「コミックシーモア毎月マンガ賞」から約2年半ぶりの金賞作誕生 『うらはらマリッジ』が独占先行配信スタート
国内最大級の総合電子書籍ストア「コミックシーモア」で開催されている新人マンガ賞「コミックシーモア毎月マンガ賞」から、約2年半ぶりとなる金賞受賞作が誕生しました。夕のぞむ氏による新作『うらはらマリッジ』(シーモアコミックス)が金賞受賞作として連載化され、コミックシーモアにて独占先行配信がスタートしています。
本作は、婚活サイトで出会った相手にスマホをすり替えられてしまうという、現代ならではのハラハラする出来事から幕を開ける、「真面目で安定を求める女」と「自由奔放で縛られたくない男」の恋物語。コミックシーモアを舞台に、新たなラブストーリーが読者の注目を集めています。
人気作家への登竜門「コミックシーモア毎月マンガ賞」とは
「コミックシーモア毎月マンガ賞」は、NTTソルマーレが運営する電子書籍ストア「コミックシーモア」のオリジナルレーベル「シーモアコミックス」が毎月開催しているマンガ賞です。
この賞の大きな特徴は、少女・女性・青年・TL(ティーンズラブ)・BL(ボーイズラブ)・アダルトなど、多様なジャンルのオリジナル作品を対象としている点です。
デジタルならではの柔軟なラインナップと、幅広い読者層を意識した作品が求められています。
賞の内容と応募のしやすさ
- 金賞:賞金100万円+コミックシーモアでの連載権
- 銀賞:賞金20万円+コミックシーモアでの連載権
- 銅賞:賞金10万円+コミックシーモアでの連載権
受賞者は全員がコミックシーモアでの連載権を獲得できることから、「デビューを目指すクリエイターにとって非常に大きなチャンス」として注目されています。
応募資格はプロ・アマを問わず、年齢・国籍・経歴も一切不問。ネームとキャラクターイラストのみで応募が可能なほか、SNSに掲載されている作品や、同人誌(二次創作を含む)での応募も認められています。
創作活動のスタイルにかかわらず、多様な作家がチャレンジしやすい仕組みになっている点も、この賞の人気を支える要因のひとつです。
過去から続く「人気作家への登竜門」
「コミックシーモア毎月マンガ賞」は、これまでも多くの人気作家を輩出してきました。過去の受賞作の中には、実写ドラマ化にまで発展したタイトルも生まれています。
たとえば、同賞の受賞作である『キスでふさいで、バレないで。』は「電子コミック大賞2022 TL部門賞」を受賞し、その後2025年2月にドラマ化されました。
また、『ゆかりくんはギャップがずるい』もドラマ化が決定しており、コミックシーモア発の作品が映像化を通じてさらに多くのファンを獲得しています。
こうした実績から、「コミックシーモア毎月マンガ賞」は名実ともに人気作家への登竜門として高い注目を集めており、新人クリエイターにとっては“夢への近道”ともいえる存在になっています。
約2年半ぶりの金賞作品『うらはらマリッジ』とは
今回話題になっている『うらはらマリッジ』は、2025年6月期の「コミックシーモア毎月マンガ賞」で金賞を受賞した作品です。
金賞受賞作として選ばれたうえで、そのまま連載化されるのは、2022年度1月にスタートした『白紙の上でさようなら』(著者:天井フィナンシェ/シーモアコミックス)以来、約3年半ぶりの快挙となります。
長らく金賞該当作が出ていなかった中での受賞となったことからも、『うらはらマリッジ』の完成度や将来性への期待の高さがうかがえます。
「約2年半ぶりの金賞作品」というニュースは、読者だけでなく、マンガ制作を志す人々にも大きなインパクトを与えています。
『うらはらマリッジ』物語の入り口:「婚活サイト」と「スマホすり替え」
『うらはらマリッジ』の物語は、現代ならではの身近でリアルなシチュエーションから始まります。
- 出会いのきっかけは婚活サイト
- 好印象だった相手から「俺と一生遊んで」という意味深な言葉
- その直後、主人公のスマホがすり替えられてしまうという予想外の出来事
「婚活サイトで出会った彼にスマホをすり替えられて!?」という出来事は、オンラインで人とつながることが当たり前になった時代ならではの不安やスリルを含んでおり、読者の興味を一気に引き込みます。
スマホは今や、個人情報や日常生活の多くを預けている“もう一つの自分”のような存在。そのスマホをすり替えられるという展開は、恋愛と同時にサスペンス的なドキドキ感も味わえる導入となっています。
ヒロインは「真面目で安定を求める女」
物語の主人公は、真面目で安定志向の女性です。仕事や生活をコツコツと積み重ねてきたタイプで、結婚にも「安心できる相手と、堅実で安定した生活を築きたい」という価値観を持っています。
