AKB48日本武道館20周年コンサート舞台裏と、次世代が語る「AKB48になりたい」理由
AKB48が結成20周年を迎え、日本武道館で行われたアニバーサリーコンサートが大きな話題になっています。日本武道館での4日間の公演は、「AKB48 20th Year Live Tour 2025 in 日本武道館 ~あの頃、青春でした。これから、青春です~」として開催され、20年の歴史を彩ってきた現役メンバーと卒業生が一堂に会する、まさに“お祭り”のような時間となりました。
さらに、この日本武道館公演はHuluでの生配信も決定しており、会場に足を運べないファンもリアルタイムで楽しめる形が整えられています。現地と配信の両方で、多くのファンが節目の瞬間を見届けることになりました。
日本武道館での4日間、AKB48の20年がギュッと詰まったステージ
日本武道館での20周年記念公演は、2025年12月4日から7日までの4日間にわたって開催されました。
- 12月4日(木):リクエストアワー セットリストベスト20(仮題)
- 12月5日(金):20周年記念コンサート Part1(仮題)
- 12月6日(土)昼:〜PARTYが始まるよ ツアーファイナル Part1〜(仮題)
- 12月6日(土)夜:20周年記念コンサート Part2(仮題)
- 12月7日(日)昼:〜PARTYが始まるよ ツアーファイナル Part2〜(仮題)
- 12月7日(日)夜:20周年記念コンサート Part3(仮題)
特に7日の公演は、タイトルにも「~あの頃、青春でした。これから、青春です~」と掲げられ、“過去”と“これから”をつなぐ象徴的なステージとなりました。
キングレコードは、このツアーファイナルPart2および20周年記念コンサートPart3について、セットリストをもとにした配信プレイリストを公開しており、コンサートの余韻を音楽配信でも味わえるようになっています。
前田敦子・大島優子らOGが武道館に集結 「伝説を見た」の声も
20周年という節目にふさわしく、往年のエースたちも日本武道館に集結しました。12月7日の公演には、前田敦子さんと大島優子さんが初登場し、現役・OGを合わせて総勢184人が出演する、歴史的なステージとなりました。
オリコンなどの報道によれば、この20周年記念コンサートPart3には、
- 板野友美さん
- 小嶋陽菜さん
- 篠田麻里子さん
- 高橋みなみさん
- 前田敦子さん
- 峯岸みなみさん
- 秋元才加さん
- 大島優子さん
- 野呂佳代さん
- 宮澤佐江さん
- 柏木由紀さん
- 北原里英さん
- 指原莉乃さん
- 横山由依さん
といった、黄金期を支えた錚々たる卒業メンバーがゲスト出演したことが明かされています。ファンからは「伝説を見た」という声も上がるなど、長年AKB48を応援してきた人たちにとって、胸が熱くなる瞬間が続きました。
にしたん西村誠司社長が語る、20周年コンサート舞台裏と初代総監督の存在感
そんな日本武道館での公演の舞台裏について、にしたんクリニックの西村誠司社長が語ったインタビューも注目を集めています。西村社長は、20周年記念コンサートの裏側で感じたこととして、特に初代総監督・高橋みなみさんの存在感を絶賛していました。
AKB48の黎明期からグループを引っ張ってきた高橋みなみさんは、卒業後もなお「AKB48らしさ」を象徴する人物として知られています。20周年という節目の場で、
- 現役メンバーとOGの橋渡し役
- 長年グループを支えてきたスタッフへの気配り
- 観客への言葉の届け方
など、あらゆる面で“総監督”としての姿を見せていたことが、西村社長のコメントからもうかがえます。
AKB48が20年続いてこられた背景には、表に立つメンバーだけでなく、裏側で全体をまとめてきたリーダーシップがあったことを、改めて実感させられるエピソードと言えるでしょう。
高橋舞桜「アイドルになりたいんじゃなくて、AKB48になりたい」
一方で、20周年という節目の年にスポットライトを浴びているのが、21期研究生・髙橋舞桜(たかはし・まお)さんです。週プレNEWSの連載「なんで令和にAKB48? Season2特別編」では、彼女がAKB48を志したきっかけや、そこに込めた想いが語られています。
髙橋さんは、もともと20期生オーディションで一度落選した経験を持ちます。そのとき、自分の気持ちと正面から向き合った結果、
「アイドルになりたいんじゃなくて、AKB48になりたいんだ」
と気づいたのだといいます。
この一言には、
- 「アイドル」という職業そのものよりも、「AKB48」というグループに対する特別な憧れ
- 数多くのメンバーが紡いできた歴史や物語への共感
- 自分もその一員として、新しい時代を作っていきたいという決意
といった想いが凝縮されています。20周年を迎えたAKB48にとって、こうした「グループそのものに憧れて入ってくる世代」の存在は、非常に心強いものだと言えるでしょう。
秋元康氏が指原莉乃に作詞をサプライズ依頼「今のAKBは売れなきゃいけないから」
さらに20周年イヤーを象徴する出来事として話題になっているのが、秋元康氏が指原莉乃さんにAKB48の作詞をサプライズ依頼したというニュースです。
秋元氏は、「今のAKBは売れなきゃいけないから」という趣旨の言葉を添えて、元HKT48劇場支配人であり、AKB48グループの中でも屈指のヒットメーカーとして知られる指原さんに、AKB48の楽曲制作という重要な役割を託しました。
この発言には、
- 20周年を迎えた今も、AKB48が“現役のアイドルグループ”として結果を求められていること
- かつてのメンバーが、今度はクリエイターとしてグループを支えていくという新しい形
- 「売れること」を前提にした楽曲づくりへの真剣な姿勢
など、プロデューサーとしての秋元氏の本音が込められているように感じられます。
指原さんは、バラエティやMC、プロデュース業で培ってきた感覚を活かしながら、“今の時代に届くAKB48像”を歌詞で表現していくことになりそうです。過去のAKB48をよく知る彼女が、どのような言葉で令和のAKB48を描いていくのか、多くのファンが注目しています。
配信で広がる20周年コンサートの体験
今回の20周年記念コンサートは、Huluでの生配信が正式に発表されており、会場に行けないファンも同じ時間を共有できる仕組みが整えられました。
また、キングレコードが公開した音楽配信プレイリストによって、コンサートで披露された楽曲を、後から何度でも聴き返すことができます。日本武道館という特別な空間でのパフォーマンスを、
- 会場の臨場感をそのまま届ける「映像配信」
- 余韻をじっくり味わえる「音楽配信」
という二つの形で楽しめるのは、配信時代ならではの特徴と言えるでしょう。
「あの頃」と「これから」をつなぐ20周年、日本武道館から次の時代へ
AKB48の20周年は、日本武道館という特別なステージで、
- 前田敦子さん・大島優子さんらOGによる“あの頃”の熱気
- 21期研究生・髙橋舞桜さんの「AKB48になりたい」というまっすぐな想い
- 秋元康氏から指原莉乃さんへの作詞依頼という、新しい創作のバトン
- にしたん西村誠司社長が語る、初代総監督・高橋みなみさんの変わらぬ存在感
- そして、Hulu生配信やプレイリスト配信で広がる鑑賞のかたち
といった、さまざまな要素が折り重なった時間となりました。
20年の歴史を経て、令和のAKB48は「懐かしさ」と「新しさ」を同時に背負いながら、次の10年、20年へと歩みを進めようとしています。武道館のステージと配信を通じて、多くのファンがその一歩を見届けました。




