今井美樹、約8年ぶりのオリジナルアルバム『smile』発表 40周年イヤーへとつながる大きな一歩
歌手・女優として長年にわたり愛されてきた今井美樹さんが、約8年ぶりとなるオリジナル・アルバム『smile』を2026年2月11日(水・祝)にリリースすることが発表されました。
本作は、通算21枚目のオリジナル・アルバムであり、2026年に迎える歌手デビュー40周年のスタートを飾る重要な作品として位置づけられています。
約8年ぶりのオリジナルアルバム『smile』とは
ニューアルバム『smile』は、前作のオリジナル・アルバムからおよそ8年という歳月を経て届けられる、待望の新作です。
収録曲は全10曲(予定)で、すでにNHK「みんなのうた」でオンエアされている楽曲「青空とオスカー・ピーターソン」をはじめ、聴きごたえのあるラインナップが予定されています。
番組「みんなのうた」で親しんでいる方にとっては、その世界観をアルバム全体の流れの中であらためて味わえる機会となりそうです。
デビュー40周年イヤーへの序章としての『smile』
2026年に歌手デビュー40周年を迎える今井美樹さんにとって、『smile』は単なる新作アルバムというだけでなく、「40年」という長い年月の歩みを感じさせる節目の作品でもあります。
1980年代からJ-POPシーンの第一線で活躍し、「PRIDE」「PIECE OF MY WISH」「瞳がほほえむから」など数々の名曲を世に送り出してきた今井さん。そんな彼女が、成熟した表現力と豊かな音楽経験をもって届ける新作は、多くのファンにとって特別な意味を持つことでしょう。
長く続いてきたキャリアの集大成でありつつ、新たな始まりを感じさせるようなアルバムになると期待されています。
布袋寅泰との共同プロデュース
『smile』の大きな特徴のひとつが、アルバムのトータルプロデュースを今井美樹さんと布袋寅泰さんが共同で担当している点です。
布袋寅泰さんは、ギタリスト・コンポーザーとして世界的にも評価される存在であり、これまでも今井さんの数々の作品やライブを音楽面から支えてきました。
今回も、
- サウンド全体の方向性
- 楽曲ごとのアレンジ
- ボーカル表現を引き立てる音作り
など、作品のトータルイメージを描き出す重要な役割を担っているとされています。
今井さんの透明感のある歌声と、布袋さんならではのダイナミックかつ繊細なサウンド・センスがどのように融合しているのか、ファンにとって大きな聴きどころとなるでしょう。
さだまさし初の楽曲提供というビッグトピック
今回のアルバムにおいて、ニュースとして大きく取り上げられているのが、シンガーソングライターさだまさしさんが初めて今井美樹さんに楽曲を提供しているという点です。
長年、日本の音楽シーンを代表する存在として活躍してきたさだまさしさんと、同じく長く愛されてきた今井美樹さん。世代やフィールドを越え、多くの人の心をつかんできた二人のアーティストが、今回初めて「楽曲提供」という形でコラボレーションを果たしたことになります。
さださんの持ち味である、物語性豊かな歌詞や温かいメロディと、今井さんの柔らかく深みのある歌声が重なり合うことで、これまでにない味わいの一曲が生まれていることが想像されます。
どのようなテーマで、どのような世界観を持つ楽曲なのか、リリースまでの間に少しずつ明らかになっていくのを楽しみに待ちたいところです。
豪華ソングライター・アレンジャー陣が参加
『smile』には、楽曲制作・アレンジ面でも多彩なクリエイターたちが参加しています。
参加が発表されている主なソングライター/アレンジャーは次のとおりです。
- 岩里祐穂(「青空とオスカー・ピーターソン」の作詞を担当)
- 川江美奈子
- 諸見里修
- カワノミチオ
- 河野圭
- 佐藤準
- 梅堀淳
- 倉田信雄
- そしてさだまさし
いずれも、J-POPや映像音楽などさまざまな分野で活躍する実力派ばかりで、作品ごとに異なる彩りを与えてくれそうです。
こうした多彩なクリエイター陣が参加することで、アルバム全体は「ひとつの物語」としての統一感を持ちながらも、曲ごとに異なる表情を見せてくれる構成になることが期待されます。
NHK「みんなのうた」でオンエア中の「青空とオスカー・ピーターソン」
アルバムに収録予定の楽曲の中で、すでに多くの人に親しまれつつあるのが、NHK「みんなのうた」で放送されている「青空とオスカー・ピーターソン」です。
この楽曲は、
- 歌:今井美樹
- 作詞:岩里祐穂
というタッグで制作されており、爽やかさと温かさを兼ね備えた作品として注目を集めています。
「みんなのうた」で曲を耳にして、「フルサイズでじっくり聴きたい」と感じていた方にとって、アルバム『smile』は待望のリリースと言えるでしょう。
3形態でのリリースと、それぞれの特徴
『smile』は、初回限定盤A(CD+Blu-ray/DVD)、初回限定盤B(CD+DVD)、通常盤(CDのみ)の3形態で発売されます。
初回限定盤A:2023年ツアー映像を全曲収録
初回限定盤Aには、2023年に開催された全国ホールツアー「今井美樹 CONCERT TOUR 2023 “Our Songs!!”」から、2023年12月1日に行われたTACHIKAWA STAGE GARDEN(東京)公演のライブ映像が全曲収録されます。
