稲葉浩志とB’zが再び注目の的に—紅白でのマイクトラブルから新アルバム『FYOP』リリースまで

2025年、B’zと稲葉浩志の名前が日本中で再び大きく取り上げられています。契機となったのは、昨年末の「第75回NHK紅白歌合戦」への初出場と、その直後に起きたファンクラブ会員数の急増、さらには3年ぶりとなる新アルバム『FYOP』のリリース発表です。今、稲葉浩志とB’zの歩みや魅力を振り返りつつ、話題のニュースの背景やファンの声、最新アルバムの詳細までをわかりやすくお届けします。

紅白初出場で巻き起こった“再評価”とマイクトラブル

B’zは2024年末、「第75回NHK紅白歌合戦」へ初出場しました。「B’z Special Edition」として披露した「イルミネーション」と「ultra soul」などのパフォーマンスは世代や音楽ジャンルを問わず多くの視聴者の心を掴み、その圧巻のステージングと歌唱力が再評価されるきっかけとなりました。しかし、そんな晴れ舞台で予期せぬ“マイクトラブル”が発生。声や音響が一時的に乱れるアクシデントがありましたが、ボーカル・稲葉浩志は一切動じず、圧倒的な表現力とプロフェッショナリズムで歌い切ります。

この姿はSNSや音楽評論家の間で「B’zの真骨頂」「稲葉浩志の本物の実力を見た」などと多く語られ、ライブアーティストとして、また唯一無二のロックボーカリストとしての評価が急上昇しました。その“生放送ならでは”のアクシデントをきっかけに、「本物を生で見た」というファンがSNSで続出。世代を越えてB’zへの興味が再燃し、紅白直後にはファンクラブ会員が1万人増加するという異例の現象に発展しました。

B’zファンクラブ会員が1万人増加した理由

  • 生放送でのハプニングにも揺るがない圧倒的なライブ力
  • SNSでの共感の“拡散”、若い世代からも支持
  • 紅白という国民的番組でパフォーマンスを初披露したインパクト
  • 懐かしさと新鮮さが同居したセットリスト構成

これまでB’zは、安定した人気を保ちながらも、長年にわたりベテランの域に位置してきました。しかし、2024年の紅白でのパフォーマンス後、初めて彼らを見る層、久しぶりに姿を見た層が一気にファンへと変化。特に10~20代の新規入会や、かつてのファン層への“出戻り”も増え、ファンクラブ会員が1万名比増という目覚ましい伸びとなったのです。

稲葉浩志の魅力とB’zが愛される理由

  • 圧倒的なライブ力と声量―50代後半となる今も全盛期同様に驚異的な歌唱力を保つ稲葉浩志
  • 松本孝弘との絶妙なコンビネーション―ギターとボーカルが織りなす楽曲の迫力
  • 常にアップデートを続ける楽曲センス、長年にわたるタイアップ楽曲の多さ
  • 世代を問わない普遍的なメッセージ性
  • 危機やトラブルも“魅せ場”に変えるプロフェッショナリズム

紅白での出来事は、ただの「事件」で終わるのではなく、稲葉浩志とB’zが“伝説的なロックバンド”であることを社会に再認識させるきっかけとなりました。

3年ぶりの新作『FYOP』が生んだ新たな旋風

そんな大きな注目を集める中、B’zは2025年11月12日、通算23作目となる待望のオリジナルアルバム『FYOP』をリリースします。ファンはもちろん音楽業界もこの発表に歓喜し、SNSでは「生き甲斐をありがとう」「待ちに待った新作!」といった声があがり、CDショップやストリーミング予約には長い列ができました。

本作は、話題のタイアップソング6曲+新曲4曲の全10曲を収録。近年のB’zらしい骨太のロックサウンドから、叙情的なバラードまで幅広い仕上がりになっています。収録曲にはドラマタイアップ「恐るるなかれ灰は灰に」や、NHK連続テレビ小説『おむすび』主題歌「イルミネーション」、映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』主題歌「The IIIRD Eye」など、近年多くのメディアで耳にした楽曲も豊富です。

  • M01. FMP
  • M02. 恐るるなかれ灰は灰に
  • M03. 濁流BOY
  • M04. 鞭
  • M05. INTO THE BLUE
  • M06. FAITH?
  • M07. 片翼の風景
  • M08. イルミネーション
  • M09. The IIIRD Eye
  • M10. その先へ

特に、コマーシャルやドラマで繰り返し使われてきた「FMP」「INTO THE BLUE」に加え、先日解禁されたばかりの新曲「その先へ」も大きな話題を集めています。アルバムにはミュージックビデオの映像特典も充実しており、紅白の再ミックス版や2025年2月に東京ドームで開催された「ap bank fes ‘25」の貴重なライブ映像も付属。ファン垂涎の内容になっています。

B’z LIVE-GYM 2025 -FYOP- ドームツアーも発表

アルバムの全貌やライブパフォーマンスは、11月からの全国ドームツアー「B’z LIVE-GYM 2025 -FYOP-」でさらに明らかになります。すでに多くの公演が予定されており、「現地で直接エネルギーを感じたい!」という声や、ライブビューイングの実施も期待されています。

  • 11月15日・16日:愛知・バンテリンドーム ナゴヤ
  • 11月29日・30日:福岡・みずほPayPayドーム福岡
  • 12月6日・7日:東京・東京ドーム
  • 12月20日・21日:大阪・京セラドーム大阪

「今だからこそB’zを“生”で体験したい」というファンの熱き期待感が高まる中、今回のツアーは新旧の名曲と共に、これまでにない規模と演出も予想されています。

ネットやファンの声—“生き甲斐”と感謝

  • SNS:「B’zがいてくれて本当によかった」「稲葉さんの歌に救われた」
  • ファンコミュニティ:「この年齢でまた新しいB’zが聴ける幸せ」「ずっと応援しててよかった」
  • 音楽評論家:「紅白でのプロ意識とライブ力は特筆すべき」「新アルバムは集大成と新章の幕開け」

ネットでは、紅白で初めてB’zを知った若い世代や、昔からのファン層が一緒に盛り上がる光景も見られます。注目された紅白の“ハプニング”さえも「B’zにしかできない伝説」として語り継がれており、改めてB’z、そして稲葉浩志の歌声が日本の音楽ファンにとって「生き甲斐」であることを証明しています。

まとめ—稲葉浩志とB’z、今なぜ熱狂が再燃したのか

ベテランとして長く活動する中で、再び脚光を浴びるのは決して容易なことではありません。ですが、稲葉浩志とB’zは、予想外のトラブルさえも飛躍のきっかけに変え、そのたびに新しい魅力を生み出してきました。紅白出場から新アルバムリリース、そしてドームツアーへ。今、このタイミングだからこそ、B’zの音楽と稲葉浩志の素晴らしさが多くの人に響いているのです。

今年は稲葉浩志のみならず、B’zというバンドそのものが新たな伝説を紡ぐ年になるでしょう。ファンも新規も、音楽でつながるすべての人にとって2025年はきっと特別な一年となるはずです。

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