フジテレビ「明石家サンタ」2025年は放送見送り クリスマス恒例番組中止にネット衝撃
はじめに
フジテレビが誇るクリスマスイブ深夜の名物特番「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー」が、2025年は放送見送りとなることが発表されました。1990年の初放送以来、35年もの間ほぼ毎年クリスマスの夜を特別なものに彩ってきたこの番組。その突然の中止に、ネット上では驚きとショックの声が相次いでいます。
この記事では、番組の歴史や放送休止の理由、世間の反応、そして今後のフジテレビの年末年始特番の動向まで、わかりやすく丁寧に解説します。
「明石家サンタ」の概要と長年の人気
- 放送開始:1990年12月
- 形式:明石家さんまさんと八木亜希子さんがMCを務め、クリスマスに一人で過ごす視聴者から「今年の不幸話」を電話で募集し、さんまさんが審査。「合格」と判断されると豪華プレゼントが当たるという、深夜ならではの生放送特番
- 文化的意義:「サンタ=幸せ」という定番イメージとは対照的な“失敗談・不幸話”をおもしろく昇華し、誰もが明るく年末を迎えられるようにという独自の役割で、クリスマスの夜の風物詩として定着
- 生放送の醍醐味:予測不能な素人の悲喜こもごもに超人気芸人・さんまさんの自由奔放なやりとりが絶妙で、多くの名場面・名言も多数誕生。深夜帯ながら高い視聴率と話題性を維持し続けてきた
こうした独特の魅力と長い歴史を持つ「明石家サンタ」は、家族と過ごせない人々や夜更かしの視聴者にも“クリスマスの最後の思い出”として親しまれてきました。
今年(2025年)の放送見送り決定の背景
2025年11月25日、フジテレビは「明石家サンタ」を2025年は放送しない旨を公式に発表しました。例年11月には既に“今年の不幸話”のハガキ募集が始まるのが恒例ですが、今年はその募集もされておらず、ファンの間で「まさか?」の声が広がっていました。
- 主な理由:放送枠や生放送体制の見直し、番組スポンサーの撤退などが影響したと報じられています。加えて、明石家さんまさん本人が、今年3月ごろからラジオ番組などで「今年はないと思う」と放送休止の可能性に言及していました。
- 異例の決定:これまで数度、放送曜日や日付のずれはあったものの、完全な休止は初めて。本格的な放送中止は番組史上初の事態となりました。
- 代替番組:24日深夜には「明石家さんまのお笑い向上委員会 クリスマス生放送SP」が放送されることも同時に発表されています。
ネットや世間の反響
SNSやネットニュースサイトでは、長年のファンや若い世代から「えええ」「嫌だ」「ショックデカすぎる」「クリスマスが終わった気分」など、衝撃と落胆、残念がる声が相次いで投稿されています。
- 名物生放送の中止に対して:「今年も不幸話を考えていたのに…」「真夜中に明石家さんまの爆笑トークが楽しみだった」など、喪失感を感じるコメントが多く見られます。
- 新しい年末番組への期待:一方で「お笑い向上委員会SPも期待」「さんまさんがどんな形で年末に登場するのか見たい」というポジティブな意見も一部見られました。
「明石家サンタ」休止の詳しい事情とは
本件の背景には、複数の要素が複雑に絡み合っていると考えられています。
- スポンサー問題:近年のテレビ業界全体に生じているスポンサー離れが、今年は特に顕著であり、さんまさん自身も放送の見送り理由に言及していました。番組で扱う豪華プレゼントはスポンサー企業の提供で成立しており、予算や協力体制の維持が難しくなったようです。
- 放送・制作体制:深夜生放送はスタッフや出演者に大きな負担がかかるため、時代の流れや働き方改革の観点からも見直しが進んだのでは、との見方も出ています。
- 時代の変化:視聴者層やテレビを取り巻く環境も大きく変化したことも理由として考えられます。若年層のテレビ離れや、配信メディアの台頭など、従来の生放送特番の在り方が問われている状況です。
今後のフジテレビ年末年始特別番組
フジテレビは2025〜2026年の年末年始特別番組タイムテーブルもあわせて発表しました。以下が判明している主なポイントです:
- 12月24日深夜:「さんまのお笑い向上委員会 クリスマス生放送SP」(24:25〜26:25)が『明石家サンタ』の代替で放送予定。
- 2026年1月以降:新ドラマや大型バラエティ企画も続々と公開される予定。
「明石家サンタ」の不在は寂しいですが、『向上委員会SP』では例年どおり明石家さんまさんの笑いや年末ならではの企画が展開されることが期待されます。
「明石家サンタ」を愛した人たちへ
「明石家サンタ」は多くの視聴者にとって、“笑いと温かい気持ち”を届けてくれる特別なクリスマスイベントでした。不幸話を面白おかしく昇華し、逆境も笑い飛ばして年末の疲れを癒してくれる唯一無二の番組。35年近く続いた長寿特番の休止は、テレビ史にも残る大きな出来事です。
もちろん“今年だけ”の休止なのか、今後も復活の可能性はあるのかなど、視聴者の期待は尽きません。明石家さんまさんご本人のコメントや、いつかまた“サンタ”が帰ってくるのかにも注目が集まります。
まとめ
- フジテレビのクリスマスイブ恒例番組「明石家サンタ」が2025年は放送見送りとなりました。
- 理由はスポンサーや制作体制の問題が絡んでおり、深夜生放送特番の継続が困難になったためと見られています。
- 35年近く続く人気特番の休止に、ネットやファンには驚きと悲しみの声が広がっています。
- 代替番組「さんまのお笑い向上委員会」SPが同時間帯に放送されます。
- 今後番組が復活するか、新たな年末の名物が誕生するのか、年末のフジテレビ特番に引き続き注目です。
視聴者の皆さんが少しでも笑顔で年末を迎えられますように——来年以降の明石家サンタの復活と、フジテレビの新たなチャレンジに期待しましょう。



