aespa「きのこ雲ランプ騒動」で紅白出場に賛否、署名14万超もNHK「変更なし」 一方「ラーメン広告」1億再生で人気継続
aespaの紅白歌合戦出場をめぐる「きのこ雲ランプ」騒動が、大きな注目を集めています。2022年にメンバーが投稿したランプの写真が原爆のきのこ雲を連想させるとして、反対署名が14万筆を超えましたが、NHKは出場予定に変更はないとしています。一方で、農心のラーメン広告が1億回再生を突破するなど、グループの人気は衰えていません。このニュースを、わかりやすくお伝えします。
騒動の発端:2022年のランプ投稿が再燃
aespaは、韓国発の人気ガールズグループで、カリナ、ジゼル、ニンニン、ウィンターの4人で活動しています。今年、第76回NHK紅白歌合戦への初出場が発表され、ファンの間で喜びの声が広がりました。しかし、その発表をきっかけに、過去のSNS投稿が問題視されるようになりました。
問題の投稿は、2022年に中国人メンバーのニンニンがファン向けアプリ「Bubble」にアップしたものです。「かわいいライトを買ったよ」とのキャプションとともに掲載された写真には、卓上ランプが写っていました。このランプの形状が、原子爆弾爆発時のきのこ雲を思わせるものでした。当時は大きな騒ぎになりませんでしたが、紅白出場決定後、SNSで再び注目を集め、一部で「原爆を軽視している」との批判が相次ぎました。
このような過去の投稿が、なぜ今になって問題になったのでしょうか。紅白歌合戦は日本を代表する年末の国民的イベントで、出場者は慎重に選ばれます。歴史的な感度が高い番組だけに、こうした投稿が「不適切」と感じる人が多かったのです。投稿当時はただの可愛いランプとして受け止められていましたが、紅白の文脈で再解釈された形です。
反対署名が急増:14万筆超の声
批判の高まりを受け、オンライン署名サイト「Change.org」で「aespaの紅白出場停止を求めます」というキャンペーンが立ち上がりました。この署名は、紅白出場発表直後から急速に賛同者を集め、12月24日時点で14万筆を超えました。署名者は「日本の文化と歴史に対する理解を深めてほしい」と訴えています。
署名活動の呼びかけ人は、署名提出を試みたもののNHKから拒否されたとSNSで公表。さらには記者会見やデモ行進の検討まで言及し、ネットを超えた動きに発展しつつあります。この数字は、単なる一過性の炎上ではなく、多くの人が真剣に考えていることを示しています。
- 署名数は当初10万筆を超え、12月現在で14万筆以上に
- 内容:aespaの出場停止を求め、歴史認識の再考を促す
- 提出拒否の報告:NHKが受け取りを拒んだとの声
NHKの対応:署名受領も「出場予定に変更なし」
騒動が拡大する中、NHKは定例会見で明確な見解を示しました。山名啓雄メディア総局長は、「原爆を揶揄する意図はなかったと確認している。出場予定に変更はない」と述べました。また、別の報道では「署名を受領しました」との対応変更も報じられていますが、紅白出場自体への影響はありません。
NHKの判断基準は、今年の活躍、世論の支持、番組の企画演出の適合性を総合的に考慮したものです。所属事務所に確認したところ、投稿に悪意はなかったとの回答を得ており、それに基づいて決定したそうです。国会でもこの問題が取り上げられ、総務大臣やNHK会長が質疑に応じましたが、やはり「変更なし」の方針が確認されました。
一方で、タレントのフィフィさんはSNSで、「公共放送としてどうなのか。大伯母が被爆者の司会・綾瀬はるかさんとの共演に疑問」と投稿し、議論を呼んでいます。NHKの姿勢に疑問を呈する声は根強く、紅白放送直前まで注目が集まりそうです。
賛否両論の背景:公共放送の責任とは
この騒動で、ネット上では賛否が大きく分かれています。反対派は「原爆の記憶を軽んじる行為は許せない」と主張。一方、賛成派は「投稿時の意図がなかったこと、aespaの音楽活動を評価すべき」と反論しています。NHKが「問題なし」と判断したことで、さらに議論が深まっています。
紅白の出場者は、過去の言動も含めて総合的に見られる時代です。aespaはK-POPのトップグループとして日本で人気ですが、こうした文化的な感度が問われるケースが増えています。視聴者一人ひとりが、大みそかのステージをどう見るかは、各々の判断に委ねられます。
一方で輝く人気:農心ラーメン広告が1億回再生突破
騒動の一方で、aespaの魅力が改めて注目されています。特に、カリナさんがラーメンを食べる農心の広告が大反響を呼び、再生回数が1億回を突破しました。自然な表情と可愛らしさがファンを魅了し、グループのグローバルな人気を証明しています。[ニュース内容2]
この広告は、aespaの親しみやすい一面を象徴。紅白ではどんな曲を披露するのか、歌詞にも注目が集まっています。騒動をよそに、音楽面での活躍が続いているのです。[ニュース内容1]
紅白出場曲と今後の注目点
aespaの紅白出場曲については、歌詞に賛否があるとの声もありますが、詳細はまだ明らかになっていません。NHKの判断通り出場が強行されれば、ステージ上でどんなパフォーマンスを見せるか、視聴者の反応が気になります。[ニュース内容1][ニュース内容3]
この騒動は、K-POPアーティストの日本活動における文化摩擦を浮き彫りにしました。aespaのメンバーたちは、投稿の意図を否定していますが、今後さらに丁寧なコミュニケーションが求められるでしょう。年末の華やかな紅白で、どんな化学反応が生まれるのか、楽しみに待ちたいですね。
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