羽山みずき、デビュー10周年記念曲「お湯割りで」MV公開 小料理屋の若おかみ気分で届ける冬のあったかソング
演歌歌手の羽山みずきさんが、デビュー10周年を記念した新曲「お湯割りで」のミュージックビデオ(MV)を公開し、話題を集めています。「お湯割り」をモチーフにした、フォークタッチの軽演歌で、寒い季節にぴったりのあたたかい一曲です。
MVでは、羽山さんが小料理屋の女将(おかみ)に扮し、常連客とのやり取りを通して、ほのぼのとした冬の夜の情景を表現。所属事務所サンミュージックの岡社長が常連客役で出演していることでも注目を集めています。
デビュー10周年を彩る記念シングル「お湯割りで」
「お湯割りで」は、羽山みずきさんのデビュー10周年記念曲として制作されたシングルで、2025年12月10日にリリースされました。 “お湯割り”をテーマにした、やさしい雰囲気のフォークタッチの軽演歌となっています。
シングル「お湯割りで」は、日本クラウンからCRCN-8805として発売され、価格は税込1,500円。楽曲は、作詞・前田たかひろさん、作曲・聖川湧さん、編曲・馬飼野俊一さんというベテラン陣による布陣で、演歌ファンにも歌謡曲ファンにも親しみやすいサウンドに仕上がっています。
羽山さんは2016年4月6日にデビューし、2025年で活動10周年を迎えました。 これまでの歩みを支えてくれたファンへの感謝と、これからの新たな一歩への想いが、この記念曲にも込められています。
小料理屋が舞台 「一緒に呑んでいるような」ムードのMV
今回公開された「お湯割りで」のMVは、小料理屋を舞台にした物語仕立ての映像作品です。 羽山さんは小料理屋の女将としてカウンターの中に立ち、店にやってくる常連客をあたたかく迎えます。
MVの見どころは、カウンター越しに交わされる、どこか懐かしく、やさしい空気感。羽山さんは次のようにコメントしています。
- 「小料理屋を舞台に、カウンターを挟んでのお客さんとおかみさんの落ち着いた恋模様を可愛らしく描いています。」
- 「私もおかみさんになった気持ちで唄っています♪ 私と一緒に呑んでいるような雰囲気で聴いていただけたら嬉しいです。」
- 「ホッと安心を感じられるミュージックビデオになっているかなと思います。みなさんがお店に来ているような、そんな気持ちになれるシーンがたくさんあります。」
寒い冬の夜、ふと立ち寄った馴染みの店で、湯気の立つお湯割りを片手に語り合う――。MV全体からは、そんな情景が自然と浮かび上がってきます。キャッチコピーのように紹介されている「寒い冬の夜には、こんな店で一杯。」というフレーズも、この作品の世界観をよく表しています。
サンミュージック岡社長が常連客役で出演
今回のMVで、ファンの注目を集めているのが、常連客役として登場するサンミュージックの岡社長です。
岡社長は、羽山さんが所属する事務所のトップでありながら、かつて役者としての経験も持つ人物。 その経歴を生かし、セリフ以上に「眼で語る演技」を見せているといいます。
羽山さんは、岡社長の出演について、次のような言葉を寄せています。
- 「今回のMVには、俳優さんとしてサンミュージックの岡社長に友情(?)出演していただきました。」
- 「元々役者さんの経験もある社長なので、眼で語る演技にも注目してご覧ください!」
社長と所属歌手が、同じ作品の中で共演するという、少しユニークであたたかいコラボレーション。事務所全体で、羽山さんの10周年をお祝いしようとするムードも感じられ、ファンにとっては微笑ましい見どころとなっています。
「若おかみ」の気分で歌う冬の一曲
「お湯割りで」は、タイトルどおり“お湯割り”をモチーフにした楽曲ですが、歌詞やメロディには、冷えた心や日常をそっとあたためてくれるような、やわらかな魅力があります。
