『LET IT DIE: INFERNO』が12月4日にリリース!ローグライク×サバイバルの新作アクションゲームが話題
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、2025年12月4日にPlayStation 5とSteamにて『LET IT DIE: INFERNO』をリリースしました。前作のカルト的な人気を受けてパワーアップされた本作は、奇抜な世界観とダークユーモアはそのままに、ローグライク系アクションゲームとしての緊張感のあるゲーム性が大きな魅力となっています。
独特の時間制限がもたらす緊張感
『LET IT DIE: INFERNO』の最大の特徴は、15分間の時間制限が設定されていることです。この制限時間は一見短く感じられますが、プレイヤーたちは実際にプレイしてみるとその短さに驚かされます。実際のプレイレポートでは「残り時間を確認した時に『もう◯分経ったの!?』と困惑した」という声も上がっており、時間の無駄使いが許されないヒリヒリした感覚が生まれています。この独特な時間制限があるからこそ、カジュアルさと高難易度のバランスが取れた、他のローグライクゲームには見られないタイプの感覚が実現されているのです。
死の重さとリトライの快感
本作は死んだら全て失ってしまうというシビアなゲーム性が特徴です。失った時の悔しさと、地獄門から帰還できた時の嬉しさがとにかく病みつきになる仕組みになっています。プレイヤーが倒されてしまうと脊髄ユニットだけが射出されてアイアンパーチに帰還するという独特の世界観が、この緊張感をさらに引き立てています。
充実した強化システム
プレイヤーの強化に関しては、資源となる「スピリチウム」を地獄門から持ち帰ることで強化が可能になります。スピリチウムでボディのランクが上がると、装着することで追加能力を得られる「コア」を獲得できるという仕組みです。コアによる強化は、緊急回避のローリングよりも使いやすいステップが踏めるようになったり、一部の崖を登ることができるアクションが開放されたりと、目に見えて性能が変化します。
特に能力強化は、使用したボディごとに持って帰ってきたスピリチウムによってマスタリーポイントが貯まる仕組みになっているため、お気に入りのボディを集中的に強化でき、次の地獄門へのチャレンジへの大きなモチベーションになります。必殺技(デスブロウ)の発動回数上昇や回避行動(ステップ)の回数上昇といった新技能が用意されており、戦略的な強化選択が求められます。
爽快感のあるカウンターメカニクス
戦闘システムにおいて特に爽快感があるのが、ガードから繰り出せるカウンターです。一般的なアクションゲームではパリィ的なカウンターを想像しがちですが、本作のカウンターはパリィとはまったく別物で、ガードが成立した後一定時間以内に攻撃ボタンを押せば必ず発動します。タイミングの猶予もかなり長めなので、アクションゲーム初心者でも狙って出すのはまったく難しくなく、カウンターがガンガン決まるのは他のアクションゲームにはない楽しさがあります。
武器の選択が生き残りを左右
ゲーム内には様々な武器が登場しますが、クセが強いものも多く、パラメータが多少低めでも、扱い慣れている武器を使う方が良いという場面が多いです。プレイレポートでは、発生の早さと威力のバランスがとれたハンマーや、攻撃範囲の広い割に発生も早いホイールブレードが好評を得ています。どの武器・防具を持ち込むかが生存率に直結し、準備フェーズが攻略の鍵となります。
スキルとクールタイム管理
スキルは一度使用するごとにクールタイムが挟まる以外にリソースを消費しません。気軽に使える割に性能が優秀なものが多く、ゲームプレイに大きく影響する要素になっています。特に回復手段が限られる本作においては、クールタイムごとにHPを小回復できるティモシーのスキルは貴重で、かなり使いやすいと評判です。
ランダムと決定の混在戦略
アイテムや装備、敵の配置こそランダムなのですが、破壊することでフィールドに配置されている大量のスピリチウムが獲得できるオブジェクト「泣きドクロ」は場所が決まっているようです。地形を覚えると「この場所にいけばスピリチウムを集められる」というのが経験として分かってくるため、リプレイ時に有利なルート取りが可能になります。
PvP要素と今後のアップデート
本作にはPvP要素も含まれており、敵プレイヤーの位置はレーダーに表示されます。ほぼ近接武器しかない本作では、いきなり視界外から狙撃されたりすることはありませんが、敵と戦っている最中や敵から逃げた後などレーダーを確認する余裕がない場面はかなり多く、常に他のプレイヤーに襲われるという思考が頭をよぎります。
正式リリース版では、プレイレポート時点よりも理不尽な死は確実に増えてくると予想されています。公式の動画ではPvPが苦手な人に向けた新機能が発表されており、発売後にも追加を予定しているとのことです。
推奨スペック情報
PCでのプレイを検討されている方向けに、推奨スペックをご紹介します。本作はUnreal Engine 5を採用した高グラフィックタイトルのため、快適にプレイするにはある程度のスペックが必要です。
必要スペック:Windows 11(64ビット)、Intel Core i5-8400、メモリ8GB、NVIDIA GeForce GTX 1060、ストレージ80GB(SSD必須)
推奨スペック:Windows 11(64ビット)、Intel Core i7 8700K、メモリ16GB、NVIDIA GeForce RTX 3060、ストレージ80GB
安定した60fpsを狙うならRTX 3060以上のGPUを搭載したゲーミングPCが推奨されます。ノートPCでも最低でもRTX 3050ノート/RTX 4050ノート(laptop GPU)搭載PCがあれば対応可能です。最高画質やWQHD/4Kなどの画質を上げて遊びたい場合は、VRAM 12GB以上のGPUがあると安心です。
ゲーマーからの高い評価
複数のプレイレポートから、本作が人を選ぶ高難易度ゲームであることは間違いないとされています。しかし、時間制限があるからこそのカジュアルさもあり、そのバランスが独特な味を生み出しているのです。死にゲーとしての厳しさとアクセシビリティが見事に両立されており、前作のカルト的な人気の継承と進化が実現されています。
死亡した時には脊髄ユニットだけが射出されてアイアンパーチに帰還するといった独特の世界観、クセ強なキャラクターもあわせて、『LET IT DIE: INFERNO』ならではの遊びを体験できるはずです。地獄へようこそという言葉が似合い過ぎる本作は、やり込み好きのアクションゲーム好きにとって必見のタイトルとなっています。
まとめ
『LET IT DIE: INFERNO』は、12月4日にPS5とSteamで利用可能になりました。独特の15分の時間制限、死の重さ、充実した強化システム、そして爽快感のあるバトルメカニクスが組み合わさった、唯一無二のローグライク体験を提供します。高難易度ながらも、アクションゲーム初心者から上級者まで楽しめる工夫が随所に施されており、前作ファンはもちろん、新規プレイヤーにもおすすめできる一作です。


