ぼる塾5周年──「愛」と「歴史」を写す、はるちゃんの写真展と彼女たちの今
はじめに──ぼる塾という存在
いまやテレビやSNSで見ない日はないほどの人気を誇る、女性お笑いカルテット「ぼる塾」。メンバーはきりやはるかさん、あんりさん、田辺智加さん、酒寄希望さんの4人です。
彼女たちはそれぞれが異なるお笑いコンビとして活動していた時代からの深い関係性を持ち寄り、2019年12月7日、新たに「ぼる塾」として結成。その歩みは決して平坦ではありませんでしたが、2024年12月に結成5周年を迎えました。
ぼる塾5周年記念アルバム『#大好き』──友情と日常の集大成
大きな話題となっているのが、きりやはるかさん撮影による写真集『ぼる塾5周年記念アルバム #大好き』(太田出版)です。ここには、結成前の彼女たちの姿や、舞台裏、ロケの合間に見せる素顔など、10年以上にわたる想い出がたっぷり詰まっています。
写真集に収められた300枚以上のカットは、はるちゃんが「相方だからこそ撮れる瞬間」「何気ないしぐさまで映したかった」と語るように、無理のない彼女たちらしい輝きを捉えています。
結成前の4人はどんな関係だったのか?
現在の「ぼる塾」は、かつて「しんぼる」(きりやはるか&あんり)と「猫塾」(田辺智加&酒寄希望)という2組のコンビだったことがルーツです。
ライブの機会や日常の中、プライベートでも顔を合わせることが多かった4人。はるちゃんが自らの想いでひそかに撮りためていた写真が、現在の写真集や写真展につながる“原点”となりました。
ぼる塾誕生の瞬間──ユニットネタから始まった化学反応
実は「しんぼる」は一度、解散寸前まで行った時期がありました。あんりさんが舞台から去ろうとした際、はるちゃんは「面白いから辞めてほしくない」「最後に単独ライブをしよう」と声をかけます。しかし、単独では集客が難しかったため、「猫塾」と合同ライブを開催。酒寄さんが妊娠中だったため、3人でユニットネタを行った結果、それが大盛況となり、今の「ぼる塾」誕生のきっかけになりました。
はるちゃんの“写真愛”とメンバーへの思い
はるちゃんは、自分の存在意義や自信について悩んでいた時期を振り返りながらも、「ぼる塾の仲間が大好きだから、愛おしい瞬間を残しておきたかった」と語っています。
イベントやロケの裏でカメラを構え、自分しか見えていない表情や距離感に「幸せ」を感じていたそうです。
彼女のインスタグラムでの発信が多くのファンに受け入れられ、「はるちゃんが撮るぼる塾の写真が好き」という声も多数寄せられました。
写真展開催──大阪&福岡でも“愛”が広がる
写真集発売を記念して開かれた写真展は、東京だけでなく、大阪・福岡でも巡回開催されました。
はるちゃんの思いがこもった展示空間には、多数のファンが来場。「一枚一枚から4人のあたたかな関係性が伝わってくる」との評判が広がり、終演後には感激で涙するほどだったといいます。
酔いしれる“アイス愛”──シリーズエッセイから伝わる個性
ぼる塾は公式サイトや連載でも個性的な一面を発信し続けています。特に注目を集めているのが、「アイスクリームってどうやって生まれたの?」というはるかさんの純粋な疑問に、酒寄希望さんがあふれんばかりの“アイス愛”で答える人気エッセイです。
そこには彼女たちの仲の良さと探究心、そして個々のこだわりや趣味が垣間見え、ファンも一緒に楽しみながら知識を深めることができる内容となっています。
「ぼる塾愛」が支える未来──5年で見えた新たな希望
5年間、たくさんの試行錯誤と挑戦を重ねながら、笑いと癒やしを届けてきたぼる塾。
はるちゃんは「私がここにいてもいいのかな?」と自問し続け、それでも「この人たちと一緒にいたい」という強い気持ちで前を向いて歩み続けてきたことを、写真展の感想や連載で率直に語っています。
お互いを支え合い、ファンの存在にも感謝しながら、これからの活躍がますます楽しみな4人組。写真アルバムや写真展は、彼女たちの“愛”の軌跡を、これからも私たちに伝え続けてくれることでしょう。
まとめ──いま、ぼる塾に注目すべき理由
- 情熱と友情で結びついた4人の「素顔」と成長の物語。
- 5周年記念アルバムや写真展で、これまでの歩みと変わらぬ絆が鮮やかに伝わる。
- 公式連載やSNSなど、多様な発信からあふれ出す個性と笑い。
- 悩みも葛藤も抱えながら、お互いとファンへの感謝を忘れない等身大の魅力。
- 今後も「ぼる塾」としての新しい挑戦を期待せずにはいられません。
さいごに──ぼる塾が私たちにくれるもの
「大好きな人たちと一緒にいること」
──それは特別な才能がなくても、きっと誰もが求める幸せです。
はるちゃんの写真が伝えるもの、メンバーたちが日々示してくれるチームワークは、画面越しの私たちにも大きな勇気と希望を与えてくれます。今この瞬間も「ぼる塾」は進化し続けています。