あいみょん人気で会場周辺に“駐車マナー”警鐘 KISS OF LIFE日本ツアー完走ライブでもカバー披露

青森市のコンサートホール「リンクステーションホール青森」が、人気シンガーソングライターあいみょんさんの公演を前に、来場者に対して違法駐車や近隣への無断駐車をしないよう呼びかけています。
同ホール周辺では、人気アーティストの公演日には交通混雑が予想されるため、主催者と会場側は事前に注意喚起を行い、公共交通機関の利用や、指定駐車場の利用をお願いしています。

一方、K-POPガールズグループKISS OF LIFEが日本デビュー記念ツアー「KISS OF LIFE Japan Debut Tour [Lucky Day]」を完走し、そのステージではあいみょんさんの楽曲カバーも披露され、日韓をまたいだ音楽のつながりが話題になっています。

リンクステーションホール青森、あいみょん公演で“マナー徹底”を呼びかけ

リンクステーションホール青森で行われるあいみょんコンサートは、多くのファンが来場すると見込まれており、開場時間前後の混雑が予想されています。会場周辺には住宅地や商業施設も多く、過去には他公演で路上駐車や近隣店舗への無断駐車が問題になったことから、今回は早い段階で公式に注意喚起が行われています。

呼びかけの主な内容は、次のようなポイントです。

  • 会場周辺道路への路上駐車をしないこと
  • 許可のない民家・店舗・月極駐車場などへの無断駐車をしないこと
  • できるだけ公共交通機関やシャトルバスを利用すること
  • 車で来場する場合は、指定駐車場やコインパーキングを利用すること

ホール側は、「近隣の方々の理解や協力があってコンサートが成り立っている」という姿勢を示し、ファンに対しても「応援するアーティストの名に恥じない行動を」と、やわらかくも丁寧なマナー徹底を求めています。

人気アーティストの公演では、会場内の雰囲気だけでなく、会場外でのファンの行動も注目されるようになりました。特にSNS時代のいま、違法駐車の様子が写真付きで拡散されてしまうこともあり、アーティスト本人のイメージや、今後の公演開催にも影響が出かねません。
その意味でも、今回のリンクステーションホール青森の早めの呼びかけは、地元とファン、そしてアーティストの三者が気持ちよく公演当日を迎えるための、重要な一歩と言えそうです。

KISS OF LIFE、日本デビューツアー「Lucky Day」を完走

そんな中、K-POPの4人組ガールズグループKISS OF LIFEが、日本1stミニアルバム『TOKYO MISSION START』を引っさげた日本デビューツアー「KISS OF LIFE Japan Debut Tour [Lucky Day]」を無事完走しました。

ツアーは、

  • 12月10日 福岡・福岡サンパレスホール
  • 12月11日 大阪・グランキューブ大阪
  • 12月12日 大阪・グランキューブ大阪(2日目)
  • 12月16日 東京・東京ガーデンシアター(ファイナル)

という日程で行われ、各地の会場で多くのファンを沸かせました。
メンバーはジュリー(JULIE)、ナッティ(NATTY)、ベル(BELLE)、ハヌル(HANEUL)の4人で、多国籍編成ならではの多彩な魅力と、高い歌唱力・ダンススキルが注目されています。

ステージは日本デビュー曲「Lucky」で幕を開け、会場は早くも大歓声に包まれました。ヒップホップ色の強い楽曲からエモーショナルなバラードまで、メリハリのある構成で観客を引き込み、ツアータイトルどおり「Lucky Day」を体感させる内容だったといいます。

ソロコーナーであいみょん「愛を伝えたいだとか」をカバー

ツアー後半の大きな見どころとなったのが、メンバーそれぞれが日本の楽曲を披露するソロ・カバーステージでした。
中でも注目を集めたのが、メンバー・ハヌル(HANEUL)によるあいみょん「愛を伝えたいだとか」のカバーです。

ハヌルさんはアコースティックギターを手に、シンプルな編成で弾き語りスタイルのパフォーマンスを披露。
原曲の持つ、少し切なくて等身大のラブソングという世界観を大切にしながらも、英語・韓国語での活動で培った表現力を織り交ぜて歌い上げ、会場からは大きな拍手と歓声が送られました。

ソロコーナーではほかにも、藤井 風「満ちてゆく」(ベル)、DOUBLE「Destiny」(ナッティ)、Vaundy「東京フラッシュ」(ジュリー)など、日本で人気のアーティストたちの楽曲が次々と披露され、KISS OF LIFEの“J-POP愛”が伝わる構成となっていました。

日本の観客を魅了した歌とダンス、そして“日本愛”

KISS OF LIFEのライブは、パワフルなハイトーンボイスとキレのあるダンスパフォーマンスが大きな魅力とされています。
今回の日本ツアーでも、その実力は存分に発揮され、特に東京ガーデンシアターでのファイナル公演では、会場が一体となる熱量の高いライブとなりました。

MCでは、日本語や韓国語を交えながら、「きょうは本当に特別な日です」「エネルギーが爆発しています!」といったメッセージをファンに伝え、メンバー同士も「ヤバい!」と興奮を隠せない様子でステージを楽しんでいたと報じられています。

本編終盤の「No One But Us」では、メンバーが客席通路に降りてファンとハイタッチを交わしたり、肩を組んだりと、距離の近いパフォーマンスも行われました。
アンコールでは「Live, Love, Laugh」「Bye My Neverland」「Back to Me」などを披露し、「KISSY(ファンの呼称)、愛してる!」「また戻ってきます!」と日本のファンへ感謝の言葉を何度も伝えながら、ツアーの幕を下ろしました。

あいみょんの楽曲がつなぐ、日本と海外のファン

今回のニュースでは、

  • 青森でのあいみょんコンサートに向けた、会場周辺のマナー徹底の呼びかけ
  • KISS OF LIFEの日本ツアーで披露された、あいみょん「愛を伝えたいだとか」カバー

という、異なるトピックに共通してあいみょんさんの存在が浮かび上がっています。

リンクステーションホール青森での公演準備は、地元住民の暮らしを守りつつ、ファンに安心してライブを楽しんでもらうための重要な取り組みです。
その一方で、KISS OF LIFEのステージでは、海外アーティストが日本語であいみょんさんの楽曲を歌うことで、言葉や国境を超えた音楽のつながりが生まれています。

好きなアーティストを応援する気持ちを、会場の中では大きな歓声や拍手で、会場の外ではマナーを守る行動で表現していくことが、これからのライブカルチャーにはますます大切になってきそうです。
あいみょんさんの歌をきっかけに、そしてKISS OF LIFEのカバーを通じて、日本と世界のファンが同じ曲を口ずさみながら、音楽を共有する機会は今後も広がっていくでしょう。

参考元