ラスベガスの高級クラブ「XS」で偽ジャスティン・ビーバー騒動:DJも観客も大混乱!

事件の発端 ―「あのジャスティンが来る!」興奮と期待が広がる夜

2025年8月16日、ラスベガスの人気クラブ「XS Nightclub」が世界中の注目を集めることになりました。その理由は、本物そっくりの“ジャスティン・ビーバー”が突如ステージに登場し、観客だけでなく、スタッフや現地DJまでをも騙すという前代未聞のハプニングが起きたからです。

この日、ステージでヘッドライナーを務めていたのは、ハウス/メロディックEDMの人気DJGryffin(グリフィン)。彼のライブはいつも大盛況ですが、この日は特別なサプライズが用意されていました。偽ジャスティンのチームがクラブに到着し、「ジャスティン本人が『Sorry』を歌いたがっている」とスタッフにリクエスト。現場の空気が一変し、DJグリフィンも「ビーバーが来ているぞ!」とステージ後方に本物さながらの人物を紹介し、観客は熱狂の渦に包まれました。

“偽ジャスティン”の本領発揮 ―4分27秒のジャックとパフォーマンス

偽ジャスティンは本家さながらのファッション、立ち振る舞い、そして驚くほど似た歌声で観客を完全にだましきり、人気曲「Sorry」をフルで熱唱。その様子は一部始終が動画で記録され、当該クラブDJのGryffinも自らのインスタグラムに「このセットは本当に凄かった」と興奮しながら投稿しています。しかし、歓喜の中で現場スタッフによる確認が入り、「本物ではない」と暴かれると、場内は驚愕と混乱に包まれました。

偽ジャスティンは約4分27秒ステージ上をジャックし、その間会場の誰もが「本物」だと信じて疑いませんでした。観客は彼のパフォーマンスに拍手喝采を送り、SNSでも「Diplo」など著名DJまでもが話題に触れるほど注目が集まりました。

正体判明とその後 ―永久追放の衝撃

場内は熱狂したまま事件の発覚を迎えます。偽ジャスティンの正体は「ディラン・デスクロス」と判明し、XS Nightclubを運営するWynn Las Vegasは即座に彼を退場処分・今後永久入場禁止としました。この処置は本物ジャスティン本人や著作権、イベントの信頼性を守るためとはいえ、あまりのそっくりぶりにスタッフも騙されたという点で話題はさらにヒートアップします。

  • 偽ジャスティンのチームは複数のスタッフを巧妙に説得
  • 当日のDJ Gryffinも完全に信じ込み「ビーバーだ!」と歓声を煽った
  • ステージ上で「Sorry」をフル歌唱後に発覚
  • 即退場・永久追放の厳しい対応

ディラン・デスクロス本人はその後、SNSで「自分は偽物としての仕事をしていただけで、騙すつもりはなかった」と釈明しています。また、マネージャーのJulien Colasも「パフォーマンスは誰かに頼まれただけ」と強調しました。

ネットの反響 ―SNS上の驚きと賛否両論

事件の様子は、DJ Gryffinのインスタグラムだけでなく、様々なSNSで動画付きで拡散されました。観客たちも騙されていたこと自体を楽しむ声がある一方、偽者によるパフォーマンスはフェアではないという批判も少なくありません。特に、本家ジャスティン・ビーバーのファンや著作権関係者からは、イベントの真偽性や倫理についての議論が続いています。

  • 「あまりにも本物そっくりだった!」と称賛する声
  • 「本物はこんなことしない」と疑う声
  • 「伝説の一夜」と称する投稿も
  • 「biebergate2025」という皮肉混じりのタグがSNSで拡散

ラスベガスクラブ業界に与えた衝撃と教訓

XS Nightclubのような高級クラブでも、偽者によって大イベントが混乱させられることが明らかとなり、セキュリティや本人確認の対策が今後ますます求められるようになりました。Wynn Las Vegasは「今回の事件は複数段階の巧妙な計画によるものだった」と公式コメントを発表し、今後のイベント運営の質向上に向けた努力を約束しています。

  • 有名人の“なりすまし”リスクを再認識
  • セキュリティの強化策を検討
  • エンタメ業界の危機管理・信頼性が問われる

偽物ビーバー騒動の現在と今後

騒動の主役となったディラン・デスクロスは、今やSNS・動画配信サイトでも一躍有名人に。今回の出来事はエンターテインメントの新たな問題提起であるとともに、観客主体の“体験型”イベントがいかに予想外の事態を招く可能性があるかを浮き彫りにしました。

最後に、XS Nightclubからの声明にある通り、「今後このような事態を二度と起こさない」との断固たる姿勢が業界全体の基準となることが求められています。フェスやクラブイベントの安心・安全、そして本物と偽物の判別基準への関心は今後も高まりそうです。

まとめ ―「ジャスティン・ビーバー騒動」は何を問いかけるのか

今回の偽ジャスティン・ビーバー事件は、エンターテインメント性、本人確認、観客の熱狂、そしてSNS時代の拡散力といった様々な観点から社会的な注目を集めました。ある意味、偽物による「伝説」となりましたが、業界・ファン双方に「本物」とは何かを真剣に問う契機となったようです。

事件の詳細トピックご紹介

  • XS Nightclubとは?

    ラスベガスの中心地に位置する、世界的に有名な高級ナイトクラブ。多くの著名アーティストが出演し、セレブ層にも人気。
  • DJ Gryffinについて

    アメリカ・ロサンゼルス出身。Melodic House/EDMの新星で、日本人の母を持つ日系アーティスト。世界各国のクラブやフェスで活躍。
  • ジャスティン・ビーバー「Sorry」

    2015年リリース。世界的ヒットのEDM/ポップソングで、クラブやライブで盛り上がる鉄板の一曲。

偽ジャスティン・ビーバーによるラスベガスXSクラブ騒動――“本物と偽物”が問われる新時代の顛末

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