日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』、ついに最終回へ──“熱い大人たち”が駆け抜けた3か月半と、安藤政信が担ったチームの葛藤

競馬界を舞台に、人と馬が20年にわたって紡いできた奇跡を描く日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』が、いよいよ最終回を迎えます。主演・妻夫木聡さんをはじめとする豪華キャストが全力で走り抜けたこのドラマは、放送開始以来、毎回多くの視聴者から大きな反響を呼んできました。

そのラストを前に、現場では“オールアップ”を迎えたキャスト陣から、熱いコメントが次々と寄せられています。その中でも、とくに注目されているのが、ロイヤルファミリーを支える重要人物のひとり・広中を演じる安藤政信さんの存在です。表には出にくい葛藤や対立を体現し、物語に厚みとリアリティを与えてきた安藤さんの役どころは、最終回を前にあらためて注目が集まっています。

奇跡の復活から“有馬記念”へ──最終回は運命のファンファーレ

『ザ・ロイヤルファミリー』は、弱小牧場から生まれた一頭の競走馬と、その馬に人生を懸ける人々の長い歳月を描いた物語です。ロイヤルファミリーは失明の危機にさらされる重い病「角膜実質膿瘍」を発症し、一時は引退も考えざるを得ない状況に追い込まれました。

しかし、獣医師・沢渡有希(市川実日子さん)らの尽力と、日高の牧場関係者たちの支えによってロイヤルファミリーは奇跡の復活を遂げます。ここから物語はいよいよクライマックスへ。栗須(妻夫木聡さん)と耕一(目黒蓮さん)が夢見てきた「有馬記念の舞台」に立つためには、重賞レースで勝利しなければならないという過酷な条件が立ちはだかります。

TBSの番組情報によると、最終話では「有馬記念出走条件クリアを目指す、絶対に負けられない戦い」が描かれるとのこと。怪我を克服したロイヤルファミリーとチームロイヤルが、強大なライバルがひしめくレースへ挑んでいく姿が、拡大スペシャルでたっぷりと描かれる予定です。

父が果たせなかった夢を受け継ぐ息子、そしてチームや家族の想いを乗せて鳴り響く“運命のファンファーレ”。人間と競走馬がともに駆け抜けた20年の物語は、ついに完結の瞬間を迎えます。

「みんなが熱い気持ちで参加」──佐藤浩市と妻夫木聡、現場の熱を語る

この最終回を前に、撮影現場からは出演者たちのコメントが続々と伝えられています。物語を長年支えてきた重要人物・耕造役の佐藤浩市さんは、約3か月半に及んだ撮影を振り返り、「みんなが熱い気持ちで参加していて…」と語るほど、現場には独特の一体感が生まれていたといいます。

その佐藤さんのオールアップに、主役の栗須を演じた妻夫木聡さんは思わず涙をこらえきれず、感極まる場面もあったと報じられています。長い時間を共に走り続けたキャスト・スタッフにとって、耕造という存在の重さ、そして作品そのものに対する想いの深さがうかがえるエピソードです。

原作は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した早見和真さんの小説『ザ・ロイヤルファミリー』。映像化にあたっては、競馬世界のディテールや人間ドラマの厚みがドラマでも丁寧に描かれ、俳優陣の熱演と相まって、毎話“胸が熱くなる”展開が反響を呼んできました。

視聴者の間で話題の「謎の茶封筒」──伏線はどう回収されるのか

最終回を前に、SNSなどで大きな話題になっているのが、劇中にたびたび登場してきた「謎の茶封筒」の存在です。ネット上やスポーツ紙のコラムでは、「伏線未回収が話題」として取り上げられ

参考元