純烈が“スーパー銭湯アイドル”誕生の聖地・湯乃泉 東名厚木健康センターで惜別ライブ
2025年8月6日、人気歌謡コーラスグループの純烈が神奈川県厚木市の湯乃泉 東名厚木健康センターで閉店前の最後のライブを開催しました。この健康センターは、2012年に純烈が初めてライブを行い、「スーパー銭湯アイドル」としてデビューしたまさに誕生の聖地です。今年8月31日に閉店することが決まり、多くのファンが別れを惜しむために全国各地から駆けつけました。
「父であり母であり、人生を変えた場所」純烈リーダー 酒井一圭の思い
当日は昼夜2公演で計542人の観客を前に、純烈は新曲「二人だけの秘密」など16曲を熱唱。リーダーの酒井一圭さんは「ここが無くなるのは寂しい」としみじみ語りました。
酒井さんは「湯乃泉 東名厚木健康センターは自分たちにとって父であり母であり、人生を変えてくれた大切な場所」と述べ、ここでの思い出を膨らませました。「お風呂には様々な生薬が入っていて、体の回復の場でもありました。マラソンに例えれば給水ポイントのような思い出がいっぱい詰まった場所です」と、グループ活動の原点としての感謝を口にしました。
さらに、メンバーの後上翔太さんの父親が心配して館内着を着て非常階段の看板の下で見守っていたエピソードも披露され、純烈とこの場所との深い絆を感じさせました。
スーパー銭湯ライブ、16曲の熱唱でファンとともに別れを惜しむ
純烈は、歌謡コーラスグループとして全国的にも多くのファンを持っていますが、特にこの「湯乃泉 東名厚木健康センター」でのライブは彼らにとって特別な意味をもつものです。スーパー銭湯という地域密着型の施設で始まった活動は、「スーパー銭湯アイドル」という新たなジャンルを切り拓き、ファン層を着実に広げてきました。
今回の閉店ライブでは、新曲のほか過去のヒット曲も含め16曲を送り出し、熱気あふれるライブで会場を包み込みました。全国から駆けつけたファンも懐かしい思い出に浸りながら、最後のひとときを楽しんでいました。
湯乃泉 東名厚木健康センターの歴史と純烈の歩み
湯乃泉 東名厚木健康センターは長年にわたり地域の人々に愛されてきたスーパー銭湯施設です。2012年6月23日に純烈が初めてライブを行い、「スーパー銭湯アイドル」としての活動の出発点となりました。その後、この場所でのライブをきっかけに純烈は全国的に知られるようになり、スーパー銭湯と音楽を融合させた新しい形態のエンターテイメントとして注目されてきました。
しかし、時代の変化や施設の老朽化により、2025年8月31日をもって閉店することがニュースとして報じられ、純烈にとってもファンにとっても感慨深い別れの場となりました。
全国のファンと共に迎えた最後のステージ
閉店前のラストライブには、全国各地からファンが集結。純烈の親しみやすい人柄と歌唱力に支えられてきたファンは、この日も大きな声援を送っただけでなく、思い出話や写真撮影に興じるなど、会場は温かい雰囲気に包まれました。
ライブ終了後、ファンの多くは閉店を惜しみつつも、純烈がこの聖地で紡いできた歴史と絆を胸に刻みました。純烈のメンバーとファンが一体となったこの特別なライブは、音楽と地域が共鳴した奇跡のような時間として語り継がれるでしょう。
今後の純烈と「スーパー銭湯アイドル」の未来
湯乃泉 東名厚木健康センターの閉店により一つの時代が幕を閉じましたが、純烈はこれからも全国の舞台で活躍を続け、新たな歴史を刻んでいくことが期待されています。
「スーパー銭湯アイドル」としての原点を忘れず、多くの人々に歌声と笑顔を届け続ける純烈の今後の活動に注目が集まっています。
今回の閉店ライブは、純烈と湯乃泉 東名厚木健康センターという双方にとって忘れられない出来事となり、音楽ファンのみならず多くの人々の心に深い印象を残しました。