Adoが「おどるポンポコリン」で『ちびまる子ちゃん』新OP担当へ 6年8ヶ月ぶりのバトンに注目

国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』のオープニング主題歌「おどるポンポコリン」を、新たにAdoさんが歌うことが発表されました。フジテレビ系で放送されている同作のOP主題歌の歌唱アーティスト変更は、前任のももいろクローバーZから6年8ヶ月ぶりとなり、大きな話題を呼んでいます。

新オープニングは、アニメ化35周年を締めくくる節目の放送回となる12月28日(日)のオンエアからスタートし、Adoさんの歌う新たな「おどるポンポコリン」が日本中のお茶の間に流れます。

Adoが『ちびまる子ちゃん』OP主題歌を担当することになった背景

『ちびまる子ちゃん』は、1990年のテレビアニメ放送開始以来、幅広い世代に愛されてきた国民的作品です。そのオープニング主題歌「おどるポンポコリン」は、B.B.クィーンズによるオリジナル版が社会現象的な大ヒットとなり、その後もさまざまなアーティストによってカバーされてきました。

これまでに、

  • B.B.クィーンズ(オリジナル)
  • ManaKana & 泉谷しげる
  • 木村カエラ
  • E-girls
  • ゴールデンボンバー
  • ももいろクローバーZ

といったアーティストたちが歌い継いできた「おどるポンポコリン」。今回、そのバトンを新世代の人気歌い手・Adoさんが受け取ることになりました。

フジテレビおよび作品側は、アニメ化35周年という大きな節目に合わせて、作品をさらに盛り上げる存在としてAdoさんを起用。Adoさんのパワフルな歌声幅広い表現力が、「おどるポンポコリン」に新たな息吹を吹き込むことが期待されています。

12月28日(日)から新OPスタート 楽曲配信は12月29日(月)0:00から

新オープニング主題歌としてのオンエア開始日は、12月28日(日)の放送回から。フジテレビ系で毎週日曜18:00から放送されている『ちびまる子ちゃん』の中で、Adoさんバージョンの「おどるポンポコリン」が初披露されます。

さらに、Adoさんが歌う「おどるポンポコリン」は、テレビ放送に続き、12月29日(月)0:00(=12月28日24:00)から、各配信サイトにて音源配信がスタートします。テレビで聴いて気になった方は、翌日からすぐにフル尺を楽しむことができます。

配信リリースとしての「おどるポンポコリン」は、Adoさんの新たな代表曲の一つになることが予想されており、音楽ファンとアニメファンの双方から注目が集まっています。

Adoが明かす「おどるポンポコリン」への思い

Adoさんは、公式コメントの中で、『ちびまる子ちゃん』と「おどるポンポコリン」への強い愛着を語っています。Adoさん自身、幼い頃から『ちびまる子ちゃん』を見て育ち、大好きな作品であり楽曲であることを明かしています。

コメントでは、「大好きな『ちびまる子ちゃん』、しかも『おどるポンポコリン』を歌うことができて、本当に嬉しい」「子どもの頃から見てきた作品の歌を、大人になった今歌えるのが幸せ」といった、喜びにあふれた言葉が並んでいます。

また、歌唱にあたっては、

  • さくらももこさんの描く世界観の「楽しさ」や「まる子らしさ」
  • 歌詞に込められたユーモア
  • 「まさにピーヒャラピーヒャラな感じ」のにぎやかさ

を、自身の歌声でどう表現するかを大切にしたと語っています。

さらに、オリジナル版を歌ったB.B.クィーンズへのリスペクトも明言しており、「誰かにとって懐かしさを感じてもらえるような『おどるポンポコリン』にしたい」という思いを込めて収録に臨んだとのことです。

ヒャダインによるアレンジで生まれ変わる「おどるポンポコリン」

今回のAdo版「おどるポンポコリン」は、作曲家・アーティストとして知られるヒャダインさんがアレンジを担当しています。

ヒャダインさんのアレンジは、オリジナルが持っている遊び心ポップさを受け継ぎつつ、現代的でリズミカルなサウンドへとブラッシュアップされたものになっていると紹介されています。

報道によると、Adoさんはこのアレンジを楽しむように歌っているとのことで、

  • これまでの歴代バージョンとはひと味違う仕上がり
  • Adoさんの“新境地”とも言える表現
  • 聴いた人の心を自然と弾ませるポップな世界観

が特徴とされています。

「おどるポンポコリン」という楽曲が持つ懐かしさに、Adoさんの力強く深みのあるボーカルと、ヒャダインさんの軽快なアレンジが融合することで、世代を超えて楽しめる新たな“国民的ソング”としてよみがえることになりそうです。

