3人組となったClariS、第3章の飛躍――新体制1年目がつないだ「リンクス」と「コネクト」
デビュー15周年を迎えたアニソンユニットClariS(クラリス)が、新体制となった2025年を駆け抜けました。
1月の「リスアニ!LIVE 2025」での3人体制初お披露目から始まり、海外フェスへの出演、そして『魔法少女まどか☆マギカ』をコンセプトにしたEP「リンクス」のリリースまで、まさに「第3章」の名にふさわしい変化と成長の一年になりました。
ClariS第3章の幕開け――クララ・エリー・アンナの3人組に
2025年1月25日、日本武道館で開催されたアニソンイベント「リスアニ!LIVE 2025」のステージ上で、ClariSは大きな転機を迎えました。
現メンバーのクララに加え、新メンバーとしてエリーとアンナの2人が加入し、ユニットは史上初の3人体制へと移行しました。
この日、クララは観客の前で「ClariSの第3章がついにスタートしました!」と宣言。
「私が素敵だと感じて決めた新メンバー2人を迎え、3人で新たなClariSの歴史を刻んでいきます」と、新体制への決意を語りました。
ファンに向けては、「この日を迎えられたのは、いつも応援してくださる皆さんのおかげ」と感謝を伝え、「これからも感謝の気持ちを歌に乗せて、皆さんと一緒に今まで見たことのないステージへ進んでいきたい」とメッセージを送りました。
新メンバーのエリーは、「ClariS第3章のスタートを無事に迎えられたことが、本当に嬉しく幸せ」と喜びをコメント。
アンナも「これから皆さんと一緒に歩んでいけることを光栄に思います。クララちゃんとエリーちゃんと共に、素敵なClariSをお届けできるよう全力を尽くします」と意気込みを語りました。
こうして、ラテン語で「明るい・清潔・輝かしい」という意味をもつアーティストClariSは、クララ・エリー・アンナの3人による第3章を本格的にスタートさせました。
新体制1年目は「再スタート」――海外フェスも成功させた飛躍の年
新体制が始まった2025年について、クララはインタビューで「まさに言葉通り『再スタート』だった」と振り返っています。
同時に、「もっともっと羽ばたいていくための準備期間でもあった」と語り、この一年が次のステップへの土台づくりになったことを明かしました。
1月の「リスアニ!LIVE 2025」での初ステージ以降、ClariSは休むことなく精力的にライブ活動を展開します。
国内イベントへの多数出演に加え、海外フェスへの参加も実現。海外のファンの前でも新体制のパフォーマンスを披露し、そのステージは「海外フェスも成功」と評されるなど、3人組となったClariSの存在感を強く印象づける一年になりました。
クララは、3人体制でのステージについて「1年を通して活動してきたことで、3人それぞれのパフォーマンスの課題やブラッシュアップすべき部分が明確に見えてきた」と語っています。
そのうえで、「その課題を3人で話し合い、一緒にレッスンしながら解決していく時間がとても楽しい」と、試行錯誤を前向きに楽しんでいる様子を明かしました。
こうした試行錯誤の先に、「3人の気持ちがピタッと重なった」瞬間があったといいます。
クララは、その瞬間に「鳥肌が立った」と述べ、「ClariSとしてもっと成長できると感じた」と手応えを語りました。
3人だからこそ生まれるハーモニーやステージング、そのバランスを模索しながらも、一つひとつのライブを通して新しいスタイルが形になっていった一年だったといえるでしょう。
「カラフル」や「Trigger」――新体制ならではの楽曲表現
新体制移行に合わせて、楽曲面でも新たな挑戦が続きました。
アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のオープニングとして知られる「コネクト」など、過去の代表曲に加え、新体制で歌う「カラフル」の配信も行われました。
3人編成で歌うことで、コーラスワークやハーモニーの広がりが生まれ、「ClariS第3章」ならではのサウンドが強く打ち出されています。
さらに、都市型フェスへの出演では、新体制として初めて新曲「Trigger」を披露し、第3章としての表現の幅を広げました。
このように、ライブとリリースの両面で、3人ならではのアプローチを模索し続けていることがうかがえます。
「コネクト」を3度録り直す意味――まどか☆マギカと歩んだ15年
ClariSといえば、やはり外せないのがアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』との深いつながりです。
