諫山創原作『進撃の巨人』劇場版完結編、復活上映がスタート ドルビーシネマ先行&描き下ろし特典で再び「心臓を捧げよ」

人気作品『進撃の巨人』の劇場版完結編『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』が、ファンからの熱い要望に応える形で復活上映されることになりました。今回の復活上映では、シリーズ初となるドルビーシネマ版の先行公開に加え、特別な入場者特典やキャスト・スタッフ陣のエピソードも明らかになり、再び大きな注目を集めています。

劇場版完結編が復活上映へ シリーズ初のドルビーシネマ版

『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』は、TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season完結編(前編・後編)を、林祐一郎監督自らの指揮で劇場版用に再構成した作品です。

2024年11月8日の劇場公開時には、観客動員100万人を突破するヒットとなり、その後も「大スクリーンでもう一度観たい」という声が各地から寄せられていました。 こうしたファンの後押しを受け、映画公開1周年の節目にあたるタイミングで、復活上映が正式に決定しました。

今回の復活上映では、以下の2段階での公開が行われます。

  • ドルビーシネマ版 先行公開:2026年1月9日(金)より
  • 通常版の復活上映:2026年1月16日(金)より順次上映

ドルビーシネマ版は、本シリーズでは初の試みであり、新規4K上映マスターを用いて映像と音響を再調整した、まさに決定版ともいえるクオリティでの上映となります。

林祐一郎監督による描き下ろしビジュアルカードが入場者特典に

今回、復活上映の話題の中心となっているのが、第1週目のドルビーシネマ先行上映における入場者特典です。公式発表によると、この第1週目の特典として、監督・林祐一郎による描き下ろしビジュアルカードが配布されることが決定しました。

このビジュアルカードには、原作・諫山創が描いてきた物語の中核とも言えるエレン、ミカサ、アルミンの3人が登場します。 幼馴染である3人の関係性は、『進撃の巨人』全編を通して物語の軸となっており、最終章における彼らの選択や心情は、多くのファンの胸を強く揺さぶるものとなりました。

特典として配布されるビジュアルカードは、「CAGE(ケージ)」というコンセプトが示されており、作品がかかげてきた「自由」と「束縛」というテーマとも深く響き合う内容になっているとされています。 劇中でも象徴的に描かれてきた、壁や檻、そして心の中の「枷」を連想させるモチーフが、どのように3人の姿と重ねられているのか、ファンの期待が高まっています。

この特典はドルビーシネマ版の第1週目の入場者向けの限定配布となるため、コレクションとしても大きな注目を集めています。

諫山創からエレン役・梶裕貴への手紙が話題に

復活上映のニュースとともに、原作者諫山創と、エレン・イェーガー役の声優梶裕貴とのエピソードもSNSやメディアで話題になっています。

報道によると、梶裕貴は『進撃の巨人』という作品を締めくくるにあたり、諫山創からの直筆の手紙を受け取ったことを明かしています。その内容の一部には、思わず梶が「吹き出してしまった」というユーモラスな表現や諫山らしい一言が含まれていたとされています。

長年エレンを演じてきた梶に対し、諫山は感謝とねぎらいの言葉を綴ると同時に、作品終盤のシリアスな展開とは対照的な、少し肩の力が抜けるようなメッセージも添えたようです。そこには、「進撃の巨人」という重厚な物語を紡ぎ続けてきた二人の、信頼と親しみのこもった関係性がにじみ出ています。

諫山の手紙に梶が思わず笑ってしまった、というエピソードが伝えられると、ファンからは

  • 「重い物語の裏側に、こういう温かいやりとりがあったのが嬉しい」
  • 「エレンと一緒に走り続けた梶さんに、諫山先生からの手紙…それだけで泣ける」
  • 「吹き出す内容って何を書いたのか気になりすぎる」

といった声が相次ぎました。

エレン役として10年以上作品を支え続けてきた梶にとって、諫山からの手紙は、ひとつの大きな区切りであり、同時に共に歩んできた時間を振り返るきっかけにもなったのでしょう。このやりとりは、キャストと原作者の間に築かれた深い信頼関係を象徴するエピソードとして受け止められています。