新オープニング映像にはアニメ化されたAdoが登場

今回のOP変更では、楽曲だけでなく映像も一新されます。新オープニング映像のコンセプトは「ビート」。Adoさんのライブステージをイメージした、リズミカルでにぎやかな演出が盛り込まれていると報じられています。

特に注目されているのは、アニメキャラクターとなったAdoさんが映像に登場する点です。

新OP映像では、

  • ステージ上で歌うAdoさん(アニメキャラ化)
  • まる子をはじめとするいつものクラスメイト・家族たち
  • おなじみの町並みを舞台にした、楽しく動き回るキャラクターたち

がビートに合わせて次々と登場し、Adoさんとまる子たちの夢の共演が描かれます。

ファンにとっては、

  • 「Adoファン」から見れば、憧れの歌い手がアニメキャラクターとして活躍する特別な映像
  • 「ちびまる子ちゃんファン」から見れば、作品世界に新しい友だちが増えたようなワクワク感

が味わえるオープニングとなりそうです。

ももいろクローバーZからAdoへ 6年8ヶ月ぶりのバトンタッチ

これまで「おどるポンポコリン」の歌唱を担当してきたのは、人気アイドルグループのももいろクローバーZでした。彼女たちは、2019年4月からオープニング主題歌を担当し、元気いっぱいの歌声で作品を盛り上げてきました。

今回の変更は、それ以来約6年8ヶ月ぶりの歌い手交代となります。

長く親しまれてきたももクロ版からAdo版へと変わることで、

  • 楽曲の持つ雰囲気の違い
  • 歌声のキャラクターの変化
  • オープニング映像の演出の違い

など、さまざまな“聞き比べ・見比べ”の楽しみも生まれます。

一方で、ベースとなる楽曲「おどるポンポコリン」は変わらないため、

  • 昔からの視聴者にとっては、歌い手が変わってもどこかホッとする懐かしさ
  • 新しい世代の視聴者にとっては、Adoさんの歌声を通して作品に親しむきっかけ

となることが期待されています。

35周年を締めくくり、36年目へと続く『ちびまる子ちゃん』

『ちびまる子ちゃん』は、さくらももこさん原作の同名漫画をもとにしたアニメとして、1990年の放送開始から長年愛され続けてきました。2026年1月には、アニメ化から36年目に突入します。

今回のAdoさん起用は、2025年まで続いてきたアニメ化35周年を締めくくる最後の放送回での大きなトピックとなります。

制作側も、「35周年を締めくくる回で『おどるポンポコリン』の歌い手がAdoさんへとバトンタッチされる」とコメントしており、

  • 作品の長い歴史
  • これまで主題歌を彩ってきた多くのアーティスト
  • 新たな世代へと続いていく『ちびまる子ちゃん』のこれから

を象徴するような出来事として、今回の主題歌変更を位置づけています。

視聴者にとっては、

  • これまでの『ちびまる子ちゃん』を振り返りつつ
  • 新しいOPとともに、36年目を迎える作品の未来に期待を膨らませる

きっかけにもなりそうです。

「おどるポンポコリン」がこれからもつなぐ“懐かしさ”と“新しさ”

「おどるポンポコリン」は、30年以上にわたって日本中で親しまれてきた名曲です。子どもの頃にテレビで聴いた人が大人になり、今度は自分の子どもと一緒に口ずさむ──そうした世代をまたぐ歌になっています。

今回、Adoさんという新しい世代を代表する存在が歌い手を務めることで、

  • 昔からのファンにとっては「懐かしい曲が、また新しい形でよみがえった」という喜び
  • 今の子どもたちにとっては「最初に出会う『おどるポンポコリン』がAdo版」という新鮮な体験

が生まれます。

さくらももこさんの世界観と、「ピーヒャラピーヒャラ」という印象的なフレーズを持つ歌詞はそのままに、Adoさんの歌声とヒャダインさんのアレンジが加わることで、「おどるポンポコリン」はこれからも長く、多くの人の心を躍らせる楽曲として歌い継がれていくことでしょう。

12月28日(日)の放送では、ぜひテレビの前で新しいオープニング映像とともに、Adoさん版「おどるポンポコリン」をじっくり味わってみてください。そして、気に入った方は、翌12月29日(月)0:00から始まる配信で、フルバージョンを楽しんでみてはいかがでしょうか。

参考元