収録される楽曲は、代表曲を含む充実したセットリストで、ライブならではの臨場感あふれる映像が楽しめる内容となっています。
主な収録曲(一部)は以下の通りです。
- 「幸せになりたい」
- 「彼女とTIP ON DUO」
- 「Miss You」
- 「あなたがおしえてくれた」
- 「Goodbye Yesterday」
- 「愛の詩」
- 「どしゃ降りWonderland」
- 「雨にキッスの花束を」
- 「PIECE OF MY WISH」
- 「PRIDE」 ほか
デビューから今日に至るまでのキャリアを彩ってきた名曲の数々を、最新のライブパフォーマンスで楽しめる貴重な映像作品となっています。
初回限定盤B:2024年ツアー「Our Songs!!」からの映像
初回限定盤Bには、2024年に行われた全国22公演のホールツアー「今井美樹 CONCERT TOUR 2024 “Our Songs!!”」より、2024年11月3日に開催されたBunkamuraオーチャードホール(東京)公演のライブ映像を全曲収録。
こちらのライブでは、前述の代表曲に加え、「瞳がほほえむから」「微笑みのひと」「野性の風」など、ファンにとっておなじみの楽曲が多数披露されています。
- 「瞳がほほえむから」
- 「微笑みのひと」
- 「Blue Moon Blue」
- 「海辺にて」
- 「野性の風」
- 「雨のあと」
- 「Bluebird」
- 「雨にキッスの花束を」
- 「Goodbye Yesterday」
- 「PIECE OF MY WISH」
- 「PRIDE」 ほか
2023年公演と2024年公演、それぞれの雰囲気や選曲の違いを見比べながら楽しめる点も、今回のアルバムの魅力のひとつです。
通常盤:CDのみで作品世界をじっくり味わう
通常盤はCDのみのシンプルな仕様で、価格は3,630円(税込)となっています。
ライブ映像よりも、まずは新曲たちの世界観をじっくりと聴き込みたいという方や、手に取りやすい価格帯で作品を楽しみたいという方には、こちらの通常盤もおすすめできる形態です。
初回生産分限定の封入特典も
全形態の初回生産分には、共通の封入特典としてシリアルナンバーが付属します。
そのシリアルナンバーを使用することで、
- 2026年5月から始まる全国ホールツアーの「プレミアム・リザーブチケット」先行抽選受付(ファンクラブ先行に次ぐ枠)への応募
- サイン入りポスター(100名)が当たる抽選への参加
などの特典に応募することができます。
ツアー参加を検討している方や、記念のグッズを手に入れたいというファンにとっては、見逃せない特典と言えるでしょう。
店舗別オリジナル特典も充実
さらに、一部の販売店では店舗別オリジナル特典も用意されています。
- Amazon.co.jp:メガジャケ
- 楽天ブックス:アクリルコースター
- セブンネットショッピング:ランチトートバッグ
- TOWER RECORDS:A4クリアファイル
- HMV:CDサイズステッカー
- TSUTAYA:ポストカード
- その他一般店舗:B2ポスター
特典は数に限りがあり、対象外となる店舗もあるため、希望する特典がある場合は早めの予約や、購入予定店舗での確認が推奨されています。
ファンクラブ向けオンラインイベントの開催も決定
アルバム発売決定にあわせて、今井美樹オフィシャルファンクラブによるオンラインイベントの開催もアナウンスされています。
イベントには、「青空とオスカー・ピーターソン」で作詞を担当した岩里祐穂さんも出演予定で、楽曲制作の裏話や歌に込めた想いなど、ここでしか聞けないトークが期待されます。
アルバムについてより深く知りたいファンにとっては、作品世界への理解を深める貴重な機会となるでしょう。
『smile』というタイトルに込められたイメージ
アルバムタイトル『smile』という言葉からは、今井美樹さんが長年歌い続けてきた「優しさ」や「ぬくもり」、「前向きさ」といったイメージが自然と連想されます。
激しく変化する時代の中で、音楽ができることは決して派手ではないかもしれませんが、日々の生活にそっと寄り添い、ふとした瞬間に心を軽くしてくれる――今井さんの歌声は、そうした役割をずっと担ってきました。
『smile』というタイトルには、
- 聴く人の表情が思わずほころぶような音楽を届けたい
- 自分自身も、音楽を通して笑顔で歩み続けたい
そんな想いが込められているようにも感じられます。
これからの展開にも期待
現時点で、アルバム『smile』に収録される全曲のタイトルや詳細な内容はまだすべてが明らかになっているわけではありませんが、
- 布袋寅泰さんとの共同プロデュース
- さだまさしさんからの初楽曲提供
- 岩里祐穂さんをはじめとした豪華な制作陣
- 「みんなのうた」でオンエア中の「青空とオスカー・ピーターソン」
- 2023年・2024年ツアー映像を収録した豪華な初回限定盤
といった情報だけでも、「特別な一枚」になることが強く感じられる内容となっています。
40周年イヤーへとつながるこのアルバムが、これからどのようなプロモーションやライブ、メディア出演とともに届けられていくのか、今後の続報にも注目が集まりそうです。