小料理屋のカウンター越しに、少し距離を保ちながらも、お互いを思いやるような「落ち着いた大人の恋模様」が描かれている点も特徴です。 羽山さんは、自身を「おかみさんになった気持ち」と表現しており、まさに“若おかみ”の気分でこの一曲を届けていると言えます。
羽山さんは山形県出身の演歌歌手として、これまでも故郷を大切にした活動や、自然体のやさしい歌声で多くのファンに愛されてきました。インタビューなどでは、山形弁を交えたあたたかい語り口も印象的で、ステージや配信の場では、「今日は楽しんでの~」といった言葉を通して、観客との距離をぐっと縮めています。
「お湯割りで」は、そうした羽山さんの人柄ともぴったり重なる、“ほっとひと息つける”一曲。聴く人が、自分の行きつけの店のカウンターに座って、若おかみと世間話をしているような気分になれる作品です。
クリスマスイブには手料理配信 10周年イヤーの歩み
羽山さんは、デビュー10周年となる今年、さまざまな形でファンへの感謝を届けています。そのひとつが、クリスマスイブのYouTubeライブです。
今年も昨年に続き、12月24日19時からのYouTubeライブが決定しており、自身の手料理を振る舞いながら、この一年を振り返るスペシャル企画が予定されています。 画面越しではありますが、まるで本当に小料理屋のカウンターに座っているかのような、あたたかな時間になりそうです。
また、2025年8月には、故郷・山形県鶴岡市でデビュー10周年記念の凱旋コンサートを開催し、約1000人のファンが集まる満員御礼の公演となりました。 このコンサートの模様を収録したDVD『10周年記念コンサート~夢は今もめぐりて~』も、2026年1月14日にリリース予定で、アニバーサリーイヤーを締めくくる作品として期待されています。
新曲「お湯割りで」のリリース、MV公開、そして配信企画や映像作品と、羽山さんの10周年はとても充実した内容となっています。 それぞれの場面で大切にしているのは、派手さよりも「心があたたかくなる時間」を届けること。その積み重ねが、今回の記念曲にも強く表れています。
「お湯割りで」が描く“寄り添う時間”
「お湯割りで」は、派手なドラマチックさではなく、日常の延長線上にある、ささやかな幸せをテーマにしている点が魅力です。
・仕事帰りにふらりと立ち寄る小料理屋
・湯気の立つお湯割りを手に、ぽつりぽつりと言葉を交わす男女
・多くを語らずとも、そばにいてくれるだけでじんわり心があたたまる時間
こうした空気感を、フォークタッチの優しいメロディと、羽山さんの澄んだ歌声が丁寧に描き出しています。 「ちょっとだけ~」という印象的なフレーズも、控えめな気持ちや、遠慮がちな優しさを感じさせ、聴いた後に心に残るポイントとなっています。
演歌・歌謡曲の世界では、別れや涙をテーマにした曲も多くありますが、「お湯割りで」は、そうした中でも“寄り添うぬくもり”を軸にした一曲。世代を問わず、幅広いリスナーが共感しやすい内容になっていると言えるでしょう。
10周年の先へ 羽山みずきが届ける“やさしさ”
デビュー10周年という節目に、「お湯割りで」という、人の心をあたためる楽曲とMVを届けた羽山みずきさん。 故郷・山形での凱旋コンサートや、ファンと距離の近い配信企画など、これまでの歩みを共にしてきた人たちと「一緒に過ごす時間」を、何より大切にしている姿が印象的です。
小料理屋の若おかみに扮した今回のMVでは、「今日は楽しんでの~」と語りかけるような、羽山さんならではのあたたかさがにじみ出ています。お湯割りの湯気のように、ふんわりと心を包み込んでくれる一曲を通して、これから先の活動にも期待が高まります。
冬の夜、少し冷えた心や体をあたためてくれる一杯の「お湯割り」とともに、羽山みずきさんの10周年記念曲「お湯割りで」を楽しんでみてはいかがでしょうか。



