キングオブコント2025をめぐる最新トピックスまとめ 芸人たちの「今年一番おもしろい瞬間」を追う

コント日本一を決める大会としてすっかりおなじみになった「キングオブコント2025」。TBS系で放送されるこの大会は、今年も激戦の末に新たな“キング”が誕生し、芸人たちの人生を大きく揺さぶるドラマを生み出しました。番組公式サイトによると、2025年大会は史上最多となる3449組がエントリーし、7月の予選1回戦から10月11日の決勝まで、全国各地で熱い戦いが繰り広げられました。

本記事では、「不審すぎる」と話題になった芸人の意外な出身エピソード、「今年日本一面白かった芸人」の決定、そして「芸人総選挙」での意外な順位でSNSをざわつかせた人気コンビの登場など、今まさに注目を集めているニュースを、やさしい言葉でまとめてお届けします。

キングオブコント2025とは?改めておさらい

キングオブコントは、TBSが主催する「コント芸日本一」を決める大会で、毎年多くの若手から中堅までのお笑い芸人が参戦します。2025年大会も例外ではなく、地方予選から準決勝まで、多くの芸人が夢をかけてネタを披露しました。

  • 予選1回戦:7月6日から25日まで、札幌・大阪・東京など全国各地で開催
  • 予選2回戦:8月上旬に大阪・東京で実施
  • 準々決勝:8月中旬、大阪と東京で開催
  • 準決勝:9月上旬、東京・ニッショーホールで実施
  • 決勝:10月11日(土)18時30分からTBS系列で生放送

番組公式サイトには、ファイナリストの特別インタビューや、決勝当日に密着したドキュメンタリー企画「激闘の1日〜キングオブコント2025の舞台裏に完全密着〜」、さらに「キングオブコント2025 大反省会」など、決勝後も楽しめるコンテンツが並んでいます。

今年日本一おもしろかった芸人が決定 18代目キングはロングコートダディ

もっとも大きなニュースは、やはり「今年日本一おもしろかった芸人」、つまりキングオブコント2025の王者が決まったことです。TBS系で生放送された決勝の結果、18代目キングの座を勝ち取ったのは「ロングコートダディ」でした。

オリコンニュースなどの報道によると、「求人ボックス presents キングオブコント2025」で、ロングコートダディはトップバッターとして登場しながらも高得点を叩き出し、そのまま優勝をつかむという快挙を達成しました。トップバッターでの優勝は、プレッシャーの大きさを考えると異例のことです。

今大会は3449組がエントリーしており、その頂点に立ったロングコートダディは、まさに「今年日本一面白かった芸人」と呼ぶにふさわしい存在となりました。賞金1000万円の獲得だけでなく、今後のテレビ出演やライブのオファーなど、活動の幅が大きく広がることが予想されています。

決勝のファイナルステージには、ロングコートダディのほか、や団、レインボーが進出し、三つ巴の戦いを繰り広げました。決勝の模様は、ファイナリスト3組のネタに対する審査員のコメントや、観客の反応も含めて大きな話題となりました。

“不審すぎる”と話題のキングオブコント芸人 意外な出身地と「ボロボロの社宅」エピソード

キングオブコント2025関連の番組出演の中で、SNSを中心にじわじわと注目を集めているのが、「“不審すぎる”キングオブコント芸人」と紹介されたある芸人のトークです。バラエティ番組内で、その芸人の意外すぎる出身地が明かされ、スタジオがどよめく場面がありました。

詳しい固有名や地名については各種報道にゆだねられていますが、その芸人は、見た目やキャラクターとのギャップが大きい、いわゆる「都会っ子」ではない土地の出身であることを明かしました。そのうえで、幼少期についてのエピソードとして、

「社宅でした。ボロボロで……」

と振り返り、子どもの頃を過ごした家の様子や、どこか不思議で不審に見えてしまう自身のキャラクターのルーツを語りました。

この「ボロボロの社宅」話が視聴者の心をつかみ、SNS上では

  • 「不審って言われてるけど、バックボーン知ると一気に親近感わく」
  • 「意外すぎる出身地だし、社宅の描写がリアルすぎて笑った」
  • 「あの怪しさは、あの環境から育まれたのか…」

といった声が相次ぎました。

キングオブコントで注目されると、どうしてもネタや結果ばかりがクローズアップされがちですが、このように芸人の生い立ちや背景に光が当たることで、「人としての物語」に共感が集まるケースが増えています。今回の“不審すぎる”芸人のエピソードも、その一つと言えそうです。

芸人総選挙で48位に“あの大人気コンビ”が登場 SNS「ここで出てくるんだ!」と驚き

キングオブコント2025と並行して、お笑いファンの間で話題になっているのが、テレビやネット企画として行われた「芸人総選挙」です。視聴者や一般の人々の投票によって人気芸人のランキングを決めるこの企画では、ランキングの順位一つひとつにドラマが生まれます。

