フジテレビ「酒のツマミになる話」総合演出・日置祐貴氏が退社 制作人生の“セカンドチャンス”へ

フジテレビのお笑い番組を長年支えてきたディレクター・プロデューサーの日置祐貴(ひおき・ゆうき)氏が、2026年1月末をもってフジテレビを退社し、フリーランスのディレクターとして新たな一歩を踏み出すことを発表しました。

人気番組「酒のツマミになる話」の総合演出として知られる日置氏の退社は、バラエティファンや業界関係者の間で大きな話題となっています。

自身のXで退社を報告「フリーディレクターとして活動をスタート」

日置氏は1月8日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、視聴者や関係者に向けて退社を報告しました。

投稿では、

  • 「2026年1月末日の特番放送をもってフジテレビを退社し、フリーディレクターとして活動をスタートすることになりました」
  • 「フジテレビだけでなく、様々なテレビ局や配信・イベントなど、より広い領域で“面白いこと”に挑戦したい」

といった趣旨のメッセージをつづり、局に在籍しながらも、新しいステージを目指す前向きな決断であることを明かしました。

また、会社とは丁寧に話し合いを重ねたうえでの決断であり、「会社にも理解していただいた上の決断です」とも説明しています。

「制作人生のセカンドチャンスを掴みたい」決意の言葉

今回の発表の中で、特に注目を集めているのが、日置氏が記した「制作人生のセカンドチャンスを掴みたい」という言葉です。

日置氏は、フジテレビ時代を振り返りながら、

  • 22年間にわたる在籍期間は「全て勉強の場だった」こと
  • 仲間たちと「声を出して笑い転げる瞬間を共有できた日々」や、「めちゃめちゃしんどい局面を共に乗り越えた」経験を「ひかり輝く宝物」と表現したこと
  • そのうえで、今後も「面白いものを真剣に作る」という姿勢を貫くと誓ったこと

などをつづり、テレビマンとしての原点を大切にしながら、新たな環境で勝負していく覚悟を示しました。

「酒のツマミになる話」など人気バラエティを多数手がける

日置氏は、フジテレビ入社以来、数多くの人気バラエティ番組の制作に携わってきました。

  • 「めちゃ×2イケてるッ!」(入社1年目から担当)
  • 「ピカルの定理」
  • 「ワイドナショー」(ディレクター)
  • 「ダウンタウンなう」(総合演出)
  • 「酒のツマミになる話」(総合演出)

特に、先月終了したとされる「酒のツマミになる話」では総合演出として番組を支え、ダウンタウン松本人志らを中心としたトークと、お酒を交えた“本音”の引き出し方で注目を集めました。

このほかにも、

  • 「THE SECOND ~漫才トーナメント~」(総合演出)
  • 「ENGEIグランドスラム」(チーフプロデューサー)
  • 「THE MANZAI マスターズ」(チーフプロデューサー)
  • 「ツギクル芸人グランプリ」(審査員として出演)

など、お笑い賞レースから特番、レギュラー番組まで幅広く関わり、フジテレビのお笑い路線を支える“キーマン”の一人として存在感を示してきました。

22年を過ごしたフジテレビ退社のタイミングと経緯

日置氏は2004年にフジテレビに入社し、スタジオ戦略本部第2スタジオ制作センターに所属していました。

報道によれば、2026年1月末に放送される特番をもってフジテレビを退社し、その後はフリーランスとして活動を開始する予定です。

一方、ウィキペディアなど一部情報では、「2026年元日の『爆笑ヒットパレード』の担当を最後に退職した」との記述も見られ、退社の“実務上の区切り”と、契約上の退社日・公表タイミングに若干のずれがある可能性も指摘されています。 いずれにせよ、2026年初頭をもってフジテレビを離れ、フリーへ転身するという点は共通しています。

ラジオでも語られていた「退社」の予兆

お笑いコンビ・ナイツの塙宣之氏は、TBSラジオ番組「土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送」の中で、日置氏がフジテレビを退社することを、年始の打ち上げの場で挨拶していたと明かしています。

塙氏によれば、「爆笑ヒットパレード」の打ち上げの席で、

  • 日置氏が「僕は2月で退社してしまうんですけども」とあいさつしていたこと
  • 塙氏自身が「漫才協会の番組を作れないか」と相談していた矢先の“退社宣言”だったこと

などが語られており、業界内ではすでに「エースディレクターの退社」として話題になっていたことがうかがえます。

塙氏は、「フリーになってから一緒に番組作りができるのではないか」と、前向きに受け止めている様子も伝えています。

フジテレビお笑い路線への貢献

日置氏は、フジテレビが長年培ってきたお笑い・バラエティのブランドを、次の世代へとつなぐ存在でもありました。

「THE SECOND ~漫才トーナメント~」は、結成16年以上の漫才師にスポットを当てる賞レースとして2023年にスタートし、「第二のチャンス」をテーマにした企画として芸人たちからも支持を集めています。 その総合演出を務めた日置氏が、自らのキャリアでも「制作人生のセカンドチャンス」を口にしている点は、どこか象徴的でもあります。

また、「ENGEIグランドスラム」や「THE MANZAI マスターズ」など、ネタ番組・賞レース系の大型特番の多くに関わり、フジテレビのお笑い番組の“顔”となる企画づくりを担ってきました。

今後の活動「より広い領域で“面白いこと”に挑戦」

今後について日置氏は、

  • 「フジを含めいくつかありがたいお話を頂いております」
  • 詳細は決まり次第Xなどを通じて伝える意向であること

を明かしています。

具体的な番組名やプロジェクトはまだ公表されていませんが、

  • テレビ各局のバラエティ番組
  • 配信プラットフォームでのオリジナルコンテンツ
  • イベントやライブと連動した企画

など、テレビ局の枠にとらわれない場での活躍が期待されます。

長年、地上波の“ど真ん中”で番組制作を続けてきた経験と、人脈・企画力を生かして、今後はより自由度の高い環境で「面白いもの」を追求していくことになりそうです。

視聴者・芸人からの期待と今後の展望

日置氏が手がけてきた番組は、お笑いファンにとっても馴染み深い作品が多く、その意味でも今回の退社は大きな転換点といえます。

フリー転身後は、

  • これまでタッグを組んできた芸人たちとの新たな番組
  • 地上波と配信を横断するような新フォーマット
  • 若手からベテランまで、幅広い芸人を生かす企画

が生まれてくる可能性もあります。

一方で、フジテレビ側にとっては、お笑い番組の中心を担ってきた演出家の退社となり、今後、どのようにバトンを受け継ぎ、お笑い路線を進化させていくのかも注目されます。

日置氏はメッセージの最後を「今後ともどうぞよろしくお願いいたします」と結んでおり、視聴者や関係者とのつながりを大事にしながら、新たな挑戦に踏み出していく意欲をにじませています。

長年にわたり数々の笑いを届けてきたテレビマンの「第二章」が、どのような形で展開されていくのか、今後の動向から目が離せません。

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