倍賞千恵子が紡ぐ『TOKYOタクシー』の新たな物語 ― 山田洋次監督×木村拓哉×明石家さんま、今秋感動のロードショー
日本映画界の巨匠・山田洋次監督による最新作『TOKYOタクシー』が、2025年11月21日に全国公開されることが決定しました。この作品は、フランス映画『パリタクシー』を原作に、東京下町を出発点とし、柴又から神奈川・葉山へと向かう人間ドラマです。
主演は木村拓哉。そして85歳のヒロイン・高野すみれには、日本を代表する女優倍賞千恵子。さらには、人気芸人でありながら俳優としても独自の存在感を持つ明石家さんまが、声の出演で山田組に初参加することで話題を呼んでいます。
新時代を感じさせる豪華キャスト
- 木村拓哉(タクシー運転手・宇佐美浩二役)
- 倍賞千恵子(高野すみれ役)
- 明石家さんま(佐田役、声の出演)
- 蒼井優
- 迫田孝也
- 優香
- 中島瑠菜
- 神野三鈴
- イ・ジュニョン
- マキタスポーツ
- 北山雅康
- 木村優来
- 小林稔侍
- 笹野高史
山田監督ならではの人間ドラマと温かさ、現代の東京と郊外を舞台に、新たな感動が生み出されます。これまで数々の名作で人間の絆と希望を描いてきた山田作品ならではの、老齢のヒロインが過去と向き合う旅路を、倍賞千恵子が繊細に演じます。
明石家さんま、憧れの山田組に初参加
長年の芸能活動を通じて“山田組”への熱い憧れを語っていた明石家さんまさんが、ついに山田洋次監督作品に参加。しかも今作では声の出演という新たな挑戦です。佐田役として、物語冒頭のきっかけを作る重要なキャラクターを演じています。
- さんまさんの演じる佐田は、木村拓哉演じる宇佐美浩二に、ある女性(すみれ)の依頼を引き受けてほしいと頼み込む役。
- 彼の存在が、すみれと浩二の出会いを生み出すきっかけとなります。
- 明石家さんまは「木村さんの出演、山田洋次監督の作品ということで二つ返事でOKしました」とコメント。
メイキング映像では、撮影現場で実際に木村拓哉と掛け合いをする様子や、山田監督から細やかな演出を受ける姿が公開されています。アフレコではない、現場収録ならではのリアルな空気感が話題です。
木村拓哉とさんまさん、ラフで自然体の現場
公開されたメイキング映像とスチール写真には、スウェット姿の木村拓哉そして黒ぶちメガネ姿の明石家さんまという、おなじみの豪華スターたちの“ラフで自然体”なスタイルが映し出されています。普段から親交の深い二人が、山田洋次監督を交えてリラックスした雰囲気の中で収録を行っている様子が、ファンからは「等身大の姿が素敵」「豪華スリーショットが嬉しい」と反響を呼んでいます。
『TOKYOタクシー』物語のあらすじ
この作品は、「タクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)が、85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)を乗せて東京・柴又を出発、神奈川・葉山へと向かいながら、彼女の人生の節目となる思い出の地を巡る旅」を描きます。すみれの壮絶な過去と、彼女の人生に起きた数々のドラマ、失われた時間、家族への想い、そして老いと向き合う姿が静かに紡がれてゆきます。
- 途中でさまざまな人々との出会いや、時にユーモラスな掛け合いもあり、人生の機微が織り込まれています。
- 倍賞千恵子の演技は、世代を超えて観客の心に深く響くでしょう。
- 山田監督による緻密な脚本と優しい演出により、“東京”という現代日本の舞台が鮮やかに描かれています。
制作の裏側 ― 明石家さんまのコメントと山田監督の想い
明石家さんまさんは「徹底的にやられるとは(笑)」と語りながらも、山田洋次監督への感謝と敬意を滲ませています。普段“自由”なさんまさんも、山田組独特の繊細な演出と緊張感に「現場でリアルな呼吸感をそのまま収録できたのは素晴らしい体験」とコメント。
山田監督は、「倍賞さんと木村さんの化学反応が、本作を唯一無二の感動作へと導いた」と手応えを語っています。倍賞千恵子の凛々しくも繊細な演技、木村拓哉の温かな存在感、コメディと人情を担う明石家さんまの参加によって、令和時代の新たな人間ドラマが誕生しました。
豪華メイキングの様子とファンの期待
製作過程のメイキング映像では、
- 明石家さんまが木村拓哉と直に掛け合い、台本にはないアドリブも随所に見られること
- 山田監督が二人の空気感を細やかに調整しながら、温かみのあるシーン作りに取り組んだこと
- 倍賞千恵子との共演シーンでは、現場独特の緊張感と和やかさが同居していたこと
が印象的に映されています。ファンや映画関係者の間でも「令和の名作になるのでは」と大きな期待が寄せられています。
倍賞千恵子と山田洋次監督の絆
『男はつらいよ』や『家族』などで数々の名作を共にした倍賞千恵子と山田洋次監督。その不動の信頼関係が、今回の『TOKYOタクシー』でも圧倒的な存在感をもたらします。「優しさ、強さ、そしてユーモアを併せ持つ」という倍賞千恵子の魅力が、85歳のヒロイン・すみれ役で最大限に発揮され、再び名優として記憶される名演が期待されます。
公開情報と注目ポイント
- 全国ロードショーは2025年11月21日(金)に決定。
- 原作は世界で評価されたフランス映画『パリタクシー』。
- 山田洋次監督による“日本ならではの人と風景”を通じて、心に沁みる物語が描かれます。
- メイキング映像やスチール写真は、公式YouTubeや映画公式サイトで続々公開予定。
さいごに―“人生と希望”をつないで
『TOKYOタクシー』は、人生の終着点に向き合うヒロインと、その物語に寄り添う人々の温かい交流を描いた作品です。倍賞千恵子が命を吹き込む85歳のすみれが、木村拓哉演じる若き運転手や、明石家さんま演じる佐田と出会うことで、人生に新たな光と希望がともされます。
山田洋次監督、そして豪華キャスト陣が作り上げたこの作品は、世代を超えて共感を呼び、現代日本の“家族とは何か”、“人が生きる意味とは何か”を優しく問いかけてくれることでしょう。