2PM・ジュノ主演『テプン商事』が12月ドラマブランド評判1位を獲得!キム・ミンハとの深い信頼関係が作品の魅力を引き出す

韓国の人気ボーイズグループ2PMのメンバー・ジュノが主演を務めるtvN週末ドラマ『テプン商事』が、放送終了後も驚異的な人気を保ち続けています。11月30日に最終話を迎えたばかりのこのドラマが、12月のドラマブランド評判で堂々の1位に輝きました。Netflixでの全世界同時配信も話題を呼び、日本を含む多くの国で視聴者の心を掴んでいます。

ジュノの演技が光る『テプン商事』とは

『テプン商事』は、1997年のアジア通貨危機(IMF危機)を舞台にした感動的なドラマです。主人公のカン・テプンは、狎鴎亭(アックジョン)で遊び人として自由奔放に生活していた26歳の青年。ナイトクラブと花園を行き来する二重生活を送っていた彼ですが、父親の急逝によって一夜にして創業26年の貿易会社「テプン商事」の二代目社長を任されてしまいます。

経営難に陥った会社を立て直すため、何の経営知識も持たない新米社長は、社員たちと共に困難に立ち向かっていきます。物語は単なるサクセスストーリーではなく、逆境のなかでも誠実さと笑顔だけを武器に、懸命に生きる主人公の姿と、彼を支える人々の絆が描かれます。時代に押し流される若者の等身大の痛みや成長、人と人が支え合いながら再び立ち上がる力が、視聴者の心に深く響いているのです。

ジュノとキム・ミンハの絆が作品を輝かせる

このドラマで最も注目されるのが、ジュノと共演する女優キム・ミンハとの関係です。キム・ミンハは、ドラマ内で完璧主義なエース社員を演じており、ポンコツな新米社長・ジュノとの掛け合いが見どころの一つとなっています。

キム・ミンハはジュノに対して深い信頼を寄せており、その信頼関係が画面を通じて伝わってくると話題になっています。特に注目を集めているのが、二人の間に生まれたキスシーンについてです。キム・ミンハは「ジュノを深く信頼しているため、キスシーンもリラックスした気持ちで撮影できた」とコメントしており、俳優同士の信頼がどれほど重要であるかを示しています。

ドラマ内での二人の関係は、恋愛というよりも同じ荒波を乗り越えようとする「同志」としての関係として描かれています。重い時代を生きる人々の「ささやかな希望」として、二人の間に生まれる信頼と絆が物語を照らしているのです。この微妙で深い感情表現が、視聴者から高く評価されています。

ジュノの熱演が視聴者を魅了

主演を務めるジュノの演技力も、このドラマの大きな魅力です。これまで『赤い袖先』『キング・ザ・ランド』などのヒット作に出演してきたジュノですが、『テプン商事』では理不尽な現実に立ち向かう青年を繊細な感情表現で体現しています。

真っすぐな眼差しや不器用な笑顔が、時代に押し流される若者の等身大の痛みを映し出すと評されており、多くの視聴者がジュノの演技に引き込まれています。ジュノ自身も、「ジュノを知らなかった人はファンになる」という評価を呼び起こすほどの熱演を披露しており、関係者からも絶賛されています。

ジュノは最終話での感想として、「『テプン商事』のカン・テプンとして生きた2025年は、個人的にも意味深い時間だった。家族との愛、友人との友情、大切な人との恋、同僚との絆、どんな逆境も連帯して乗り越えていけるという自信など、テプンを通じて多くのことを学んだ」とコメントしています。このように役と真摯に向き合う姿勢が、作品の質を高めているのです。

12月ドラマブランド評判1位獲得の背景

11月30日に放送を終えたばかりの『テプン商事』が、12月のドラマブランド評判で堂々の1位に輝いたというニュースは、業界でも驚きを持って迎えられています。2位には「親愛なるX」が続いており、『テプン商事』がいかに視聴者から支持されているかを物語っています。

この評判の高さの背景には、いくつかの要因があります。まず第一に、1997年のIMF危機という歴史的背景を丁寧に描き出したストーリーテリングです。ファッションや音楽なども細部までこだわり抜かれており、時代そのものがドラマの「もう1人の登場人物」として息づいているのです。

第二に、ジュノとキム・ミンハを筆頭とする出演者たちの熱演です。彼らはそれぞれの役に熱く没頭し、当時を生き抜いた人として過ごしたと語っており、その姿勢が画面を通じて伝わってきます。第三に、Netflixでの全世界同時配信により、日本を含む多くの国の視聴者にリーチしたことも大きな要因となっています。

視聴者へのメッセージと今後への期待

ジュノは最終話を迎えるにあたり、視聴者への想いを述べています。「大変な日々のなかでも強く信じる心ですべてのことに率直に臨むテプンの態度が、自分だけでなく今を生きるすべての皆さんに伝わることを願った」とジュノは語り、さらに「ときどき余裕がなくて休みたいときにテプンを思い出してほしい。我々は決して1人ではなく、必ずともにいる」という深いメッセージを残しています。

このメッセージが、令和の今を生きる視聴者たちの心に静かに響いているのです。経済の嵐に翻弄された人々の姿を通して、時代が変わっても決して色褪せない「人間の強さと優しさ」を描いた『テプン商事』は、単なるドラマを超えた社会的メッセージを持つ作品となっています。

放送終了後も勢いが衰えない『テプン商事』は、今後も多くの視聴者の心に留まり続けるであろう傑作ドラマとして、韓国ドラマ史に刻まれていくことは間違いありません。ジュノの熱演とキム・ミンハとの深い信頼関係が生み出した化学反応は、時代を超えて視聴者に愛され続けるでしょう。

おわりに

『テプン商事』の12月ドラマブランド評判1位獲得は、単なる数字の成功ではなく、ドラマが視聴者の心に確かに届いたことの証です。ジュノの繊細で熱い演技、キム・ミンハとの信頼に満ちた関係、1997年という時代背景への丁寧なアプローチが、すべて合致することで生み出された傑作です。今後ジュノがどのような作品に挑戦していくのか、業界はもちろん視聴者たちも大きな期待を寄せています。

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