なかでも注目されたのが、48位にランクインした「大人気コンビ」の存在です。スポニチアネックスの報道では、このコンビが登場した瞬間、SNS上で「驚き」と「納得」が入り混じった反応が多数寄せられたと伝えています。

視聴者の声として多かったのは、

  • 「色々あったからか」
  • 「ここで出てくるんだ!」

といったコメントです。「色々あった」というフレーズからは、このコンビがこれまでに経験してきたトラブルや活動休止、メンバーの体調不良、炎上騒動など、何らかの紆余曲折を乗り越えてきたことを連想させます。

一方で、「ここで出てくるんだ!」という声には、「もっと上位だと思っていた」「しばらく表舞台で見なかったのに、ここで名前を聞けてうれしい」といった、驚きと喜びが込められているようです。かつて絶大な人気を誇ったコンビが、あらためてランキングに登場したことで、お笑いファンの記憶と感情が一気によみがえったとも言えるでしょう。

芸人総選挙のような企画は、単に「今売れている芸人」を映すだけでなく、

  • ブレイク直前の若手
  • 一度は第一線を退きながらも根強い人気を持つ中堅・ベテラン
  • トラブルを乗り越えて復活の兆しを見せるコンビ

など、さまざまな立場の芸人たちの「現在地」を見せてくれます。今回48位に入った大人気コンビも、まさにそうした「物語性のある順位」として、多くの人の心に残ったようです。

キングオブコント2025決勝の裏側と、芸人たちの“その後”

キングオブコントの公式サイトでは、決勝当日の舞台裏に密着した企画「激闘の1日〜キングオブコント2025の舞台裏に完全密着〜」が展開され、芸人たちが本番直前までネタの細部を確認し合う姿や、出番を待ちながら緊張と向き合う様子が紹介されています。

また、「キングオブコント2025 大反省会」では、MCの南海キャンディーズ・山里亮太を中心に、ファイナリストたちが自分たちのネタを振り返りながら、

  • 「どこをもっと工夫できたのか」
  • 「審査員の評価をどう受け止めているのか」
  • 「今後どんなコントを作っていきたいのか」

といったテーマで語り合う場が設けられました。こうした企画は、視聴者にとっても、単に「面白かった・面白くなかった」という表面的な感想だけでなく、芸人がネタに込めた意図や、技術的な工夫を知るきっかけとなっています。

今年の大会では、決勝に進めなかったものの、準決勝や準々決勝で強いインパクトを残したコンビも多く、「あのネタでもう一度勝負してほしい」「次のM-1や別の賞レースで見たい」といった声が多数寄せられています。キングオブコントをきっかけにブレイクした芸人が過去に数多くいるように、2025年の大会からも、これから長くテレビや劇場で愛される新たなスターが生まれていくことでしょう。

ユウキロックの“公開謝罪”も話題に 大会をめぐる言論の難しさ

キングオブコント2025をめぐっては、元「ハリガネロック」のユウキロックが、自身のSNS上で「公開謝罪」を行ったこともニュースとなりました。オリコンニュースによると、11日の放送に関連した記事内容について、「軽率な判断だった」と発言し、レインボー・ジャンボたかおに対して謝罪の意を示しました。

お笑い賞レースは、視聴者や評論家、先輩芸人が自由に意見を述べる場でもありますが、その一方で、発信力のある人物の言葉は強く受け止められやすく、芸人本人やファンの気持ちを深く傷つけてしまうこともあります。今回の件は、そうした「言論の難しさ」を象徴する出来事としても受け止められました。

ユウキロックの謝罪は、「きちんと非を認めた」と評価する声がある一方で、「そもそも芸人同士だからこそ、言葉の重みをもっと考えるべきだった」という厳しい意見もあり、多くの人があらためて「お笑いを語ること」と「お笑いを傷つけること」の線引きについて考えるきっかけとなりました。

今年のキングオブコントが映し出したもの

キングオブコント2025の一連のニュースを見ていくと、単に「誰が優勝したか」だけでなく、

  • “不審すぎる”と言われる芸人の意外なバックボーン
  • 芸人総選挙で復活の気配を見せた大人気コンビ
  • SNS時代ならではの、発言をめぐるトラブルと謝罪

など、お笑い界全体の空気や、芸人を取り巻く環境の変化が浮かび上がってきます。

視聴者が芸人のネタだけでなく「生き方そのもの」に共感し、応援する時代。総選挙や賞レースを通じて、その「物語」の断片が次々と明らかになっていくことで、お笑いはますます身近で、奥深いエンターテインメントになっています。

キングオブコント2025で「今年日本一面白かった」と評されたロングコートダディをはじめ、多くの芸人たちが、これからどんなコントで私たちを笑わせ、どんな人生のエピソードを語ってくれるのか。今回話題となったニュースの数々は、その序章にすぎないのかもしれません。

参考元