ロンドンハーツ発のビッグ企画!狩野英孝「50TA」がKing & Princeへ楽曲提供
お笑い芸人・狩野英孝さんが扮する“伝説の迷曲アーティスト”こと50TAが、人気グループKing & Princeへ楽曲提供を行うことが明らかになりました。今回のプロジェクトは、テレビ朝日系バラエティ番組「ロンドンハーツ」のスペシャル企画として進行し、その全貌が特番「ロンドンハーツSP ~50TAにKing & Princeから楽曲提供依頼~」で放送されます。バラエティ発のアーティストとトップアイドルの本気コラボという、ファンにとっても見逃せない内容になっています。
ロンドンハーツSPで明かされる“楽曲提供ドッキリ”の全貌
今回の企画は、「ロンドンハーツ」の中で生まれたキャラクター・50TAの新たな挑戦として用意されたビッグプロジェクトです。 テレビ朝日系で放送される特番「ロンドンハーツSP ~50TAにKing & Princeから楽曲提供依頼~」では、King & Princeから50TAへの楽曲オファーから完成、そして初披露までの道のりが追いかけられます。
もともと50TAは、ロンドンハーツの企画から誕生した“迷曲アーティスト”として知られ、番組内のドッキリや楽曲企画を通じて独特の世界観を築いてきました。 近年は横浜アリーナでのライブ開催や「ミュージックステーション」出演など、バラエティの枠を超えた活動も話題となっており、その延長線上で今回の大型コラボが実現した形です。
きっかけは「ミュージックステーション」での共演
King & Princeと50TAのコラボのきっかけは、音楽番組「ミュージックステーション」での共演でした。 夏に同番組に出演した際、King & Princeのメンバー永瀬廉さんと高橋海人さんが、昔から大好きだったという50TAと同じステージに立ったことをきっかけに、「次のアルバムで50TAさんに楽曲提供をお願いしたら面白いのでは」と発案したといいます。
永瀬さんはインタビューの中で、「ダメ元でお願いしたら、まさかのOKをいただいて今でも信じられない」と、その驚きを語っています。 これまでバラエティ番組の企画として楽曲を披露してきた50TAに対し、トップアイドルグループが正式にアルバム収録曲の提供を依頼するというのは異例の展開であり、両者にとっても大きなチャレンジとなりました。
“依頼主不明”の状態で始まったドッキリ企画
今回のプロジェクトには、ロンドンハーツらしいドッキリ要素も盛り込まれています。King & Princeの2人から直接楽曲提供のオファーを受けたのは、ロンドンハーツMCの田村淳さん。 あまりに大きな依頼内容に、淳さん自身も「俺がダマされてる?」とスタッフに確認したほどだったといいます。
そこで淳さんは、50TAが過剰に緊張してしまうことを避けるため、本人には「バーチャルアイドル・KPDYへの楽曲提供」という別プロジェクトとして伝えることを提案。 この演出により、50TAは本当の依頼主がKing & Princeであることを知らされないまま楽曲制作をスタートすることになりました。
しかし、かつてロンドンハーツ内で行われた「仮面ライダーの主題歌オファー」を装ったドッキリの記憶がよみがえり、50TAは「昔みたいに素直に喜べない…」と疑心暗鬼な様子を見せたといいます。 それでも、いざ制作が始まると、番組スタッフから「メロディ工場長」と呼ばれるほどの発想力は健在。次々にメロディを生み出し、プロジェクトは着実に進んでいきました。
50TAらしさ全開の“エナジーソング”が完成
制作の末に完成した楽曲は、関係者によると「50TAらしさ全開のエナジーソング」に仕上がったとのことです。 50TAならではのキャッチーなフレーズや、思わず口ずさみたくなるメロディが詰め込まれつつ、King & Princeの現在のスタイルにもマッチするよう練り上げられたとされています。
永瀬廉さんは、「コールアンドレスポンスの曲をリクエストした」と明かしており、完成した音源を聴いた際には「50TAさんっぽさもありつつ、今のKing & Princeにも合う完璧な楽曲だった」とコメント。 さらに、「何度も聞きました」「みんなで“いただきます!”って叫んでほしい」と、ライブでの盛り上がりを意識した曲であることも語っています。