「心臓を捧げよ」再び ファン待望のスクリーン体験

『進撃の巨人』は、諫山創による同名漫画を原作としたアニメシリーズで、巨人に支配された世界で人類が生き残りをかけて戦う姿を描いた作品です。特に終盤では、エレンの過激な決断と、その裏にある想いが描かれ、「自由とは何か」「世界とは何か」といった重いテーマが突きつけられます。

今回復活上映される劇場版完結編は、そのラストを飾る物語を144〜145分の長編として再構築したものであり、テレビシリーズを追いかけてきたファンにとっては、まさに集大成ともいえる内容です。

復活上映の発表後、SNS上では

  • 「あのラストを、もう一度映画館で体験できるなんて」
  • 「テレビでは味わえない音響とスクリーンで、再び心臓を捧げたい」
  • 「ドルビーシネマで地鳴らしを浴びる覚悟はできている」

といった声が多数投稿され、「心臓を捧げよ」という作品を象徴するフレーズとともに、再鑑賞を誓うファンが続出しています。

ドルビーシネマで蘇る「地鳴らし」と最終決戦

ドルビーシネマ版では、画面の明暗や色彩がより高精細に再現され、音響面でもドルビーアトモス対応の立体的なサウンドが特徴となります。

監督の林祐一郎は、復活上映に際してのコメントで、「前回の映画公開時に、何度も劇場に足を運んでくれたファンのおかげで、こうして再びスクリーンに戻ってくることができた」と感謝の思いを述べると同時に、単なる再上映ではなく、映像と音響を再調整して作品のポテンシャルを最大限引き出したことを強調しています。

特に、「地鳴らし」のシーンのような大規模な破壊と絶望が描かれる場面では、巨大なスケール感と地響きのような低音が、ドルビーシネマによって劇場全体を包み込みます。林監督は、「ぜひ劇場で地鳴らしを追体験してほしい」とコメントしており、まさにスクリーンでこそ味わえる迫力が用意されています。

諫山創が描いた「終わり」と、再び向き合う機会

原作漫画『進撃の巨人』はすでに完結を迎えていますが、そのラストは今なお多くの読者・視聴者の間で語り続けられています。エレン、ミカサ、アルミンという3人の幼馴染は、物語のスタートから最後の瞬間まで、決して切り離すことができない関係として描かれました。

今回の復活上映に合わせて用意されたビジュアルカード(CAGE)に、この3人が描かれていることは、諫山創が築いてきた物語世界の本質を、改めて静かに見つめ直すきっかけにもなるでしょう。

諫山が描いた「終わり」は、決して単純なハッピーエンドではありません。しかし、その複雑さや苦さも含めて、『進撃の巨人』という作品は長くファンに愛され続けています。復活上映は、その「終わり」と観客が再び向き合い、それぞれが自分なりの答えや感情を確かめ直す、大切な機会となりそうです。

これから映画館に足を運ぶファンへ

これから『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』の復活上映に足を運ぶ人にとって、今回のニュースはどれも見逃せないポイントばかりです。

  • ドルビーシネマ版を観たい人は、1月9日(金)からの先行上映に注目。
  • 描き下ろしビジュアルカード(エレン・ミカサ・アルミン/CAGE)を手に入れたい人は、第1週目のドルビーシネマ上映を狙う必要があります。
  • 通常の上映環境で鑑賞したい、あるいは改めてじっくり見直したい人は、1月16日(金)からの通常版の復活上映が選択肢となります。

スクリーンの前で、諫山創が描いた最後の物語、林祐一郎監督が再構築した映像と音、そして梶裕貴たちキャストが魂を込めて演じたキャラクターたちと、もう一度向き合う時間になるでしょう。

「心臓を捧げよ」という言葉を胸に刻みながら、再びあの世界へ飛び込む準備をしているファンは決して少なくありません。復活上映は、『進撃の巨人』という作品が、どれだけ多くの人の心に深く根を下ろしてきたのかを、改めて実感させてくれるイベントになりそうです。

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