婚活サイトを利用しているのも、「効率よく、真剣に結婚相手を探したい」という、ある意味とても現代的で現実的な選択といえます。
そんな彼女にとって、「遊び」を匂わせるような言葉や、予測不能な行動をする相手は、本来であれば敬遠したいタイプのはずです。
それでもなお、彼の言動や関わりの中に、どこか惹かれてしまう部分がある——この「理性では理解できない心の揺れ」が、作品の大きな見どころとなっています。
相手の男性は「自由奔放で縛られたくない男」
そんなヒロインの前に現れるのが、自由奔放で縛られたくない男です。
「俺と一生遊んで」という台詞には、一般的な「結婚=安定・責任」とは少し違う、彼なりの人生観や恋愛観が垣間見えます。
彼は、ルールや形に縛られることを嫌うタイプで、安定を求めるヒロインとは対極ともいえる存在です。
スマホをすり替えるという大胆で危なっかしい行動も、その自由さと危うさを象徴しているように感じられます。
読者は、「なぜ彼はそんなことをしたのか」「本当の目的は何なのか」という謎を追いながら、彼の過去や本心に触れていくことになります。
軽薄そうに見えて、実は深い傷や事情を抱えている——そんなギャップが描かれていく可能性もあり、恋愛ストーリーとしての奥行きが期待されます。
「真面目な女」×「縛られたくない男」が生む“うらはら”な恋
タイトルの『うらはらマリッジ』が示すように、本作のテーマのひとつは「表と裏」「理想と現実」のあいだで揺れる心です。
- 安定を求めるヒロインにとっての「理想の結婚像」
- 自由でいたい彼にとっての「一生遊ぶ」という言葉の真意
- 婚活サイトという効率的・合理的な出会いの場と、すり替えられたスマホがもたらす非日常
こうした“うらはら”な要素が重なり合うことで、物語は単なる恋愛マンガにとどまらず、「自分は本当はどんな幸せを望んでいるのか」という問いを、登場人物と読者の双方に投げかけていきます。
真面目で計画的に生きてきたヒロインが、自由奔放な彼と出会うことで、自分でも気づいていなかった感情や価値観に向き合っていく過程は、多くの読者にとって共感や発見のきっかけになるはずです。
コミックシーモアでの独占先行配信について
『うらはらマリッジ』は、「コミックシーモア毎月マンガ賞」での金賞受賞を経て、コミックシーモア限定での独占先行配信がスタートしています。
配信は2026年1月3日から開始されており、シーモアコミックスレーベルとして順次話数が追加されていく形で展開されます。
他の電子書店に先駆けて楽しめる“先行配信”となっているため、「いち早く話題作をチェックしたい」という読者にとっても魅力的な機会です。
また、「コミックシーモア毎月マンガ賞」の結果は公式サイトで公開されており、過去の受賞作や編集部からの講評も確認することができます。
『うらはらマリッジ』の受賞の背景や評価ポイントを知ることで、作品をより深く味わうこともできるでしょう。
創作を目指す人にとっての“希望のストーリー”
今回のニュースは、読者にとっては「新しいラブストーリーの誕生」という楽しみであると同時に、マンガ家を目指す人々にとって大きな励みにもなっています。
毎月開催されるコンテストで、ネームとキャラクターイラストからスタートし、金賞受賞を経て、そのまま連載化、さらに独占先行配信へ——という流れは、「自分の作品も、いつか同じステージに立てるかもしれない」という具体的なイメージを与えてくれます。
『うらはらマリッジ』が金賞受賞作として連載に至ったことで、「コミックシーモア毎月マンガ賞」が掲げる「人気連載作家となって活躍できる方をお待ちしております」という言葉が、また一歩、現実のものになりました。
読者として作品を楽しむのはもちろんですが、「こんな作品を描いてみたい」「自分ならこういうキャラクターを作りたい」という創作意欲を刺激される人も多いはずです。
今後の展開への期待
『うらはらマリッジ』は、婚活サイト、スマホといった現代的なモチーフを取り入れながら、「真面目さ」と「自由さ」、「安定」と「刺激」、「結婚」と「遊び」といった対照的な価値観がぶつかり合うラブストーリーとして、今後の展開にも大きな期待が寄せられています。
コミックシーモアから生まれたヒット作の中には、ドラマ化・映像化へと広がっていった作品も少なくありません。
『うらはらマリッジ』もまた、読者の支持を集めることで、さまざまなメディアミックスへと飛躍していく可能性を秘めています。
「コミックシーモア毎月マンガ賞」は、今後も毎月の募集を通じて、新たな才能と作品を発掘していきます。
今回の金賞受賞と独占先行配信をきっかけに、次の世代の作家や作品にもさらに大きな注目が集まりそうです。




