世界的スターBTSが吉本新喜劇に出演!すっちーが「新喜劇史に残る快挙」と語った感動の舞台裏
2025年10月、大阪なんばグランド花月(NGK)で行われた吉本新喜劇に、世界的K-POPグループBTS(防弾少年団)がゲスト出演しました。この出来事は、吉本新喜劇の長い歴史の中でも特筆すべき大事件として注目され、座長を務めるすっちーが「新喜劇史に残る快挙」と振り返りました。
なぜ「快挙」なのか――吉本新喜劇とBTSの奇跡のコラボレーション
吉本新喜劇とは、大阪を本拠に60年以上続く庶民的な笑いを提供し続けてきた喜劇の舞台です。その特徴は、独特のお約束芸(ズッコケやツッコミといった関西らしいギャグ)にあります。そんな新喜劇の舞台に、アジアはもちろん世界中で圧倒的な人気を誇るBTSが登場したのは2025年10月2日。彼らは「すち子の、社員食堂ラブストーリー」にゲスト出演し、会場を満席に沸かせました。
このコラボは、アイドルと日本伝統のコメディという枠を超えた「化学反応」とも呼ばれるものでした。
舞台の様子――BTSが挑戦した「ズッコケ」芸
BTSのメンバーは、吉本新喜劇伝統のお約束芸「ズッコケ」(思い切り体をよろけさせて転ぶギャグ)にも果敢に挑みました。オーバーアクションで観客の大歓声を浴び、会場は一体感に包まれました。
特にメンバーのJ-HOPEは「めっちゃ楽しかったです」と関西弁交じりでコメントし、すっちーも「ズッコケがすばらしい。100点! 若手ではなかなかいない」と絶賛。コメディと音楽、言葉の壁を越えた絆が生まれた瞬間でした。
BTSのパフォーマンス――「血、汗、涙」で会場が熱狂
舞台内でBTSは、オリコン週間ランキング1位を獲得していた「血、汗、涙」(累積売上25.5万枚)のダンスパフォーマンスも披露。お笑いの舞台とK-POPの融合は、従来のファンだけでなく新たな観客層までも巻き込み、黄色い声援が飛び交いました。
「OH!ソレ!み~よ!」で明かされた舞台裏
その裏話が明かされたのは、2025年10月11日放送のカンテレ「OH!ソレ!み~よ!」。番組内で、すっちーがBTSとの共演秘話を語りました。
- 「まさか世界的スターが新喜劇に来てくれるなんて…」と驚きと喜びを隠せなかったこと
- 座員たちがBTSの明るい人柄とプロ意識の高さに刺激を受けたこと
- 吉本新喜劇のギャグや役作りに真剣に取り組んだBTSメンバーの姿
- 満席のなんばグランド花月が笑いと歓声に包まれていた熱気
すっちーは「新喜劇史に残る快挙」とまで表現し、関西のエンタメと世界的スターが手を取り合った舞台の奇跡を振り返りました。
吉本新喜劇座員たちの反応とファンの熱狂
共演した吉本新喜劇の座員たちも、改めてBTSの表現力や舞台度胸の強さ、そして周囲への配慮の細やかさに驚きとリスペクトを抱いたとのこと。SNSや各種ニュースサイトにも、ファンたちの興奮や驚き、現場の臨場感あふれる感想が相次ぎました。
日本と韓国、エンターテインメント界の新たな架け橋
新喜劇とBTSのコラボは、日韓のエンターテインメント文化交流という意味でも大きな意義がありました。これまでバラエティやコメディという分野にあまり出演してこなかったBTSが、日本の伝統的な大衆芸能に立ったことで、お互いのカルチャーへの理解や敬意が深まったと言えるでしょう。
舞台後のBTS――甲子園での始球式も
さらに舞台を終えたBTSのメンバーたちは、甲子園球場で行われた阪神−日本ハム戦の始球式に参加。ジョングクが背番号58のユニフォームを着て堂々のノーバウンド投球を見せ、こちらも話題に。新喜劇のステージと始球式という、関西文化を象徴する2つの場面を1日で盛り上げたBTSのパワーに、多くのファンと観衆が魅了されました。
「バカバカしいほど全力」――BTSが伝えた新喜劇の精神
吉本新喜劇は「バカバカしいことを全力でやる」ことに価値を見出し、半世紀以上にわたって愛されてきました。この舞台でBTSは、自分たちのアイドルイメージをかなぐり捨て、体を張ったギャグや表情の芝居に挑み、会場を大いに沸かせました。これは、芸人とアーティストという境界線を越え、「観客を笑顔にしたい」という共通の想いがあったからこその一体感と言えるでしょう。
吉本新喜劇の今後と伝説の“BTS回”の意義
毎年、選ばれた人気座員による「吉本新喜劇まつり」も開催され、2025年10月にもスペシャル公演が予定されています。こうした中で、今回のBTS出演は新たな伝説として語り継がれ、若手芸人への刺激にもなりました。
吉本新喜劇の伝統と、新時代のエンターテインメントの象徴ともいえるBTSのエネルギーが交わったこの舞台は、今後も語り草となることは間違いありません。
まとめ:笑いと音楽の垣根を越えた特別な一日
- 2025年10月、BTSが吉本新喜劇にゲスト出演し、すっちーが「新喜劇史に残る快挙」と絶賛
- 伝統的な新喜劇のギャグ「ズッコケ」芸に全力で挑むBTSの姿が観客の心を打った
- 「血、汗、涙」など音楽パフォーマンスも融合し、会場は大興奮
- この出来事は、日韓のエンタメ交流史にも新たな一ページを加えた
- 今後も吉本新喜劇の歴史に残る回として語り継がれていく
まさに「新喜劇史に残る快挙」と呼ばれるにふさわしい、笑いと音楽が調和した夢の共演を目撃した2025年10月。吉本新喜劇とBTS、異なるフィールドのプロが見せた「本気」のものづくりはすべての観客にとってかけがえのない思い出となりました。