BTS・RM「グループ解散を何万回も考えた」完全体カムバック前に明かした本音と覚悟
世界的人気グループBTS(防弾少年団)のリーダー、RM(アールエム)が、来年予定されている完全体カムバックを前に、これまで胸の内に秘めてきた率直な思いを明かしました。
ファンとのライブ配信を通じて語られたのは、「グループ解散を何万回も考えた」という衝撃的な告白と、それでも「BTSとして戻ってくる」と約束する、揺るがない覚悟でした。
「解散と活動中断を何万回も考えた」RMの率直すぎる告白
RMは最近行ったライブ配信の中で、BTSとして歩んできた長い年月を振り返りながら、グループの存続について何度も悩んできたことを率直に明かしました。
特に印象的だったのは、次のような趣旨の発言です。
- 「グループの解散や活動中断については、何万回も考えた」
- 「チーム活動が中断の危機に直面したことも何度もあった」
世界的な成功を収めたBTSであっても、その裏側には、プレッシャーや疲労、将来への不安など、言葉にならない思いが積み重なっていたことがうかがえます。
RMは、リーダーとして誰よりも強くグループの重みを感じてきたからこそ、その葛藤を正直に打ち明けたと見られます。
2025年後半「なぜ何もしなかったのか」という声への返答
RMが今回特に時間を割いて話したのが、2025年後半に完全体での活動がなかった理由についてです。ファンの間では、「なぜ2025年下半期にBTSとしての活動がなかったのか」という疑問が多く寄せられていました。
これに対してRMは、ファンの質問を引用しながら、次のように説明しました。
- 「多くの方が『なぜ2025年下半期を無駄にしたのか』『なぜ何もしなかったのか』と尋ねる」
- 「僕たちも時間を無駄にしたかったわけではない」
- 「除隊後は色々な活動をしたかったけれど、話せない事情があった」
- 「下半期に活動しないと決めた理由はあったが、それを話す権利は自分にはない」
RMの言葉からは、ファンを長く待たせてしまったことへの申し訳なさと同時に、自分たちでもどうにもできない事情があったことへのもどかしさがにじみ出ています。
また、最後のコンサートが2022年10月
- 「最後のコンサートは2022年10月で、もう3年以上経った。すぐに公演をしたい気持ちだ」
- 「でも、準備しなければならないことがとても多い。個人的な負担も大きい」
と率直に語りました。
「やりたくない」のではなく、「やりたいのに簡単にはできない」という、現実的な制約と責任の重さが伝わる言葉です。
「簡単にはカムバックできない」クオリティへのこだわり
BTSほどの世界的グループになると、カムバックひとつを取っても、規模も影響力も非常に大きなものになります。
RMはその点についても、ファンに丁寧に説明しました。
- 「ファンの皆さんが満足できるものを出す前には、簡単にカムバックできない」
- 「規模やさまざまな状況を考慮しなければならない」
- 「言い訳のように聞こえるかもしれないが、どうか理解してほしい」
BTSはこれまでも、新しいアルバムや公演のたびにコンセプトやメッセージを作り込み、世界的な評価を得てきました。
そのクオリティを維持し、さらに更新していくためには、時間と準備が不可欠であることを、RMはあらためて強調しています。
アルバム制作は「ほぼ完成」練習も本格始動
一方で、ファンが最も気になる新しいアルバムの進捗について、RMは前向きな近況も共有しました。
- 「アルバムはほぼ完成している」
- 「練習も、昨日みんなで行った」
- 「12月も練習と撮影を続ける予定だ」
現在、BTSは来年春の完全体カムバックを目指し、アルバム制作やパフォーマンス準備を着実に進めているといいます。
RMは、「やることが準備しかなくてもどかしい」としながらも、今は腰を据えてクオリティを高める期間であることを示唆しました。
軍白期を終えたBTS、7人での再出発へ
BTSは、2022年にJINの入隊を皮切りに順次兵役に就き、いわゆる「軍白期」に入りました。 今年6月にはSUGAの服務が終了し、ついに全メンバーが兵役を終えた状態となっています。
その後も個人活動は続いていましたが、グループとしての完全体活動は本格的には再開していません。
だからこそ、来年春に予定されている完全体でのカムバックには、世界中のARMY(ファン)の期待が一段と高まっています。
今回、RMが
- 「長い時間待たせてしまい、本当に申し訳ない」
- 「でも、僕たちは必ず戻ってくる。僕たちで頑張ってみせる」
と改めて約束したことは、ファンにとって大きな安心材料となりました。
JUNG KOOKの熱愛説直後に響いた「解散を考えた」発言
一部メディアでは、JUNG KOOK(ジョングク)の熱愛説が報じられた直後に、このRMの「解散を何万回も考えた」という告白が伝えられたことにも注目が集まっています。
BTSメンバーは、それぞれが世界的スターとして注目される一方、私生活や人間関係も常に話題の的になります。
そうした環境の中で、個人としての人生と、グループとしての責任との間で、さまざまな葛藤が生まれるのは自然なことです。
RMの発言は、単にスキャンダルや噂への反応というよりも、長い年月の中で積み重なった悩みを、今だからこそ飾らずに話したものと見ることができるでしょう。
悩み抜いた末に選んだのは「BTSを続ける」という道
何度も「解散」を考えたと打ち明けたRMですが、最終的に彼が選んだのは、「BTSとして戻る」という道でした。
報道によると、RMはライブ配信の中で、
- 「悩みや危機の日々を過ごしたが、7人のメンバーは再び固く結束した」
- 「世界中のARMYと再び会う準備を進めている」
という前向きなメッセージも伝えています。
解散を何度も思い浮かべるほど悩み抜いたからこそ、それでもBTSとして続けるという決断には、並々ならぬ覚悟が込められているはずです。
ファンに向けた謝罪と感謝、そして「待っていてほしい」という願い
RMの言葉の端々には、ファンへの深い感謝と申し訳なさが常に込められていました。
- 「長い時間をお待たせしてしまい、本当に申し訳ない」
- 「言い訳のように聞こえるかもしれないが、理解してほしい」
- 「僕たちにも理由がある。僕たちが満足できるものをお見せできるまで、軽くカムバックはできない」
RMは、単に「待っていてください」と伝えるだけでなく、なぜ時間がかかっているのか、自分たちがどんな思いで準備しているのかを丁寧に説明することで、ファンと同じ目線に立とうとしているように見えます。
その姿勢は、デビュー以来一貫してファンとの「対話」を大切にしてきたBTSらしさともいえるでしょう。
来年春、完全体BTSのカムバックに向けて
現時点で、来年春に予定されている新アルバムの詳細な内容や正確な発売日は、公式には明かされていません。
しかし、
- アルバム制作は「ほぼ完成」していること
- メンバー全員が練習や撮影に臨んでいること
- RM自身が「もうすぐだ」と語っていること
などから、完全体としての本格的な再始動が、着実に近づいていることは間違いありません。
長い軍白期と、その後の静かな時間を経て、BTSはどのような音楽とメッセージを携えて戻ってくるのか。
そして、「解散を何万回も考えた」と語ったRMが、どのような思いを歌詞やパフォーマンスに込めるのか。
世界中のファンの視線が、来年春のカムバックに注がれています。




