大東駿介主演ドラマ「シバのおきて」~柴犬と人間が紡ぐ温かな絆~

秋の新ドラマが続々登場!今年注目の「シバのおきて」とは?

2025年の秋、テレビドラマ界では話題作が目白押しです。朝ドラ「ばけばけ」や「どんど晴れ」など人気シリーズの新作も次々と放送開始される中、特に注目を集めているのがNHK総合で始まるヒューマン&ケイナイン(犬)ドラマ「シバのおきて~われら犬バカ編集部~」です主演は大東駿介、共演は飯豊まりえ。舞台は柴犬雑誌編集部。どうしてこのドラマが今、多くの人の心を惹きつけているのでしょうか?

ドラマのあらすじと見どころ

「シバのおきて」は、片野ゆか氏によるノンフィクション『平成犬バカ編集部』を原作とし、“犬と人が築く心の絆”を温かく描き出します。主人公・相楽俊一(大東駿介)は、エゴを追求し続けた結果、職場で孤立してしまったアラフォー雑誌編集長。彼のそばに残ったのは愛犬の柴犬だけ。そこから人生の起死回生をかけて柴犬専門雑誌「シバONE」の創刊に挑みます。

編集部に配属される新人編集者・石森玲花(飯豊まりえ)は、過去のトラウマで犬が苦手。個性豊かな編集部員たちが集まり、噛み合わない人間関係にも柴犬たちの純粋なまなざしが優しい癒しと絆をもたらします。人と人、そして人と犬との交わりが、互いを受け入れ、心をほぐし、やがて強い信頼へと変わる過程がていねいに描かれます。

ドラマ最大の魅力~“人として”向き合うことの大切さ~

撮影現場でのインタビューで、大東駿介さんと飯豊まりえさんは、犬との共演が「俳優として」でなく「人として」向き合うことで思いがけない一体感や絆が生まれたと語っています。

  • 大東駿介「犬たちが真ん中にいることで自然と皆が仲良くなり、スタジオの前室に集まるほどでした。動物と触れ合うことで“この人は信用できる”と皆の警戒心がなくなったように感じます。」
  • 飯豊まりえ「犬を通じて現場が非常に穏やかになり、普段はなかなか経験できない雰囲気を味わえました。」

特にベテラン編集者清家めぐみ役の片桐はいりさんや、さまざまな個性派キャストが加わることで、柴犬を中心に人間関係もやわらかくほぐれていく様子が印象的です。犬による企画が編集部員それぞれの心を揺り動かし、だんだんと本音で語り合える空間が生まれます。

豪華キャストとスタッフ陣

  • 主演:大東駿介(相楽俊一役)
  • ヒロイン:飯豊まりえ(石森玲花役)
  • 共演:片桐はいり、こがけん、獣医師役の松坂慶子、柄本時生、津田健次郎、勝村政信ほか
  • 原作:片野ゆか『平成犬バカ編集部』
  • 脚本:徳尾浩司
  • 音楽:YOUR SONG IS GOOD

役者それぞれのキャラクターが生きた現場には、犬たちの自由な行動が笑いや癒しを生みました。編集部で巻き起こるユーモラスかつ心温まる事件の数々も見どころです。

作品のメッセージ:柴犬を通して人々の心に癒しを

令和の時代、人とのつながりやコミュニケーションが薄れていく社会で、このドラマは“犬のありがたみ”を再認識させてくれます。柴犬たちの無垢な愛情や好奇心は、登場人物たちの頑なな心をゆっくりとほぐし、やがて笑顔を引き出します。犬と接することで人として大切なもの――信頼や思いやり、そして「本音で向き合う勇気」がじわじわと伝わってくるのです。

主人公たちが犬に寄り添うことで自らの弱さや孤独を乗り越えていく様子は、視聴者の共感を呼びます。人間だけでは築けない温かな絆、それを柴犬たちが静かに導いてくれます。

ドラマ制作の舞台裏 「犬中心の現場で生まれた絆」

  • 犬たちが現場の空き時間に俳優陣を引き寄せ、楽屋に戻ることなく前室で談笑する姿が頻繁に見られました。犬がいるからこそ、役者同士も肩肘張らずに自然な雰囲気の中で撮影が進みます。
  • 片桐はいりさん演じるベテラン編集者清家の登場シーンでは、犬たちが特に愛着を示していたエピソードも。飯豊さんは「はいりさんの笑い方に思わずつられてしまった」という微笑ましい裏話も披露しています。
  • 撮影準備段階から、動物に対する優しさや誠実な態度が現場全体の空気を和ませ、信頼関係の礎となりました。

このように、ドラマ「シバのおきて」は俳優たちの人間性や自然なコミュニケーションが撮影現場だけでなく画面を通してもやさしく伝わります。

放送日時・配信情報

  • 放送開始日:2025年9月30日
  • 放送時間:毎週火曜日22:00~(全9回)
  • 放送局:NHK総合
  • 見逃し配信:NHK公式サイトで放送後1週間配信あり

「シバのおきて」は、幅広い世代に愛される柴犬たちとの心温まる物語。犬好きな方もそうでない方も、きっと身近な愛情や信頼のあり方について穏やかな気持ちになれるはずです。

関連作品・秋ドラマの注目ポイント

  • 人気朝ドラ「ばけばけ」「どんど晴れ」特別編など、2025年秋は新作ドラマが目白押しです。
    「シバのおきて」はペットと人間が“本音で向き合う”という新しい価値観を描くことで、ドラマファンのみならず多くの視聴者の共感を集めています。
  • ドラマ10枠では、今後も“動物”や“人間関係”というテーマを深く掘り下げる作品が増えていきそうです。

まとめ:犬と人の物語が心に残る秋の注目ドラマ

「シバのおきて~われら犬バカ編集部~」は、人間関係に悩む現代を背景に、柴犬のピュアな存在感と編集部の温かな交流が織りなすヒューマンドラマです。主演・大東駿介さんと飯豊まりえさんの自然体な演技、そして犬たちとの“人として”の触れ合いが心に響きます。犬を通して見えてくる絆や信頼のあり方、誰もが穏やかな気持ちになれる物語をぜひご覧ください。

参考元