映画『鬼滅の刃 無限城編』旋風再び──韓国、そして日本での最新動向
8月の話題をさらう『鬼滅の刃』最新劇場版
2025年夏、ファン待望の劇場版『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』が、日本・韓国をはじめとしたアジア各地で大きな話題を呼んでいます。公開から間もない本作は、爆発的な動員と興収で歴史に名を刻みつつあり、関連イベントや入場者特典にも注目が集まっています。このニュース記事では、韓国での驚異的なヒット、日本での入場者特典第4弾スタート、新たな特典内容など、最新のトピックを分かりやすくまとめます。
韓国での社会現象級ヒット
公開直後から歴代最速の記録達成
2025年8月22日に韓国公開となった『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、初日だけで51万7956人、2日目には60万6302人を記録。公開2日目で観客動員数100万人を突破し、これは2025年に韓国で封切られた映画の中で最短の記録(従来は韓国映画『ゾンビ娘』が4日目で達成)です。3日目には累積164万9246人、5日間で早くも200万人という、韓国映画市場でも際立った動員力を見せています。
- 初日動員:51万7956人
- 2日目動員:60万6302人(累計115万人)
- 3日目までに累計約165万人
- 5日で200万人突破、今年の映画最速達成
背景:韓国でも鬼滅人気、しかし一部で議論も
『鬼滅の刃』シリーズは韓国でも非常に人気ですが、一方で「炭治郎の耳飾りの模様が旭日旗に似ている」といった指摘が過去からあり、韓国や中国向けのビジュアルでは耳飾りデザインの修正が行われています。また、2025年8月には、記念イベントとして予定されていた始球式が反対の声の高まりで中止されるという出来事も。こうした社会的議論も巻き起こしつつ、それをはるかに上回る熱量でファンが作品を支持しています。
アジア各地での躍進
韓国だけでなく、香港・台湾・フィリピンなどアジア各国でも『無限城編』への注目度は高く、興収・予約数は記録的盛り上がりを見せています。香港では公開10日目で5400万香港ドル(約10億円)、台湾やフィリピンでも歴代ランキング上位に食い込む勢いです。
新たな波紋、入場者特典第4弾スタートへ
日本国内で待望の特典配布、ファンに驚きの声
日本国内でも『無限城編』の勢いは止まるところを知りません。8月30日より配布が始まる「入場者特典第4弾」が発表され、SNSで大きな話題となっています。「え、予想外れた」「善逸じゃないの?」などファンの予想を裏切る内容に驚きと期待の声が広がりました。
- 注目ポイント: これまでの特典はキャラクターグッズや限定カードが中心でしたが、今回の第4弾では「主要キャスト7人のインタビュー冊子」が配られることに。
- キャスト陣:花江夏樹さん(竈門炭治郎役)、櫻井孝宏さん(冨岡義勇役)ら人気声優が名を連ね、収録インタビューで作品への思いや裏話を語っています。
ファンの間で湧き上がる応援と感想
従来のキャラクターグッズを目当てに映画館を訪れていたファンにとって、インタビュー冊子という異色の特典は新鮮な驚きとして受け取られました。「現場の雰囲気を知りたい」「声優さんの熱意をもっと知りたい」といったポジティブな声があふれる一方で、「もっとグッズが欲しかった」「善逸推しなので残念」といった反応も見受けられます。
入場者特典の役割:作品とファンの架け橋
『鬼滅の刃』劇場版では、公開から数週間ごとに新しい入場者特典を展開することで、リピート鑑賞を促進し、ファンの熱量を持続させる戦略がとられています。特典はいずれも数量限定のため、配布時期が発表されると全国の映画館に長蛇の列ができるのも恒例。特に今回のように意外性のある内容は、SNSやメディアで話題となりやすく、さらなる注目を集めています。
日本国内興行収入も歴代上位に
国内での快進撃、歴代3位に
『無限城編 第一章 猗窩座再来』は、2025年8月25日段階で興行収入280億円、動員数1,000万人という驚異的な数字を記録し、日本映画歴代興収3位に浮上しました。『千と千尋の神隠し』を追い越し、歴代2位に食い込むのも時間の問題とみられています。
- 歴代1位:『鬼滅の刃 無限列車編』(2020年公開)
- 歴代2位:『千と千尋の神隠し』
- 歴代3位:『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』(2025年最新)
キャスト・スタッフ・ファンが一体になる新たな特典
入場者インタビュー冊子の中身
第4弾特典として映画館で手渡されるインタビュー冊子には、主人公・竈門炭治郎役の花江夏樹さんを筆頭に、主要キャスト7名の熱いコメントや制作への想い、ファンへのメッセージが凝縮されています。櫻井孝宏さん(冨岡義勇役)、鬼頭明里さん(禰豆子役)、下野紘さん(我妻善逸役)らのインタビューを通じて、キャラクターへの深い愛情や撮影時のエピソードが語られ、ファンにとって貴重な資料となっているようです。
ファンコミュニティの発信力とSNSの拡がり
SNS上では、特典の詳細や感想、映画館の様子が次々と投稿され、ファン同士の交流も大きな盛り上がりを見せています。まだ鑑賞していない人に対して、「今回の特典は絶対に手に入れたい」「もう一度観に行く!」というコメントも多く投稿されており、作品のリピーター創出に大きく寄与しています。
まとめ:アジアを席巻する鬼滅旋風と今後の期待
『鬼滅の刃 無限城編』は、日本だけでなく韓国やアジア各国で瞬く間に社会現象となっています。記録的な動員・興収、思わぬ展開の入場者特典、ファン同士の熱量ある交流──すべてが2025年夏の日本映画界を象徴する出来事となりました。今後も新たな展開や特典発表が見込まれており、『鬼滅の刃』ブームのさらなる拡がりが期待されています。