こうした証言から、今回の楽曲はファン参加型で盛り上がれる一体感のあるナンバーになっていることがうかがえます。バラエティ発のキャラクターによる楽曲でありながら、エンターテインメントとして本気で作り上げられた1曲となっているようです。
King & Princeニューアルバム「STARRING」に収録
この50TA提供曲は、King & Princeがリリースするアルバム「STARRING」に収録されます。 スポーツニッポンの報道によると、アルバムは12月24日に発売される予定で、その中の1曲として50TAの楽曲が収められるとされています。
バラエティ番組のキャラクターが手がけた楽曲が、国民的人気グループのオリジナルアルバムに正式収録されるのは極めて珍しく、音楽シーンでも注目のトピックとなっています。 King & Princeにとっても、50TAにとっても、新たな代表曲になり得る一曲といえるかもしれません。
ロンドンハーツSPでのサプライズ対面&パフォーマンス
特番「ロンドンハーツSP ~50TAにKing & Princeから楽曲提供依頼~」のクライマックスでは、依頼主がついに明かされる瞬間が訪れます。 完成した楽曲を携えた50TAの前に、本当の依頼主としてKing & Princeが登場。50TAは「本物?」と驚きを隠せない様子だったと伝えられています。
番組では、King & Princeがこの50TA提供曲を実際にパフォーマンスする場面も用意されており、スタジオは驚きと歓声に包まれたとのことです。 ロンドンハーツならではのドッキリ要素と、アーティスト同士の真剣なコラボレーションが同居した、バラエティと音楽の“いいとこ取り”のような構成になっています。
50TAという存在が持つ特別さ
50TAは、ロンドンハーツの企画の中で誕生したアーティストですが、その活動は単なる一発企画にとどまりませんでした。デビューから15周年を迎えたことを記念し、横浜アリーナでの単独ライブや長年の夢だった「ミュージックステーション」出演など、次々とプロジェクトを成功させてきました。
その背景には、狩野英孝さん自身が持つ独特の歌声・メロディセンスと、スタッフ・共演者の本気のサポートがあります。観る人を笑わせつつ、どこか胸に残るフレーズやメロディが、50TAというキャラクターを“ネタ”に終わらせない魅力につながってきました。
今回、King & Princeからの正式な楽曲オファーが届いたことは、そうした50TAの歩みが一つの形として評価された出来事ともいえます。バラエティ発の企画でありながら、アーティストとしても認められたからこそ実現したコラボとも言えるでしょう。
バラエティと音楽が交差する“ロンドンハーツらしさ”
ロンドンハーツはこれまでも、芸人の素顔を引き出すドッキリや、スポーツ・恋愛・お笑い企画など、多彩な企画で視聴者を楽しませてきました。その中で生まれた50TAという存在が、長年にわたり愛され続け、ついには人気アイドルグループへの楽曲提供という形で新たなステージへ進んだことは、番組の歴史の中でも象徴的な出来事です。
また、King & Prince側も、自分たちのアルバムにバラエティ発のアーティストを招くという柔軟な発想で、新しいエンターテインメントの形を提示しています。 ファンにとっては、歌番組だけでなくバラエティ番組もチェックしたくなる、テレビと音楽が連動した楽しみ方が広がっていきそうです。
今後への期待
今回のコラボレーションをきっかけに、50TAとKing & Princeのライブや番組での再共演、さらには別のアーティストとのコラボなど、さまざまな展開を期待する声も出ています。ただし、現時点で発表されているのは、楽曲提供とロンドンハーツSPでの企画内容、そしてアルバム収録の情報までです。 ここから先の展開については、今後の公式発表を待つことになります。
いずれにしても、今回の企画は、ロンドンハーツという番組が生んだキャラクターと、国民的人気アイドルとの“夢のコラボ”として、エンターテインメントの可能性を感じさせる出来事となりました。番組本編と完成した楽曲、そしてアルバム「STARRING」での一曲として、それぞれの場面で楽しめるプロジェクトになっています。