オープニングテーマ「コネクト」は、彼女たちを一躍有名にした代表曲であり、その後もさまざまな形で歌い継がれてきました。
2025年には、この「コネクト」を新体制で3回目となるレコーディングとして収録したことも話題になりました。
インタビューの中で、メンバーは「『まどか☆マギカ』と一緒に歳を重ねてきた証」と語り、作品と自分たちの歴史が並走してきたことへの実感をにじませています(ニュース内容2)。
同じ楽曲を、メンバー構成や年齢、経験の変化とともに何度も録り直すことは、単なるセルフカバーにとどまらず、自分たちの歩みを刻む行為でもあります。
10代の頃に歌ったオリジナルの「コネクト」から、さまざまな経験を経て、今や3人体制となった現在の「コネクト」へ。
歌声の成熟、表現力の深まり、そして3人のハーモニーが加わった新たな「コネクト」は、ファンにとっても、まどか☆マギカと共に歩んできた年月を感じさせる特別なバージョンとなっています。
EP「リンクス」に込めた、『まどか☆マギカ』との再接続
2025年12月10日、ClariSはコンセプトEP「リンクス」をリリースしました。
この作品は、タイトルどおり「リンク(つながり)」をテーマにしており、『魔法少女まどか☆マギカ』をコンセプトに据えた内容となっています(ニュース内容3)。
まどか☆マギカと共に歩んできたClariSが、第3章の始まりの年の締めくくりに、この作品を届けた意味はとても大きいものです。
EP「リンクス」の制作にあたって、メンバーはこれまでの活動や2025年の出来事を振り返りながら、自分たちが感じてきた絆やつながりを音楽に込めたと語っています(ニュース内容3)。
作品の背景には、
- メンバー同士の新たな関係性
- 長年支えてくれたファンとの絆
- 『まどか☆マギカ』という作品との継続的なつながり
といった、さまざまな「リンク」が存在しています。
インタビューでは、メンバーがEP制作の裏側についても詳しく触れ、楽曲ごとのイメージづくりやレコーディングでのこだわり、3人で意見を交わしながら形にしていった過程を語っています(ニュース内容3)。
とくに、新体制ならではのコーラスワークや声の重なり方は、EP全体の聴きどころのひとつとなっています。
2025年を振り返って――第3章と共に深まる「つながり」
EP「リンクス」は、作品としての完成度だけでなく、ClariS第3章の「最初の1年」の集大成という側面も持っています。
1年を通して数多くのステージに立ち、海外フェスにも挑戦し、そのなかで3人が見つけた課題や喜びが、この作品に凝縮されています。
クララは、新体制1年目を「再スタート」と表現しましたが、その言葉にはこれまで支えてくれたファンへの思いと、これから先へ進んでいく決意の両方が込められているように感じられます。
エリーとアンナにとっても、この1年は「ClariSの一員」としての自覚が芽生え、3人でしか作れない音楽を模索した時間でした。
インタビューの中でクララは、「3人で3人にしか作れないハーモニーをたくさん届けていきたい」と語っています。
その言葉どおり、ライブやレコーディングを重ねるたびに、3つの声が溶け合い、一つの「ClariSサウンド」として結実しつつあります。
また、「まどか☆マギカ」との歩みを改めて見つめ直した2025年は、作品世界との「リンク」を再確認すると同時に、自分たち自身の成長を実感する年にもなりました。
『まどか☆マギカ』をコンセプトにした「リンクス」、そして3度目の「コネクト」レコーディングは、その象徴的な出来事と言えるでしょう(ニュース内容2・3)。
これからのClariS第3章に期待されるもの
2025年は、3人体制の土台を固めた1年であり、同時に数々の挑戦を通して「これから先」に向けた可能性を広げた年でもありました。
海外フェスを含む多くのライブを経験し、EP「リンクス」で新たなコンセプト作品を形にし、そして「コネクト」を3度目として再び歌い直す――その一つひとつが、第3章の今後への布石となっています。
クララ、エリー、アンナの3人がこれからどのような楽曲を届けてくれるのか。
そして、『まどか☆マギカ』をはじめ、さまざまな作品との「リンク」をどう広げていくのか。
2025年の歩みを振り返ると、今後のClariSに対する期待は、これまで以上に大きく膨らみます。
第3章の始まりの年を、「もっと成長できる」と確信できた一年と語るクララの言葉どおり、ClariSはこれからも、優しくも力強い歌声で、多くの人々の心をつなぐ存在であり続けるはずです。




