大食い双子YouTuber「はらぺこツインズ」姉・かこが重度のうつ病と解離性健忘症を告白

人気大食い双子YouTuberとして多くのファンに愛されてきた「はらぺこツインズ」。その姉である小野かこさんが、自身と妹・小野あこさんが長年うつ病を患っていることを改めて明かし、大きな話題となっています。

「診断された時は既に手遅れでした」

かこさんは2025年12月6日、自身のInstagramを更新。長年抱えてきた心の病について、率直な言葉で語りました。

「診断された時は『重度のうつ病』で、『既に手遅れでした』と言われました」という一文は、多くの視聴者の心を強く揺さぶりました。かこさんによると、うつ病と診断された当時から、約2年間、自宅から出られない日々が続いたといいます。

「布団の中から天井を見上げる毎日でした。主治医と母としか話さない、引きこもりの生活が続きました」と振り返り、その間、外の世界とのつながりがほとんどなかったことを明かしました。

2年間の引きこもり生活と、心の闇

かこさんは、うつ病の症状が重く、朝が来るのが怖く、夜眠ることも怖いと感じていた時期があったと語っています。毎日がただ過ぎていくだけで、何の楽しみも感じられない日々が続いていたそうです。

そんな中でも、少しずつ少しずつ、心の回復を目指して治療を続けてきました。現在は、服薬治療とカウンセリングを組み合わせて、心のケアを行っていると説明しています。

「今は、ご飯が美味しいと感じられるようになってきました」という言葉からは、少しずつ前向きな気持ちを取り戻しつつあることが伝わってきます。

かこさん、解離性健忘症も発症

かこさんは、うつ病に加えて「解離性健忘症」も発症していることを公表しました。解離性健忘症とは、強いストレスやショックな出来事のあとに、その出来事やその前後の記憶が一時的に失われる状態です。

かこさんは、「強いストレスを感じると発作が起きるのですが、その発作が起きたことをあとから忘れてしまうことがあります」と説明。発作が起きたこと自体を思い出せないため、周囲の人にも心配をかけたり、誤解されたりすることもあると話しています。

特に、妹のあこさんに対しては、「私のせいで心配をかけたり、負担をかけたりして申し訳ない」と謝罪の気持ちを伝えています。2人で活動してきた中で、かこさんの体調不良が、あこさんにも大きな影響を与えていたことへの思いが込められています。

妹・あこさんの体調不良と即時入院

はらぺこツインズは2025年10月、活動休止を発表しました。その理由について、かこさんは「妹のあこが先月より体調が思わしくなく、病院で診察を受けたところ、医師の判断により即時入院となりました」と説明していました。

あこさんは、入院の理由について、「大食いのせいで体調を崩したわけではありません」と強く否定。むしろ「大食いしている時の方が体調が良かった」と語り、大食い=不健康というイメージを払拭したいと話しています。

2人とも長年うつ病を抱えており、それが体調不良の主な原因だったと明かしました。SNSや動画の世界で常に笑顔を見せていた2人ですが、裏では心の病と長い間戦っていたのです。

「はらぺこツインズ」としての活動休止

かこさんとあこさんは、YouTubeチャンネル「はらぺこツインズ」で「【ご報告】長年患っているうつ病についてお話しします。【はらぺこツインズ】」という動画を公開。2人ともうつ病を患っていることを改めて公表し、活動休止の理由を丁寧に説明しました。

現在は、2人とも体調を第一に考え、治療に専念している状態です。かこさんは「今は極力ストレスがかからない環境を作ることを心がけています」と話しており、無理をせず、自分のペースで回復を目指している様子が伝わってきます。

睡眠障害との向き合い方

かこさんは、うつ病に加えて睡眠障害も抱えていると明かしています。眠り方が安定せず、夜中に何度も目が覚めたり、朝起きるのがつらかったりする日もあるといいます。

そのため、医師の指導のもと、強めの睡眠薬を処方してもらい、睡眠の質を少しでも良くしようと努力していると語っています。動画では「眠るのが怖い」という言葉も出てきましたが、それでも少しずつ、夜を恐れずに過ごせるようになってきたと話していました。

今後の活動について

かこさんは、今後の活動についても言及しています。体調が良くなった時に、これまで通り2人で動画の撮影や編集を行っていきたいと話しています。

ただ、更新頻度は「ゆっくりになる見込み」としており、無理をせず、自分の心と体の声を聞きながら活動していきたいと語っています。大食いの量が以前より減る可能性もあると明かしており、健康を第一に考えた活動スタイルに変えていく意向がうかがえます。

「ちっちゃな楽しいを増やしていけたら」

かこさんは、動画や投稿の中で「ちっちゃな楽しいを増やしていけたら」という言葉を繰り返しています。大きな幸せではなく、小さな「美味しい」「楽しい」「嬉しい」を少しずつ増やしていきたいという、とても優しくて温かい気持ちが込められています。

ファンの多くは、2人の明るい笑顔や元気な大食い動画に癒されてきました。そんな2人が、心の病と向き合いながらも、少しずつ前を向いて歩き出している姿に、励まされる人も多いのではないでしょうか。

ファンからの温かい声援

かこさんとあこさんの告白に対し、SNSやYouTubeのコメント欄には「応援しています」「無理しないで」「ゆっくり休んでください」といった温かいメッセージが数多く寄せられています。

2人がこれまで発信してきた動画が、多くの人の日常に笑顔や癒しを届けてきたことへの感謝の言葉も多く、ファンたちが2人の回復を心から願っていることが伝わってきます。

心の病と向き合う勇気

はらぺこツインズのかこさんとあこさんは、人前で常に明るく元気な姿を見せていたYouTuberです。そんな2人が、うつ病という心の病を抱え、2年間の引きこもり生活を送っていたことを公表したことは、とても大きな一歩です。

「手遅れ」という言葉には、深い苦しみと悔しさが込められていますが、それでも今、自分の体験を語ることで、同じようにつらい思いをしている人の背中を押せるかもしれないという思いもあるのでしょう。

心の病は、目に見えない分、周囲に理解されにくく、自分自身でも「甘えじゃないか」と感じてしまうこともあります。そんな中で、2人が自分の言葉で体験を語ることは、多くの人に勇気と希望を与えることにつながります。

「はらぺこツインズ」の今後に注目

現在は活動休止中ですが、かこさんとあこさんの回復を願う声は全国に広がっています。2人がまた元気な姿で動画を更新する日が来ることを、多くのファンが楽しみに待っています。

無理をせず、自分のペースで少しずつ前に進んでいってほしい。そんな気持ちを込めて、今後も2人の明るい笑顔が見られることを願っています。

まとめ

  • 大食い双子YouTuber「はらぺこツインズ」の姉・小野かこが、うつ病と解離性健忘症を公表。
  • 診断当時は「重度のうつ病で既に手遅れ」と言われ、約2年間の引きこもり生活を送った。
  • 現在は服薬とカウンセリングで治療中。睡眠障害もあり、強めの薬を服用している。
  • 妹・小野あこも長年うつ病を患っており、10月に即時入院。大食いが原因ではなく、心の病が主な原因と説明。
  • 「はらぺこツインズ」としての活動は休止中。体調が良くなった時に、ゆっくりと動画を再開する予定。
  • 「ちっちゃな楽しいを増やしていけたら」という言葉に、前を向く2人の姿が感じられる。

はらぺこツインズのかこさんとあこさんの告白は、心の病と向き合うことの大変さと、それでも前に進もうとする強さを教えてくれます。2人の回復を心から願い、今後の活動再開を温かく見守っていきたいですね。

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