エバースが出演する「ヨルノマンザイ」がテレビ朝日で始動

テレビ朝日の深夜枠「バラバラマンスリー」で、12月1日(月)から新しいラインナップがスタートしました。その中でも特に注目を集めているのが、人気漫才コンビ・エバースが出演する新感覚番組「ヨルノマンザイ」です。水曜日の放送となるこの番組は、実力派の漫才師たちが夜の街を舞台に、日常会話を極上の漫才として表現する、これまでにない番組として話題を呼んでいます。

「ヨルノマンザイ」とは?新しい漫才の形を提案

「ヨルノマンザイ」は、観客なしの状態で、漫才師たちが日常会話という名の漫才を展開する番組です。その特徴は、ドラマレベルの没入感とエモーショナルな表現で、従来の漫才とは一線を画しています。番組には、エバースの他にも、さや香やミルクボーイといった実力派の漫才コンビが出演する予定となっており、各コンビが異なるシチュエーションでその魅力を存分に発揮することになります。

このコンセプトは、漫才師たちが芸人にならなかった別の世界線での自分たちを演じるというもの。台本のない日常会話として自然に漫才を展開していくため、視聴者には新鮮で、かつ親近感のある漫才体験ができるわけです。

エバースの初回出演は「夜のタクシー」が舞台

エバースの初回出演となるテーマは「夜のタクシー」。クリスマスパーティーに参加するため、友人宅へとタクシーで向かう腐れ縁同士の佐々木と町田が登場します。番組内容によれば、「年末年始どう過ごす?」という何気ない会話から始まったゆるい雑談のはずが、佐々木が放つ「爆弾発言」で一気に大暴走。予測不能の会話劇へと展開していくとのことです。

このシチュエーションは、タクシーという限定された空間を活かし、二人の距離感や息遣いまでもが感じられるような演出になると予想されます。夜の街という設定と相まって、視聴者はまるで自分たちもその場にいるかのようなリアルな感覚を味わえるでしょう。

エバース佐々木のコメント「漫才師にあった番組」

エバースのボケ担当・佐々木は、この番組についてコメントを寄せています。彼によれば、エバース自体の漫才がかなり雑談寄りというか、普段の日常会話寄りなので、意外にも違和感がなかったとのこと。むしろ、普段のネタ合わせぐらいの感じで対応できたと述べており、「漫才は日常って感じですね」とその本質を語っています。

特に注目すべきは、佐々木が「今後も続いてほしいぐらい、すごく漫才師にあった番組だなと思いますね」とコメントしていることです。彼は、どの漫才師も絶対それぞれのシチュエーションに合った会話のネタだと指摘し、さらに「いろんな人の漫才をいろんな場所で見たい」と提案しています。

新しいシチュエーションへの期待の声

エバースのツッコミ担当・町田も、この番組の今後の可能性について言及しています。町田は「いろんな人のバージョンを見たいですね」とコメント。さらに佐々木は、具体的なシチュエーション案として、「コンビニのレジ。夜勤の2人とかね。レジで全然、客が来ないときに喋っているとか」や「漫画喫茶の深夜とか、警備員とかもいいかもな」といったアイデアを提示しています。

町田もこれらの提案に対して「めっちゃ良いかも!」「めっちゃいいわ、それ!面白そう」と前向きな反応を示しており、このプログラムの可能性に大きな期待を寄せていることがわかります。

テレビ朝日「バラバラマンスリー」の新ラインナップ充実

「バラバラマンスリー」は、月曜日から木曜日まで、毎日異なる新しいコンテンツを放送する月替り枠です。12月1日からの新ラインナップには、以下の番組が含まれています。

  • 月曜「恋街百景」:川島如恵留(Travis Japan)、礼央(aoen)、越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)が出演
  • 火曜「豆鉄砲のツギクル芸人優勝特番だよっ!!」:MC豆鉄砲、2025年のツギクル芸人グランプリの王者による初冠特番
  • 水曜「ヨルノマンザイ」:エバース、さや香、ミルクボーイが出演
  • 木曜「その一言でハッピーエンド」:MC紅しょうが、3週連続ゲスト村川緋杏(CANDY TUNE)

豆鉄砲の初冠特番も同時始動

同じく「バラバラマンスリー」の火曜枠では、「豆鉄砲のツギクル芸人GP優勝特番だよっ!!」も放送がスタートしています。豆鉄砲は、フジテレビの「ツギクル芸人グランプリ2025」の王者であり、この初冠特番では、ボケの東健太郎とツッコミのホセが、「今の豆鉄砲にしかできない無鉄砲さ」を全開にして、毎回異なる体当たり企画に挑みます。

第1週は「自腹エティ」と題して、ツギクル芸人GP2025の優勝賞金200万円を使い、自腹でどこまで面白くできるのかを身体と財布を張って検証。第2週は「無鉄砲ジャーナル」で街の気になる人に直球取材を敢行し、第3週は「豆鉄砲軍団vsトワライト軍団」として、仲良しのセンチネルとイチゴを率いて対戦するという構成になっています。

タレント・スタッフからの熱いコメント

これらの新番組に関して、出演者やスタッフからはさまざまなコメントが寄せられています。豆鉄砲の東健太郎は、12月の「バラバラマンスリー」について「信じられないと思うんですが、9分×3週で計27分のオンエアに対して約20時間ほどの撮影をしたうえ、なぜかお金が減りました。20時間働いて貯金が減ったんです。現代の行き過ぎた資本主義に待ったをかける番組となっています」とユーモアたっぷりにコメント。

また、豆鉄砲のホセは「地上波で豆鉄砲の初冠番組やらせていただきました!うれしいです!! 収録は楽しいこともあればスタッフさんを憎んだりもしました。今は少し憎んでいる寄りにあります!」とコメントしており、制作の大変さが垣間見えます。

まとめ

エバースが出演する「ヨルノマンザイ」は、従来の漫才番組とは異なる新しいアプローチで、漫才の本質である「日常会話」を極めた番組として位置づけられています。夜のタクシーという限定された空間を舞台に、佐々木と町田が繰り広げるエモーショナルな会話劇は、視聴者に新しい漫才体験をもたらすでしょう。エバースのコメントからは、この番組が漫才師たちにとって、自らの魅力を存分に発揮できるプラットフォームであることが伝わってきます。これからも、さや香やミルクボーイといった他の人気漫才コンビの出演も予定されており、さらなる盛り上がりが期待されます。テレビ朝日の「バラバラマンスリー」は、新しい笑いと感動を求める視聴者にとって、見逃せない番組として注目する価値があるでしょう。

参考元