カズレーザー、異例の2番組同時最終回 「家事ヤロウ!!!」「カズレーザーと学ぶ。」その歴史と惜しまれる幕引き

日本のゴールデンタイムに旋風を巻き起こしたカズレーザー

お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザーさんは、その知性とユーモアを武器に、多くのテレビ番組を盛り上げてきました。中でも「家事ヤロウ!!!」(テレビ朝日系)と「カズレーザーと学ぶ。」(日本テレビ系)は、ゴールデン・プライム帯で人気を集めてきたカズレーザーさんの冠番組であり、多くの視聴者に親しまれてきました。しかし2025年9月2日、偶然にもこの2番組が同日に最終回を迎えるという、前代未聞の出来事が起きました。

「家事ヤロウ!!!」――家事初心者でも楽しめるドキュメントバラエティ

「家事ヤロウ!!!」は2018年4月にスタート。カズレーザーさん、バカリズムさん、中丸雄一さん(元KAT-TUN)の3人が、これまで家事に興味のなかった「家事初心者」として、料理や掃除など日常生活で役立つ家事を学んでいくドキュメントバラエティでした。
当初から、「家事が苦手でも、簡単にチャレンジできる」というスタンスで、視聴者がすぐに取り入れられるレシピやテクニックを徹底的に厳選して紹介。「“狭く” “深く” “ユルく”」という番組コンセプトは、多くの共感を呼び、高い人気を集めていました。

  • 家事に苦手意識がある人も気軽に見られる安心感
  • 専門家ゲストや話題の家電も頻繁に登場
  • ネットやSNSでも「#家事ヤロウ」のハッシュタグが定着
  • 今回の最終回では、これまで紹介してきた家事初心者向けの「絶品レシピベスト10」を発表

番組は7年半の長きにわたり続き、まさに“生活を学ぶ”思考と楽しさの両立を実現していました。

「カズレーザーと学ぶ。」――時代が求めた知的教養バラエティ

日本テレビ系で2022年10月からレギュラー放送されていた「カズレーザーと学ぶ。」は、その名の通り「今知っておきたい科学・医療・社会の最先端」をテーマに、毎回各界の専門家をスタジオに招き、知的好奇心を刺激するディープな話題に迫る“超ハードコア教養バラエティ”でした。

  • カズレーザーさん自身が毎回「収録のたびにしんどい番組でした」と語るほど、難解なテーマにも正面から挑戦
  • 岩田絵里奈アナウンサーも「社会的意義とやりがいを強く感じる」とコメント
  • 視聴者から「学校では学べない知識が身につく」「親子で考えるキッカケになった」と称賛の声
  • 約3年という短い間に、大きな爪痕を残した番組

時事問題から専門領域までバランスよく掘り下げる構成は、「今こそ知りたい」「学び直し」に応えるもので、幅広い世代に支持されていました。

「2番組同時終了」の反響――惜しまれる声とカズレーザーの本音

多くの視聴者やメディア関係者が驚いたのが、MCカズレーザーさん担当のレギュラー2番組が同日に最終回を迎えたことです。その背景や終わり方について、ネット上ではさまざまな憶測や惜しむ声が上がりました。

SNSでは

  • 「まさか同じ日に2番組も終わるなんて…」
  • 「カズレーザーのトークを毎週見られなくなるのが寂しい」
  • 「家事ヤロウのレシピ、永久保存します」
  • 「学ぶ。の専門家対談は教科書にはない刺激だった」

など、惜しむ声が続出しました。特に「家事ヤロウ!!!」は日常生活にすぐ役立つ実用的なレシピやコツを紹介し主婦・一人暮らし世帯から絶大な支持を受けていた一方で、「カズレーザーと学ぶ。」は“知る楽しみ”の面白さを広げ、親子や若年層にも深く愛されていたことが分かります。

カズレーザー・岩田アナウンサー、それぞれの「最終回コメント」

カズレーザーさんは「収録のたびにしんどい番組でした。けれども、皆さんと一緒に学ぶ日々は大きな財産でした」と振り返りました。

日本テレビ岩田絵里奈アナウンサーも「社会的意義とやりがいを強く感じています。番組を通じて“知る楽しみ”や“学ぶ大切さ”を視聴者と共有できたことが本当にうれしかった」と感慨深げにコメントしました。

どちらの番組も、エンタメ性と生活・教養を両立させているからこそ、出演者の真摯な姿勢と工夫が色濃く反映されていました。

「人間は欲深い」——終わりゆく番組たち、そして今後への期待

今回の2番組同時最終回について、カズレーザーさんは

「人間は欲深いもの。もっとやりたいという思いもあるし、やりきった実感もある」と語りました。

番組制作はもちろん、視聴者からも惜しむ声が多く届くなど、「家事ヤロウ!!!」「カズレーザーと学ぶ。」はいずれも“日常生活”や“学び”を楽しく身近に感じさせてくれるという意味で、新しいテレビのあり方を示した存在でした。

7年半という長期にわたり家庭を支えてきた「家事ヤロウ!!!」と、3年間にわたり学ぶ喜びを届けてくれた「カズレーザーと学ぶ。」。どちらの番組も、惜しまれつつ有終の美を飾りました。それは同時に、カズレーザーさん自身の人気や番組作りそのものが、多くの人たちにポジティブな影響を与え続けてきた証といえるでしょう。

ネットの反応――視聴者の「また会いたい!」

SNSやインターネットの掲示板では、

  • 「生活が豊かになった」「家事や勉強が楽しくなった」
  • 「またカズレーザーさんの新番組が見たい」
  • 「学ぶ姿勢を真似したい」
  • 「素晴らしいスタッフと出演者だからまた何か始まるはず」

といったメッセージが数多く寄せられました。
また、過去の名シーンやレシピ、専門家ゲストの解説など、「アーカイブを残してほしい」という要望も強く寄せられています。オンライン動画配信サービスでの見逃し配信や特番・スピンオフへの期待も尽きません。

2つの番組が残してくれた“学び”と“暮らしの知恵”

「家事ヤロウ!!!」は家事の基礎から最新機器まで、バラエティーらしい笑いに包みながら、誰もが今すぐ役立てられる実践的なアイデアと温かい空気が魅力でした。
「カズレーザーと学ぶ。」は、時代に必要な知的好奇心を掘り起こし、専門家の見識とカズレーザーさんの鋭い質問で視聴者の知の地平を大きく広げました。

いずれの番組も、“この番組から得た知識”や“家事のコツ”は、これからも多くの人々の暮らしや会話の中で語り継がれていくことでしょう。今後もカズレーザーさんの活躍に期待が高まります。

まとめ

この9月、日本のバラエティ・教養番組の歴史に残る「カズレーザーMCの2番組同時最終回」が起きました。「家事ヤロウ!!!」の7年半、「カズレーザーと学ぶ。」の約3年、それぞれが紡ぎ出してきた知識と笑いは、これからも多くの人の心と日常を照らし続けるでしょう。
テレビの前の視聴者として、「次はどんな“学び”や“驚き”を届けてくれるのか」と、新たな可能性にワクワクしながら、今後もカズレーザーさんを応援し続けたいと思います。

参考元