『ウマ娘』ファインモーションのシナリオ&ボイス調整――「アイルランドの王族」表現を変更
『ウマ娘 プリティーダービー』は、実在する競走馬をモチーフにしたキャラクターたちが活躍するクロスメディアプロジェクトで、2021年2月に正式サービスを開始しました。ゲームではプレイヤーがトレーナーとなってウマ娘たちを育成し、彼女たちがレースに挑む様子が描かれています。
2025年10月10日、開発元のCygamesは『ウマ娘 プリティーダービー』において、ファインモーションに関連する一部のシナリオやボイスを調整するアップデートを実施しました。この調整は、ファインモーションが「(実際には共和国である)アイルランドの王族」であるかのように捉えられる表現が含まれていたため行われました。
### 調整の理由と内容
ファインモーションは、実在する競走馬をモチーフにしたキャラクターで、アイルランドからやってきた留学生という設定です。彼女は「殿下」と呼ばれる場面もあり、高貴なる出自を匂わせていますが、実際には「王族」ではなく「王族の末裔」という設定が正しくなっていました。
この調整により、ファインモーションが「アイルランドの王族」の末裔ではなく、「ある国の王族の末裔」という表現に変更されました。具体的には、ウマ娘ストーリーの第1話で「ファインモーション殿下は、我らが王家に連なる方。万が一にも御身を危険に晒すわけには参りませんので。」というセリフが、「ファインモーション殿下は、さる国の王家の血脈を継ぐお方。現在、一族の方々はみなアイルランドに定住されており──」へと改訂されました。
### 影響と反応
この調整は、ファインモーションの育成イベントやサポートカードのイベントなど、ゲーム内の多くのシナリオやボイスに及んでいます。しかし、育成イベントの効果には影響がないため、ゲームの性能面においては何らかの変化はありません。
ファンからは、グローバル版リリースに伴う配慮や、殿下呼びが変わらないことに安堵している声が上がっています。
### 結論
今回の調整は、ファインモーションの設定をより正確に描写するためのもので、彼女のキャラクター性や人気には影響しそうにありません。ファインモーションはこれまでと変わらず、ラーメン好きで好奇心旺盛な性格を持ち続けます。『ウマ娘』のファンには、ファインモーションが引き続き活躍する姿を期待しつつ、ゲームの新たな展開を見守ってみてはいかがでしょうか。