽やサブカルチャーとも結びついた広がりを見せている点も、「ラヴ上等」が注目される理由のひとつと言えそうです。

元暴走族総長の“真の男”ぶり 背中のタトゥーとピュアな恋心

出演メンバーの中でも特に大きな注目を集めているのが、50人の隊員を束ねていた元暴走族総長という肩書きを持つ男性です。
背中には強烈なタトゥーが刻まれ、その迫力あるビジュアルからは想像できないほど、恋愛に対しては真っ直ぐで不器用な一面を見せています。

番組では、ビキニ姿になった女性メンバーが、下半身までびっしりと刻まれた刺青を見せながら、「寂しかった。子ども欲しい」と涙を浮かべて思いを打ち明ける場面があります。
それを受け止める男性メンバーは、「嬉しい反面、怖い反面……」と正直な葛藤を言葉にし、過去や将来に対する不安と向き合います。
こうしたシーンから、世代を超えて「この世代の真の男」「見た目とのギャップがすごい」といった声が上がり、SNSでも話題になっています。

さらに、男子メンバーがラブレターを書いて女子の下駄箱に入れ、女子側も気になる相手に「○」をつけて返すという、どこか懐かしい青春のような演出も登場します。
タトゥーや過去の経歴といった“ハード”な要素と、手紙で想いを伝えるという“甘酸っぱい”恋愛の組み合わせが、多くの視聴者に新鮮な驚きと共感を呼んでいます。

独占欲・嫉妬・揺れる気持ち…恋を通じて成長するヤンキーたち

配信が進むにつれ、「ラヴ上等」ではメンバーたちの恋模様が一気に加速していきます。
第5話では、あるカップルがサウナデートに出かけ、これまで語られなかった過去や胸の内を打ち明ける場面が描かれます。
一方で、別の男性メンバー・二世が次々と女子に声をかけることで、独占欲嫉妬があらわになり、関係性が一気に複雑化します。

二世が次のデート相手にBabyを指名すると、それまで仲良くしていたミルクとの間に衝突が生まれます。
Babyと二世はグランピングデートで距離を縮める一方、Babyはデート後にミルクを呼び出して本音をぶつけ、自分の揺れる気持ちを正直に伝えます。
「好き」という気持ちひとつを巡って、メンバーそれぞれが傷つくことを恐れながらも、真正面から向き合おうとする姿が描かれています。

また、てかりんというメンバーが公衆電話から兄に電話をかけ、「ちゃんと家族でいたい」と今の素直な想いを伝えるシーンも印象的です。
MCの永野さんは、この場面を見て「結構感動しちゃった。これ恋リア?」とコメントし、ただの恋愛番組を超えた“人間ドラマ”としての深みを感じている様子でした。

こうした過程を通じて、視聴者は、「喧嘩っ早いヤンキー」というステレオタイプの奥にある、家族への想い将来への不安愛されたい気持ちに触れることになります。
番組は、派手な演出や過激さだけでなく、「誰かを想うことで人は変われる」という普遍的なテーマを丁寧に掘り下げています。

なぜ「ラヴ上等」はここまで支持されるのか

「ラヴ上等」が多くの人に受け入れられている背景には、いくつかのポイントがあります。

  • ギャップの魅力:見た目は強面で過去も“過激”だが、恋愛には不器用でピュアというギャップが、視聴者の心をつかんでいます。
  • 本音のぶつかり合い:面子やプライドをかけた喧嘩だけでなく、自分の弱さや怖さもさらけ出しながら、本気で恋に向き合う姿がリアルに描かれています。
  • 日本発のヤンキー文化:独特のファッション、言葉遣い、仲間意識など、日本のヤンキー文化がそのまま世界に届けられ、海外視聴者には新鮮なカルチャーショックとして受け止められています。
  • MEGUMIさんのプロデュース力:地上波では難しいであろうテーマを、Netflixという場で大胆に形にしつつ、単なる炎上狙いではなく人間ドラマとして成立させている点が評価されています。

特に、「ヤンキー」という言葉に先入観や偏見を持つ人ほど、メンバーたちの意外な一面や、真剣に変わろうとする姿に心を揺さぶられ、「見始めたら止まらない」「今年一番ハマった恋リア」という声が多数上がっています。

配信スケジュールと今後の見どころ

「ラヴ上等」は全10話構成で、2025年12月16日時点でエピソード7まで配信中、12月23日からエピソード8〜10が独占配信される予定です。
物語はいよいよ後半戦に突入し、MC陣も「展開がめまぐるしい」「この人こっち行くんだ、という驚きがある」と語るほど、予想外の組み合わせや決断が待っているようです。

すでに、視聴者の間では「誰と誰がくっつくのか」「あの人は最後にどんな選択をするのか」といった考察や予想が飛び交っており、SNS上での盛り上がりは一層加速しています。
ヤンキー男女が、たった14日間の共同生活の中でどこまで変わり、どんな“卒業”を迎えるのか。
そして、50人を束ねた元暴走族総長をはじめとするメンバーたちが、最後にどんな「真の男」「真の女」としての姿を見せるのか。
「ラヴ上等」は、恋愛リアリティの枠を超えた令和の青春群像劇として、多くの視聴者の心に刻まれつつあります。

参考元