吉本新喜劇に新風が吹く!4月入団の若手座員が月例会見で大活躍「かわいがってください」

新しい世代の台頭で劇団が活性化

吉本興業の本社で2025年11月28日に開催された吉本新喜劇の月例会見では、4月に入団したばかりの若手座員たちが大きな注目を集めました。間寛平ゼネラルマネジャー(GM)による46回目となる月例会見には、新喜劇発のアイドルユニット・秘蔵っ子のメンバーが登場し、フレッシュな笑顔とパワーで会場を沸かせました。

秘蔵っ子は2023年に間寛平GMの発案で誕生したユニットで、これまでは初期メンバーの小林ゆうと咲方響を中心に活動してきました。しかし今年から劇団に新しい風を吹き込むべく、新体制へと生まれ変わったのです。新しいメンバーとなったきだななみ、おはる、野呂桃花、沖ひなたの4人は、すべて今年4月に実施された新人オーディション「金の卵12個目」で合格したばかりというフレッシュな編成。このオーディションは約5年ぶりの実施で、約500人の応募者の中から17人が合格した狭き門でした。

新人座員が披露した「一芸」で会場を沸かせる

会見で新メンバーたちは、間寛平GMと酒井藍座長が見守る中、次々と特技を披露しました。その内容は実に多彩で、フラフープを回しながらカスタネットを叩き、レミオロメンの『粉雪』を歌うというユニークなパフォーマンスから、口の中にゲンコツを入れるという昭和のお笑いを思わせるネタまで、荒削りながらも前のめりな姿勢が印象的でした。

これらのパフォーマンスに対して、間寛平GMは「こういうメンバーなんです。これから頑張っていきますので、かわいがってください」とアピール。新世代の台頭に期待を寄せるコメントは、吉本新喜劇の改革姿勢を象徴するものとなりました。寛平GMは2022年に新喜劇のGMに就任して以来、若手・中堅座員の育成や「新喜劇総選挙」などのイベント開催を通じて、劇団の活性化に取り組んできたのです。

ベテラン座員も存在感を示す「敢闘賞」受賞者たち

同じ会見では、公演で活躍した座員に贈られる「敢闘賞」を受賞した座員の表彰式も行われました。大島和久、たかおみゆき、吉岡友見の3人が登壇し、その活躍ぶりが讃えられました。

興味深いことに、秘蔵っ子の新メンバーが20歳代といった若手揃いである一方で、敢闘賞の受賞者は全員が40歳以上という中堅座員で構成されていました。このコントラストは、吉本新喜劇が若手から中堅・ベテランまで、すべての世代の活躍を評価する体制になっていることを示しています。

各受賞者について、間寛平GMは率直な評価を述べました。ギャグを連発する大島に対しては「大島くんのギャグ、なんか腹立つねん」と辛口なコメントを。一方、鬼嫁キャラを開花させた吉岡に対しては「一人芝居をしても上手やしね」と評価し、身体を張った笑いで活躍したたかおには「嫌な顔ひとつせえへん」と、それぞれの個性を認める姿勢を見せました。

吉本新喜劇の改革が実を結ぶ

吉本新喜劇は日本の芸能界を代表する劇団の一つで、長年にわたって多くのお笑い芸人を輩出してきました。しかし近年は、ベテラン世代の引退などにより、劇団の世代交代が課題となっていました。

このような状況の中で、間寛平GMは2022年の就任以来、劇団の活性化に積極的に取り組んできました。若手の発掘・育成、そして大規模なイベント開催を通じて、吉本新喜劇の新たな魅力を引き出そうとしているのです。秘蔵っ子の新体制発表は、その取り組みが実を結びつつあることを示す象徴的な出来事となりました。

今後の吉本新喜劇の展開に注目

2025年の吉本新喜劇では、座員総選挙が実施され、大きな話題となりました。ベテランから金の卵12個目オーディションで加入したばかりの超若手まで、総勢93人がエントリーし、過去最多となる109万7194票が投じられたのです。この総選挙で1位に選ばれた山田花子をはじめ、上位25名と世代別のジャンケンで勝ち抜いた5名、そして昨年3連覇を達成して殿堂入りしたアキを含む、計31名の人気座員が出演する「吉本新喜劇まつり2025」も開催されました。

このように、吉本新喜劇は世代を超えた座員たちが共演する舞台を次々と企画し、劇団全体の活性化を図っています。新人座員たちの登場から、ベテラン座員の活躍まで、すべてが一つの大きなストーリーの中で展開されているのです。

今後、秘蔵っ子の新メンバーたちがどのように成長し、吉本新喜劇の舞台でどのような活躍を見せるのか。そして、若手と中堅・ベテランの融合がどのような化学反応を生み出すのか。吉本新喜劇の新しい時代の到来を象徴する、注目すべき展開が続いていきそうです。

間寛平GMの「かわいがってください」というメッセージには、新しい世代を育てたいという強い想いが込められています。吉本新喜劇が次の時代へ向けて、確実に歩みを進めていることが感じられる、2025年秋の月例会見となったのです。

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