劇場版『進撃の巨人』完結編 THE LAST ATTACK、復活上映と連動フェアで再び「心臓を捧げよ」ブーム到来
世界中で愛されてきた人気作品『進撃の巨人』に、新たな盛り上がりが訪れています。
2024年の公開から多くのファンを魅了した劇場版『進撃の巨人』完結編 THE LAST ATTACKが、待望の復活上映を迎えることになりました。
それに合わせて、アニメイトなどでの旧譜フェアや新作グッズ発売を含むアニメイトフェアも決定し、作品の世界をもう一度じっくり楽しめる企画が次々と発表されています。
「再び、心臓を捧げよ。」劇場版完結編が復活上映へ
劇場版『進撃の巨人』完結編 THE LAST ATTACKは、原作・諫山創による物語のクライマックスを映像化した作品で、2024年11月8日の公開当時には観客動員100万人を突破する大ヒットとなりました。
その後もロングラン上映が続き、「もう一度スクリーンで見たい」という声が多く寄せられたことから、今回の復活上映が実現しています。
今回の復活上映のキャッチコピーは、ファンにはおなじみのフレーズを想起させる「再び、心臓を捧げよ。」という力強い言葉です。
新たに公開されたポスタービジュアルや予告映像も、「最後の戦い」をもう一度見届けたくなるような迫力ある内容となっており、SNS上でも大きな話題を呼んでいます。
シリーズ初のドルビーシネマ版が先行公開
復活上映でとくに注目されているのが、シリーズ初となるドルビーシネマ版の上映です。
ドルビーシネマとは、4K HDRによる高コントラストな映像と、ドルビーアトモスによる立体音響を組み合わせた上映形式で、作品世界への没入感を一気に高めてくれるシステムです。
本作では、監督の林祐一郎、音響監督の三間雅文の監修のもと、新たに4K上映マスターが制作されました。
映像と音響を再調整し、「映画のポテンシャルを最大限引き出す」ことを目指したとのことで、既に鑑賞したことのあるファンでも、まるで別次元の体験として楽しめる内容になっています。
ドルビーシネマ版は、全国10館限定での先行公開となる予定で、大スクリーンと最新設備で「地鳴らし」を追体験したいファンにとって、見逃せない機会になりそうです。
通常版も全国劇場で順次復活上映
ドルビーシネマ版の先行公開に続いて、通常版の復活上映も全国の劇場で順次スタートします。
これにより、ドルビーシネマ設備のない地域でも、再び劇場で『進撃の巨人』のクライマックスを味わうことができます。
公式サイトや上映劇場一覧では、各地の上映館情報が案内されており、多くのファンが「自分の街で再び巨人との戦いを見届けられる」と期待を膨らませています。
初めて劇場版を見る方はもちろん、配信や円盤で何度も見返したファンにとっても、「スクリーンで観るラストバトル」は特別な体験となるでしょう。
監督からのメッセージ――「ただの再上映ではない」
今回の復活上映にあたり、監督の林祐一郎からは「THE LAST ATTACK 復活上映!!」という熱いコメントが寄せられています。
監督は、前回の公開時に何度も劇場へ足を運んだファンへの感謝を述べつつ、「今回はただの再上映ではなく、映像も音響も再調整している」と語っています。
作品のクライマックスを、より鮮明で重厚な映像と、立体的なサウンドで体験できるようにしたことで、「未だかつてないほどの“進撃”」を目指したというコメントも印象的です。
ラストを知っているからこそ味わえる細かな演出や、音の一つひとつにまで宿ったこだわりを感じ取りながら、じっくりと物語を味わえる時間になりそうです。
復活上映記念「旧譜フェア」開催決定
復活上映をさらに盛り上げる企画として、『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK 復活上映記念旧譜フェア』の開催も発表されています。
「旧譜フェア」とは、これまでに発売されてきた既存のCDや映像作品などの関連商品を対象にしたキャンペーンのことで、期間中に対象商品を購入すると、特典がもらえる形式が一般的です。
