ILLITが『第76回NHK紅白歌合戦』に2年連続出場決定!K-POP第5世代グループで唯一の快挙

2024年3月のデビューから約2年という短期間で、日本の音楽シーンを席巻しているK-POPグループ・ILLITが、『第76回NHK紅白歌合戦』への2年連続出場が決定しました。昨年11月に初出場を果たしてから、わずか1年での再出場という快挙は、K-POP第5世代グループとしても初めての成功であり、同時に業界内でも大きな話題を呼んでいます。

K-POP第5世代で唯一の偉業を達成

ILLITの2年連続出場は、K-POP第5世代グループとしては初めて、かつ唯一の快挙となります。さらに、2年以上連続で紅白歌合戦に出場を果たしたK-POPグループは、東方神起、TWICE、LE SSERAFIMに次ぐ史上4組目という偉業も成し遂げました。この記録からも、ILLITがいかに短期間で日本での確固たる地位を築いたかが伝わってきます。

グループは公式SNSを通じて「2年連続でこのような機会をいただくことができて、本当に嬉しくて光栄です。皆さんの心にいつまでも残るようなステージをお見せします!」と、感謝とともに意気込みを示しています。このコメントには、ファンへの感謝の気持ちと、紅白というステージへの覚悟が込められています。

デビューから急速に広がった人気

ILLITはHYBE傘下レーベルの芸能事務所BELIFT LAB所属の、日本人メンバー2人(MOKA、IROHA)を含む多国籍5人組グループです。2023年6月から9月に放送された『R U Next?』を通じて、YUNAH、MINJU、MOKA、WONHEE、IROHAで結成されました。グループ名は「何にでもなれる潜在力を持つグループ」という意味が込められており、自主的で積極的な意志と特別な何かを意味しています。

昨年の『紅白歌合戦』で披露したデビュー曲『Magnetic』は世界的大ヒットを記録し、主要チャートでK-POPデビュー曲初・最高記録を更新しました。さらに「第66回日本レコード大賞」をはじめとする授賞式では新人賞7冠を達成し、”トレンドアイコン”として10代20代を中心に存在感を輝かせています。

グループの魅力は、自由ではつらつとした表現スタイルにあります。飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍するILLITは、ありのままを表現する姿が共感を呼び、デビュー直後から人気旋風を巻き起こしました。このような自然体のイメージが、多くのファンの心を掴んでいるのです。

2025年の日本での活動を振り返る

2025年のILLITは、日本での活動をさらに充実させました。8月・9月には初のファンコンサート『2025 ILLIT GLITTER DAY IN JAPAN』で日本2都市・4公演のアリーナツアーを開催し、全席売り切れとなる大盛況を記録しました。この成功は、ファンからの圧倒的な支持を物語っています。

9月1日には日本1stシングル『時よ止まれ』で待望の日本デビューを果たし、初動販売量を自身最高記録を塗り替えました。日本デビューという大きなマイルストーンを達成し、グループの活動の幅がさらに広がっています。

その後、同シングルを引っ提げて、主要音楽番組やバラエティ番組、「第41回 マイナビ 東京ガールズコレクション2025 AUTUMN/WINTER(TGC)」や「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025」などの大型イベントに出演し、精力的な日本活動を展開しました。多彩な魅力を発揮し、各方面で反響を呼んでいます。

紅白リハーサルでのコメント

12月29日に行われた紅白歌合戦のリハーサルでは、ILLITのメンバーたちが2度目の出場についてコメントしています。MOKAは「光栄です」と喜びを口にし、「会場に来たときに『懐かしい気がする!』となって、うれしかったです」と、昨年の出場経験が役立っていることを明かしました。

IROHAは「去年のステージよりももっと魅力をアピールできるように、成長した姿を見せられるようにがんばります」と笑顔を見せています。メンバーたちの前向きな姿勢が伝わってきます。

今年の1年を漢字1文字で表すかという質問に対し、メンバーたちは「夢」という文字を挙げました。MOKAは「夢が叶った1年だったというのもあるし、夢のような1年を送れたという意味でも、この漢字が合うかなと思っています」と説明しています。日本での単独公演実現などが、この答えに込められているのでしょう。

紅白歌合戦での歌唱曲

今回の紅白歌合戦で、ILLITが歌唱するのは「Almond Chocolate」です。この曲は2025年2月に映画「顔だけじゃ好きになりません」の主題歌として発表された、初の日本オリジナル曲です。この楽曲を通じて、ILLITがどのようなステージパフォーマンスを見せるのか、視聴者からの期待が集まっています。

2026年への抱負

IROHAは2026年の抱負について、「今年は単独公演を行ったんですけど、来年は世界を回ったりもっと大きな会場でライブをしたり、より多くのファンの方々にお会いしたいです」と語っています。グループとしての更なる成長と、国際的な活動の拡大を見据えた発言であり、今後のILLITの活動から目が離せません。

K-POP界での位置づけ

ILLITの2年連続出場という快挙は、単なる個グループの成功に留まらず、K-POP第5世代グループ全体への関心をも高めています。今年の紅白歌合戦には、K-POPグループとしてILLIT(紅組)、aespa(紅組)、&TEAM(白組)の3組が出場することが決定しており、K-POPが日本の音楽シーンにおいて欠かせない存在となったことを象徴しています。

デビューからわずか2年で紅白2度目の出場を実現したILLIT。その成功の背景には、グループ自身の魅力的なパフォーマンス、独特のコンセプト、そしてファンからの絶大な支持があります。今年の年末も、ILLITの華やかなパフォーマンスが紅白を彩ることになるでしょう。

12月31日午後7時20分より放送される『第76回NHK紅白歌合戦』でのILLITのパフォーマンスが期待されます。

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