ONE OK ROCK「DETOX JAPAN TOUR 2025」日産スタジアム公演にB’z稲葉浩志がサプライズ登場――世代を超えた熱狂の一夜
2025年9月、横浜・日産スタジアムで開催された「ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025」が大きな話題となっています。特に注目されたのはB’zの稲葉浩志のサプライズ出演です。彼は圧巻のパフォーマンスでファンを魅了し、SNSやメディア、音楽評論家の間でも大きな反響を呼びました。本記事では、その歴史的ライブの全容と、アーティスト・ファン双方にとってどんな特別な夜となったのかを丁寧に振り返ります。
ツアー概要とONE OK ROCKの挑戦
ONE OK ROCK結成20周年というメモリアルイヤーとなる2025年。2年半ぶり、通算11枚目となる最新アルバム『DETOX』を引っ提げ、彼らは自身最大規模となる全国4カ所7公演のスタジアム&ドームツアー「DETOX JAPAN TOUR 2025」を開催しました。約36万人を動員し、バンドが築いてきたキャリアの集大成、そして日本のロックシーンの頂点を見せるステージとなりました。
- 日産スタジアム2DAYSを含む全国4会場7公演
- 最新作『DETOX』収録楽曲を中心に新旧の名曲を大胆に披露
- 壮大な演出・映像とバンドの一体感が圧巻
日産スタジアム公演:感動と熱狂のセットリスト
スタジアム公演の幕開けは「Puppets Can’t Control You」。会場が一斉に沸くなか、Taka(Vo)の力強い歌声が響き渡りました。「Save Yourself」「Make It Out Alive」などアルバム『DETOX』からのナンバーが続き、観客は新たな音の世界に引き込まれます。
「Living Dolls」では、Takaの「懐かしい曲やりたいと思います、聴いてください!」の一声で一気に空気が変わり、バンド初期からのファンも大熱狂。祖母への思いを込めた「This Can’t Be Us」、Takaの歌声とピアノのみで披露された「Renegades」など、繊細さと情熱が融合したアクトは会場を涙と共に包みました。
- Toru(Gt)のラップと「C.U.R.I.O.S.I.T.Y.」の大阪限定演出
- 「Mighty Long Fall」「The Pilot </3」と続くクライマックス
- アンコールでは弦楽隊が加わり、壮大なアンサンブルを実現
- ラスト「We are」でスタジアム中が“ONE”となる大合唱
驚きと感動のサプライズ:B’z稲葉浩志が登場
そして、公演最大のハイライトとなったのがB’z・稲葉浩志のサプライズ出演です。Takaと稲葉は「The Beginning」を圧倒的な熱量でセッション。異なる世代・ジャンルのトップボーカリスト同士が同じマイクを握る瞬間は、観客のみならずライブ配信で視聴していた多くの音楽ファンの心にも残る忘れがたい出来事となりました。
- 稲葉浩志の突き抜けるハイトーンとTakaのパワフルな歌声が見事に調和
- ダブルボーカルによる「The Beginning」はこの日限りの特別パフォーマンス
- B’zファン・ONE OK ROCKファン双方から惜しみない拍手
SNSやネットニュースでは「夢の競演」「本当に震えた」「大物同士の共演は日本ロックの歴史に残る」など、称賛や感動の声が相次ぎました。一方で、ごく一部にはコラボに対する驚きや戸惑い、意外性ゆえの厳しい声も寄せられ、Takaは「怒ってる人達もいるけど」と率直な感謝と重い言葉を残しました。しかし、本音で向き合い、敬意を込めてコラボに挑んだその姿勢は多くの人の心を打ちました。
B’z稲葉浩志が語った「本音」と感謝
稲葉浩志は、ONE OK ROCKと共演することについて「僕自身も挑戦でした。Takaくんたちの音楽は、世代を超えて新しい風を感じます。こうしてコラボできて本当に光栄です」と語り、音楽がもたらす絆を強く感じた様子を見せました。
ライブ終演後、Takaも「色んな意見があるけど、この瞬間を一緒に楽しんでくれた人、みんなに心から感謝します」とSNSでファンに思いを伝えています。あらためて、音楽の力と、世代を超えたリスペクトの大切さが胸に染み渡るメッセージでした。
アンコールにはUVERworld・TAKUYA∞もゲスト参戦
サプライズはこれだけで終わりませんでした。アンコールでは、UVERworldのTAKUYA∞もステージに登場し、Takaと熱唱。「Wasted Nights」ではロックの“今”がぶつかり合い、壮大な共演に会場全体が揺れました。
- 他公演ではTENBLANK、KENTA(WANIMA)などの若手アーティストも応援に参加
- 日産スタジアム公演が特別な一夜となった要因のひとつ
バンド20周年――世代の象徴としてのONE OK ROCK、そして未来へ
バンド結成から20年。世界を舞台に挑戦し続けてきたONE OK ROCKは、この公演で音楽の広がりと未来への希望を力強く示しました。Toru、Ryota、Tomoyaらバンドメンバーの熱量に支えられ、Takaは「これからもONE OK ROCKとして、音楽の力を信じて前に進み続けます」と強い決意を伝えました。
10月からはヨーロッパ15公演のワールドツアーにも挑戦する彼ら。スタジアムに響いた大合唱と感動が、今後さらに国内外のロックシーンを刺激することでしょう。
ONE OK ROCK×B’zコラボが語る「日本のロック」の現在地
この日産スタジアム公演は、ONE OK ROCKの歴史のみならず、稲葉浩志という日本ロック界のレジェンドと、新世代を牽引するバンドが交わることで、日本の音楽シーンの“現在地”を示しました。ファンの熱烈な支持だけでなく、アーティスト同士のリスペクトや世代を超えた交流が、これからのライブ・音楽文化のさらなる発展に期待を抱かせます。
- 「夢の続きは、まだまだこれから」と両バンドのメンバーが語る
- ファンによるSNSレポート、メディアや評論家の熱いレビューも話題
- 「日本発のワールドクラスロック」を支える情熱と挑戦
まとめ:音楽がつなぐ過去・現在・未来
ONE OK ROCKとB’z稲葉浩志による日産スタジアムでの共演――それは、単なる歌のコラボを越えた、世代とジャンルを超えた“魂のバトン”とも言える一夜でした。ライブパフォーマンスそのものの凄みはもちろん、互いへのリスペクトや会場を埋めたファンの一体感、日本の音楽が持つ多様性と未来への希望を体現した出来事でした。
ツアー終了後も続く熱い波紋が、ロックを愛するすべての人に勇気と感動を与えています。そしてこのような瞬間が、また新たな物語の幕開けとなるのです。