今回の旧譜フェアでは、『進撃の巨人』シリーズのサウンドトラックや主題歌CD、関連Blu-ray・DVDなど、これまで作品を彩ってきた音楽・映像商品があらためて注目されることになります。
アニメの名シーンを支えてきた楽曲を聴き直したり、TVシリーズから最終章までの流れを一気に見返したりと、「完結編をもう一度劇場で観る前の予習・復習」としてもぴったりのフェアです。
また、特典には作品のビジュアルを用いたアイテムや、ポストカードなどの配布が想定されており、コレクションとしてもファンの心をくすぐる内容となりそうです。
「以前から気になっていたけれど買いそびれていた」という商品がある方にとっても、良いきっかけになるキャンペーンです。
アニメイトで「進撃の巨人」フェア&新商品展開
さらに、アニメイトでは『進撃の巨人』を特集するアニメイトフェアが開催されることも発表されています。
このフェアは、2月21日からスタートする予定で、店頭およびオンラインショップを通じて、さまざまな企画が展開されます。
フェア期間中は、関連グッズや書籍、映像商品などの購入金額に応じて特典がもらえるキャンペーンや、新たに描き下ろしイラストを用いたグッズの販売などが行われます。
また、新商品の情報も合わせて公開されており、キャラクターたちの魅力を活かした日常使いしやすいアイテムや、コレクション性の高いグッズなどがラインナップされています。
これにより、劇場での復活上映とアニメイトでのフェア、そして旧譜フェアが連動するかたちで、『進撃の巨人』を多方面から楽しめる環境が整いつつあります。
物語そのものを劇場で味わい、家では映像・音楽・グッズで余韻に浸る……という、作品漬けの時間を過ごすファンも増えそうです。
「進撃の巨人」が今も愛され続ける理由
『進撃の巨人』は、連載当初から「人類 VS 巨人」という衝撃的な設定やスリリングなアクションに加え、政治・歴史・民族といった重いテーマを真正面から描いてきた作品です。
物語が完結した現在でも、「なぜ戦うのか」「自由とは何か」といった問いかけが、世代や国境を越えて多くの視聴者の心に残り続けています。
今回の復活上映や各種フェアの盛り上がりは、「物語が終わっても、作品体験は終わらない」ということを教えてくれます。
映画館であらためて物語のラストを目にしたとき、初見のときとは違う感情に気づいたり、新たな解釈が生まれたりする方も多いはずです。
また、これまで『進撃の巨人』に触れてこなかった人にとっても、今回の一連の企画はシリーズに入門するきっかけになりえます。
TVアニメや原作コミックスを一通り楽しんでから劇場版へ向かうのはもちろん、まずは劇場版でクライマックスを体感し、そこから過去のエピソードにさかのぼるという楽しみ方もあります。
ファンにとっての「再び、心臓を捧げる」時間
『進撃の巨人』という作品は、多くのファンにとって、ただのエンターテインメントを超えた特別な存在になっています。
キャラクターたちの選択や葛藤に、自分自身の生き方を重ね合わせてきたという人も少なくありません。
今回の復活上映と各種フェアは、そうしたファンがもう一度「心臓を捧げる」ための場であり、同じ作品を愛する人たちと気持ちを共有する機会とも言えます。
劇場の暗闇の中でスクリーンを見つめ、エンディングを迎えたあとの静かな余韻は、何度味わっても色あせない特別な体験になるでしょう。
これから劇場に足を運ぶ人も、アニメイトフェアや旧譜フェアで関連アイテムを手に取る人も、それぞれの形で『進撃の巨人』と向き合い、「進撃」し続ける物語に自分なりの決着をつけていくのかもしれません。
再びスクリーンで響き渡る「心臓を捧げよ」の思いとともに、劇場版『進撃の巨人』完結編 THE LAST ATTACKは、もう一度私たちに問いかけてきます。
――あなたは、何のために、誰のために、自由を望むのか。
その答えを探しに、もう一度劇場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。



